不人気と言われる営業職だけど、私が営業を好きな理由
ちょっと昔話。
就職活動の職種で、営業職を選んだ私。
母は猛反対した。
『営業って、会社で働く従業員のお金を稼いでくる仕事なんだよ?よそ様からお金をいただくってどういうことかわかってる?営業なんて大変な職種だからやめなさい。お父さんも営業してて、結局違う職種に変わったんだから』
スーツを着て仕事をしたいと思っていた私にとって、営業という仕事は、スーツ着てカッコいい、色んな人と話せて楽しそう、それだけの理由で営業の道に進んだ。
営業から違う職種に変わった父は
『営業職を希望してるのか?営業はなぁ、楽だぞ。外に出てサボれるからな。ははは〜笑。』
何を言ってんだと働く前の私は思ったけれど、今なら『うん、確かに』と大きく頷く。うんうん。
労働者の中で、営業職の人は、1割を切っているそう。そんなに不人気なのか……。
営業ができたら、どこの会社でも雇ってもらえると先輩に言われ、本当かなぁって半信半疑だったけど、転職した今、私の仕事は営業。(結局、営業やってるんかい!ってアチコチで言われた)
ジャケットを羽織って、色んな業界の人と話せて楽しい。でも、母の言うとおり、よそ様からお金をもらうって大変なこと。
お金くださーいと集金営業だけはイヤで、お客さんに喜んでもらうための付加価値を考えた。飛び込み営業でも、真摯に向き合って、何度も何度も足を運び、話を聴くことで仲良くなっていく。そうすると自然と次の一手が見えてきて、お客さんも気持ちよくお金を出してくれる。
何度も足を運ぶから見えてくるもの、あるだろ?
足を運んでなかったら見えなかっただろう景色もたくさんある。今はインターネットでちょこちょこっと調べたら、たくさんの答えが出てくる。でも、人の心の中はインターネットでは教えてくれない。
人の心を動かすのは、人なんだ。
そのためには対話を重ねること。
対話を重ねた先にあるのは、お金ではなく、わくわくする面白い人生なんだ。
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