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メジャーリーグ(ワシントン・ナショナルズ)について書いていくつもりです。よろしくお願い…

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メジャーリーグ(ワシントン・ナショナルズ)について書いていくつもりです。よろしくお願いします。

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  • MLB30球団ファン合同note

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    MLB30球団のファンのnoteが集まる場所です。各球団のファンがそれぞれのペース、それぞれのスタイルでMLBに関するnoteを更新していきます。

最近の記事

【WSH】2024年戦力分析&展望

こんにちは。WSH担当のハーパーです。 いよいよ開幕戦前日となりました。今回は2024年のナショナルズの戦力分析及び展望を書いていきたいと思います。 *選手名横の成績は2023年シーズンのものです。 打線昨季は本塁打数が両リーグワースト2位と長打力不足が深刻でした。そこでオフにはジョーイ・ギャロ&エディ・ロザリオという昨季20本塁打以上を記録したベテラン打者を獲得に成功。スタメン9人中7名が昨季のOPS.700超えと、打線は1年前よりも改善されています。(昨年の開幕オーダ

    • 【WSH】エディ・ロザリオとマイナー契約

      こんばんは。 春季トレーニングが開幕しましたが、このタイミングでまさかの補強が来ました。 米国時間6日、ナショナルズがベテラン外野手、エディ・ロザリオとマイナー契約で合意したと報じられました。身体検査を経てオフィシャルとなる見込みで、インセンティブ込みで最大400万ドルになるとのことです。 32歳のロザリオはMLB通算159本塁打と強打を誇る左打ちの外野手です。昨季はブレーブスで142試合に出場して打率.255・21本塁打・OPS.755をマーク。守備でもLFとしてDRS

      • 【WSH】マイナー契約で2投手を補強

        ナショナルズがマイナー契約でベテラン投手2名を補強しました。 1人目はリリーフ左腕のリチャード・ブレイアーです。4月に37歳を迎えるベテランで、MLB通算8シーズンで防御率3.35と実績は十分です。昨季は27登板/防御率5.28と不調で8月にDFAされてしまいましたが、20-22年は計144登板/防御率3.09と安定した投球を見せていたので、まだ戦力になる可能性はあると見ています。 現時点ですでにブルペンの頭数は埋まっていますが、左腕のホセ・フェレールとロベルト・ガルシア

        • 【WSH】ジョーイ・ギャロと契約へ

          ナショナルズがジョーイ・ギャロと1年500万ドル+インセンティブ100万ドルで契約間近だと報じられました。 これによりナショナルズは、課題であった左のパワーバットの補強に成功しました。来季は一塁もしくはレフトのレギュラーとしての起用が目されています。 ギャロは来季30歳。三振、四球、本塁打の権化のようなパワーヒッターです。2017~18年には2年続けて40本塁打をマーク。MLB通算198本塁打と実績は十分です。しかし、近年は低迷気味で、ここ4シーズンは続けて打率1割台に落

        【WSH】2024年戦力分析&展望

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          今こそ山本浩二さんを救いたい

          皆様あけましておめでとうございます。2023年は野球界が盛り上がった年でした。WBCで侍ジャパンが優勝。大晦日には6時間超のWBC特番が組まれましたね。そんな今こそ第3回WBC日本代表監督を務めた山本浩二さんを救いたいと思い、本noteを執筆しました。 就任の背景まず、歴代WBCの軌跡を整理したいと思います。05年の第1回は王貞治氏が指揮を執り優勝、09年の第2回は原辰徳氏が監督を務めて優勝。二大会ともに日本が優勝しており、三連覇がかかる中での就任でした。 当時の記憶とし

          今こそ山本浩二さんを救いたい

          【WSH】今オフ狙うべき選手【先発編】

          大谷翔平の衝撃的なドジャース入りが決定するなど、FA市場も本格化してきました。投手市場では、大谷に加えてエドゥアルド・ロドリゲス、中堅どころだとセス・ルーゴやベン・ライブリーなども決まっており、そろそろナショナルズの投手補強にも動きがあってよいのではないかと思います。 そこで、今回は以前のnoteで書いたオフシーズンの補強ポイントについて、個人的にナショナルズに狙ってほしい、獲得してほしい選手を紹介したいと思います。まだお読みになっていない方は以下からご覧ください。 今オ

          【WSH】今オフ狙うべき選手【先発編】

          【WSH】ディラン・フローロと契約

          現地時間12日、ナショナルズがリリーフ右腕ディラン・フローロとの契約を発表しました。ケン・ローゼンタール記者によると、契約は1年225万ドル+インセンティブとのことです。昨季両リーグワーストのチーム救援FIP4.95、同3位の防御率5.02と課題であったリリーフ投手の補強に成功しました。 フローロは来季33歳を迎えるベテラン右腕で、コロナで短縮された20年シーズンを除くと、18年から昨季まで続けて50試合以上に登板し、その期間で防御率3.23をマークしています。昨季は62試

          【WSH】ディラン・フローロと契約

          【WSH】一夜で三選手を補強

          ウィンターミーティングが始まり、FA市場も活発になってきました。ナショナルズは現地6日にニック・センゼル、ナシム・ヌネス、フアン・イェペスの補強が報じられました。一つずつ整理していきます。 ①ニック・センゼルと契約へ有力記者のジョン・ヘイマン氏が、ニック・センゼルが1年200万ドル+インセンティブ100万ドルでナショナルズと契約間近であると報じました。古巣復帰も噂されていたジェイマー・キャンデラリオのレッズ入り速報から2分後の投稿であり、ナショナルズの迅速なムーブがよく分か

          【WSH】一夜で三選手を補強

          【WSH】オフシーズン展望と補強ポイント

          2023年のMLBはテキサス・レンジャースが世界一を達成。個人では、大谷翔平がMLB史上初となる2度目の満票MVPを達成し話題になりました。今オフFAを迎える大谷は市場の目玉選手として注目を浴びています。 さて、ワシントン・ナショナルズは71勝91敗でシーズン完走。世界一になった翌年の2020年から、4シーズン連続となる地区最下位に沈みました。しかし、若手選手が順調に育ちつつあり、昨季よりも16勝アップ。再建期も終わりが見え始めました。 そこで、今回はナショナルズのオフシ

          【WSH】オフシーズン展望と補強ポイント

          【WSH】D.スミスをノンテンダー

          現地時間16日、ナショナルズが今季正一塁手として起用されていたドミニク・スミスと来季契約を結ばない(ノンテンダーにする)とマーク・ザッカーマン記者が報じました。 これにより、ナショナルズは一塁手をFA市場から補強する見込みです。今季フルタイムで指名打者ジョーイ・メネセスを一塁で起用するプランも考えられますが、誰かしら補強すると見られています。 28歳のスミスは今オフに加入すると153試合に出場して打率.254・12本塁打・OPS.692・fをマーク。華麗な一塁守備とリーダ

          【WSH】D.スミスをノンテンダー

          もう少しでトップ100プロスペクト【50選】

          *選考基準はMLB公式&BAのトップ100に入っていない選手 *今季のパフォーマンスをベースに、「個人的にトップ100に入れたい!」、もしくは「来季以降のトップ100入りに期待したい」選手 *私見100%で選んでいるのであしからず *更新予定日にBAのリストが更新されてTyler LocklearとJairo Iriarteがトップ100入りしてしまいましたが、そのまま更新しています。 1.Dylan Beavers OF BAL 22年ドラフト全体33位指名。パワーとス

          もう少しでトップ100プロスペクト【50選】

          【WSH】なぜカイル・フィネガンは防御率0点台のピッチャーになれたのか?

          カイル・フィネガンの圧倒的な投球が続いています。4月終了時点では11試合に登板して防御率7.20でしたが、5月以降は復調し、6月以降は29イニングで防御率0.93と凄まじい投球内容となっています。なぜフィネガンの成績はここまで好転したのでしょうか。 スライダーを切り、スプリット主体へ理由として、投球配分の変化が挙げられます。 フィネガンは速球を8割近く投じるパワーピッチャーで、第2球種にスライダーを使っていました。ですが、下の表を見ると、今季はシーズンを追うごとにスライダ

          【WSH】なぜカイル・フィネガンは防御率0点台のピッチャーになれたのか?

          【WSH】先発6人ローテ採用へ

          デーブ・マルティネス監督が先発ローテーションを6人で回すことを明言しました。 現在のパトリック・コービン、ジョザイア・グレイ、マッケンジー・ゴア、トレバー・ウィリアムズ、ジェーク・アービンの5人に、ホアン・アドンが加わります。 6人ローテの狙いマルティネス監督は6人ローテ採用について以下のようにコメントしています。 ざっくり意訳すると「先発投手に休養を与え、健康を維持するため」という側面が大きいようです。 現在のローテーションのうち、ゴアとアービンの2人は1年間ローテ

          【WSH】先発6人ローテ採用へ

          【WSH】プロスペクトランキング【2023夏】

          *FanGraphsのFV(Future Value)を参考に選手の将来的なスケール像を「20-80スケール」で表してランキングを作成しています。 *選手のポテンシャルと現在のスタッツをベースに選手の将来的な価値(≒WAR)を総合的に評価しています。 *選手成績は23年8月9日時点のものです。 FV601.ディラン・クルーズ OF 21歳/A 今年のドラフト全体2位指名。圧倒的な打撃力を有し、ブライス・ハーパー(現PHI)級の逸材と期待されています。大学3年間で146K/

          【WSH】プロスペクトランキング【2023夏】

          【WSH】ジェームズ・ウッドを推したい

          タイトルの通りです。今回はナショナルズの超有望株であるジェームズ・ウッドについて紹介したいと思います。 ウッドについてウッドは2021年ドラフト2巡目でパドレスから指名され、昨年夏のフアン・ソトのトレードでナショナルズに移籍してきた現在20歳のプロスペクトです。右投げ左打ち、198㎝/108㎏の大型5ツール外野手で、「左のアーロン・ジャッジ」と私は形容しています。 プロスペクトランキングではMLB公式が全体4位(ドラフト組未反映)、ベースボールアメリカも4位(ドラフト組反

          【WSH】ジェームズ・ウッドを推したい

          【WSH】トレードデッドライン振り返り

          トレードデッドラインが過ぎ、ナショナルズはジェイマー・キャンデラリオのトレード1件を成立させました。キャンデラリオをカブスに放出し、見返りとしてDJハーズ、ケビン・マダという2人のプロスペクトを手に入れました。キャンデラリオのトレードについては以下にまとめてあるので参考にしてください。 レイン・トーマスとカイル・フィネガンにもトレードの噂がありましたが、結局残留。ワシントンポストの記事にマイク・リゾーGMのコメントが載っていますが、いつくかの交渉はあったもののナショナルズ側

          【WSH】トレードデッドライン振り返り