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とりとめのない日記7

12月●日 寒い、寒すぎる
「焼きそば」

料理は得意では無いが、気が向くと作るほうである。
特に焼きそばは、私の定番メニューになっている。

--------------材料 (3食分くらい)-------------------------
キャベツ(カットキャベツ)100円位の1袋
もやし1袋
※豆苗をキャベツやもやし代わりに入れる事もあり
ソーセージ1袋(小さく切る)
焼きそば麺3玉
焼きそばについてる粉2袋
みりん適量
ケチャップ適量
お好み焼きソース適量
マヨネーズ適量

-------------あれば入れると美味しいもの-------------------
青のり 適量
桜エビ 適量
紅生姜 適量
天かす 気分で
かつお節 適量
--------------------------------------------------------------------
ポイントと言うほどのものでも無いが、フライパン入れる順番としては、麺、みりん、キャベツなどの野菜を入れ蒸す。
適当な所で、ソースやら調味料を入れて混ぜる。
あり物で作るので、油揚げをソーセージの代わりに入れたりする事もある。
料理はライブ感が楽しい。私は調味料などを計って入れないので味もまちまちでギャンブル性がある。それも良い。

このレシピに行き着くまでに、色々あった。

私が子どもの頃、親が作ってくれた焼きそばは、豚肉、野菜、焼きそば、焼きそばについている粉で作られていたと思う。

そこにみりんを入れるようになったのは、小学5年生の頃に行った家庭科の調理実習でのこと。

私の班は、男女5人グループで各々役割に分かれ焼きそばを作ることになった。
そこで1人の子が、当たり前にみりんを焼きそばの入ったフライパンに入れた。
グループの他のメンバーは気が付いていなかった。
私はその頃、料理をしたことがなかったし、みりん
と言う調味料自体も、そこで初めて見た。

出来上がった焼きそばを食べた。グループの皆が美味しい!と言った。
私もこんなに美味しい焼きそばが、この世にあるのか!と感動した。
こってりと甘く、大袈裟に言えば世界が広がった感じがした。

そして我が家の焼きそばも『みりん入り』を定着させた。

この事で初めて、他者と関わり、自分の中の世界が広がる体験を実感した瞬間だった。

その次に焼きそばの定番が変わったのは、20歳頃。
その当時の彼女が作ってくれた焼きそばが、なんだかとても美味しかった。
私はレシピを聞いた。
ケチャップとお好み焼きソースを少し足すと『屋台の味』になるそうだ。
その分、粉のソースは少なめにするのがコツ。

またしても私の焼きそばは、更新された。

きっとこれからも、私の焼きそばは更新される。誰かと関わった分だけ、私の『私だけの美味しい焼きそば』になっていく。

私が死ぬまでに、どのくらい変化するのだろうか。
いつか『最高に美味しい私だけの焼きそば』を大切な人に食べさせたいと思う。

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