大学受験　三男編

我が家の息子は

合理的なケチケチ長男
カリスマ性のあるイケイケ次男
そしてどこでも寝れる癒し系三男

こんなふうに寝るのが好きな三男

3人とも東京に大学から出ている
コロナ禍の不自由な
今の大学生には申し訳ないくらい
楽しんだはずだ
彼らは思い出がどんどん増えて
我が家は貯金がどんどん減った

さてここまで長男、次男編と
読んでくださったあなた

期待の三男
レッツゴー
三男は癒し系のイケメンだ
これまた産婦人科ですり替えられたと思う　

錦戸亮に似ていて
ママさん方にも人気だった
彼が奏でるビアノに癒やされていた

家の中でふと横を見ると
錦戸くんがいる
ドキッとしてしまう母だった

これが私ではない

そんな彼もなんとか次男と同じ大学に入れた

彼の場合は受験後についてお伝えしたい

おしゃれな
原宿を歩くだけでも　
おばさんは場違い
それなのにラフォーレとかに　
つきあわされる
そして買い物を終えるまで
佇む

これも私ではない

拷問だ
なぜおばさんが原宿？

田舎から東京の大学にいくには
服装に気合がいるという三男

だったら一人で買いに行けよー
本当に末っ子は甘えただ

まあ錦戸くんだから許す

いくつかのパターンを揃えてやった
散財だ
でもおしゃれな大学生活のためだ
私も甘い

これも私ではない

その後、その服を着て原宿を歩いたら
読者モデルにスカウトされたらしい
しかし怖くて断ったと
なにーおしかったなー

無職の我が家を養ってもらえたかもしれないのに

それから一年
さぞや垢抜けて
おしゃれな大学生になったかなと
ワクワクドキドキしながら
大学で待ち合わせた

そこには昔のままの
三男がいた

どうしたの？
おしゃれに暮らすんじゃなかったの？

そこまで全員おしゃれじゃなかったから
気にしないことにしたらしい

まあ土台は錦戸くんだから良しとしよう

これが私

洋服代
か、え、せ