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日々のよしなしごと

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雨

沖縄はずーっと雨が降り注いでいます。

呼吸する空気もそうだけど、この降り注ぐ水も、太古の昔からずっとずっとここにあり続け、これまで地球にいたあらゆる生き物の体を通り、これまで地球に繁茂したあらゆる植物と交換し、あらゆる岩石と土と砂に染み込み溶け出して地下水や川や海に流れ、海流をつくり、風となりまた天に昇り、地上に降るということを繰り返してきた、その同じ水。

アマゾンにも流れたことがあり、人間に

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風も薔薇も雪も

風も薔薇も雪も

沖縄は台風の影響でものすごい風が吹いています。空は雲に覆われてうっすらと暗い。雨が降ったり、止んだり。

さっき雨が一時的に止んでいる間に、ジムに行くために家を出ました。通り沿いの街路樹、雑草、そこかしこにある緑たちの上に雨のしずくが美しく透明に留まっていて、緑は風に揺られて世界に微笑みかけていました。

瞬間、わたしは何もかにも既にとっくにいつも常に愛されて見守られていることにいっぺんに気づき、

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最近のことなど

最近のことなど

2024年も、はや4ヶ月が、一年の3分の1が過ぎちゃいそうなんだって?!そして今日ATMで記帳したら、所得税が引かれてたぜ?聞いてないよ〜。オレの稼いだ金よ、よき民のために使われなさい〜と思ったけど、そもそも私のところにやって来たお金も、元はいろんな人たちが働いたりして生まれたお金でした。ありがとう。

さて、今年のpink cashmereさんですが、めちゃ忙しいです。なにせ週7日働いてますから

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えっと

えっと

どうでもよい話をします。あまりにもどうでもよいので、暇でヒマで仕方ない、かといって生産的な何かをしようとも思えない、そんなしょうもない人だけスクロールしてくださいね。それ以外のまともな方は、ここでさようなら。

この先に進むと決めたあなた。あなた様も、読んだあとで「くそ、ほんとにくだらねえ、ぴんくかしみあの奴一発なぐってやる」なんて思わないようにね。私は警告したよ。しましたよ。

んじゃ、どうぞ。

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今年を振り返る。そして次の年に向けて

今年を振り返る。そして次の年に向けて

先日、県外の友人たちとオンラインでちょっとした忘年会をした時に、「今年の前半と後半はどうだった?」という話題になったんです。

そう言われると、後半は最近のことなので鮮明ですが、案外、前半って何があったか忘れちゃってるものだなぁ、節目節目に記録に残しておくのは大事かもしれないと思ったので、noteに今年の振り返りを記しておくことにします🙂

振り返ってみると、今年の前半と後半では基調は変わらない

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とうもろこしと記憶

とうもろこしと記憶

フルーツコーンなるものを頂いた。
フルーツのように甘く、生のまま食べられるというトウモロコシ。

ひげがついたその穂は美しい緑色のグラデーションをしていて、皮を一枚一枚剥いていきながら(わあ、きれいね。美しいね!)と、とうもろこしに向かって心の中で語りかけていたら、やがて中からぴかぴかの白っぽい粒々がぎっしり詰まった実が現れた。

その実と出会った瞬間、彼(なぜか男のような気がした)の記憶の奥の奥

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命は自分のものではない

命は自分のものではない

台風9号が去ったと思ったら10号が近づいている。

9号が去って翌日、雨の止んだベランダに立ってみたら、町なかに住んでいるというのに、空気にはたっぷりと潮の香りが含まれていた。

嵐が海水を巻き上げて地上に降り注いだのだということが、潮の空気を吸い込んで肺の中から体感として伝わったとき、じぶんがこの地球の大いなる営みの中に編み込まれていること、遺伝子のずっとずっと奥にある祖先の記憶、海の中のいきも

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#ただの日記というか記録

#ただの日記というか記録

日記というよりちょっと前にあったことなのだが、忘れないうちに記録しておかないと少し勿体無い気がするので、とりあえずnoteに書いときます。予期せず長文になっちゃった。

ずっと昔、地球が巨大なシダ植物に覆われ、ジャングルを恐竜たちが闊歩していたころ、私はアメリカのど田舎で高校生をしておりました。

留学生だった私、もうすぐ日本に帰国という七夕の朝、当時死ぬほど大好きだったボーイフレンドが会いに来て

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不安なく、恐れずに待つことを学ぶために

不安なく、恐れずに待つことを学ぶために

"To learn to wait without anxiety, without fear, I acknowledge my memories here at this moment: I am sorry, forgive me, I love you, I am grateful."

〈不安なく、恐れずに待つことを学ぶために、今この瞬間にここにある自分の記憶を認めます。ごめんなさい、許

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音を観ずる

音を観ずる

先日「脳の配線が変わった実感」とつぶやいてから2日ほど経った辺りから、どわわ〜んん…と重苦しい感覚に襲われていた。視界が狭くなり、息がいっぱいに吸えないような。

なんだこれは?
と疑いながら1日半苦しみ、昨日の午前中に「抜けた」感。

今思えば、バックラッシュだったのだろうな〜。

新しい思考習慣が定着してきて、脳内の化学組成とかが変わってきて、それまでの状態に慣れている身体がそれに抵抗して出し

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赦しって

赦しって

昨日投稿したレッスン124を訳しながら、「あは〜、うふふ、そーだ。あー。」と感じることがあったので、思うことなど書き散らしてダッシュで逃げようと思います。

奇跡講座では、さんざん「赦す」という言葉が出てきますが、十数年前に生真面目に奇跡講座の学びをしていた(つもり)の当時から、この言葉に長いこと苦しめられてきました。

赦すとか、看過するとか、取消す?とか。「はあ?」って感じで。
赦せん!ギギギ

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私の癌が癒えた話

私の癌が癒えた話

以前からこの話を書こうかと考えつつ、迷いもあったのですが、先日、キャロルさんの奇跡講座レッスン136を訳していて、やはり少しだけ書いてみようと思いました。

この記事を読んでくださる方の中に、今現在、また過去にも癌の治療をしていて大変な思いをしている/いた方もいるかもしれません。
その方々には、こころより愛を送ります。私たち皆が、完全に癒やされますように。

今から話す私の体験は、実はもっと大きな

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雨が降っています

雨が降っています

「ここは今、大雨が降り続いていて、窓から外を見るとまるで水槽に閉じ込められたような気がします」

…ある人を思いながら頭の中で手紙を綴っていて、ふと、あることを思い出しました。

2年ほど前、コロナ禍真っ最中のときの、あるオンライン会議でのこと。参加メンバーは、沖縄にいる私を含め、日本各地から数人と、イスラエル、ドイツ、オーストラリア、アメリカを結んでのミーティング。

私たちのミーティングでは、

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別の世界線とか、人生ラインとか

別の世界線とか、人生ラインとか

以前に書いたこちら → 私の癌が癒えた話|pink cashmere (note.com) には、これにまつわる話が色々とあるのですが、今回、その内のひとつを書いてみたいと思います。

ステージⅣの癌が癒えた(というか消失した)前後、私は重度の坐骨神経痛を患い、また生まれて初めてインフルエンザにかかりました。(ついでに言うと、その前には鬱の診断を受けて薬を服用したら舌が回らなくなり、ろれつが怪しく

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