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天然酵母の季節です。小麦粉依存症について。

私は、寒くなってくるとパンを焼きたくなります。
こたつ・湯たんぽ・毛布を出してくると、天然酵母を育てたくなるのです。
ぽかぽかと暖かい27℃くらいで、じっくり発酵させていくのが天然酵母なので、秋から春にかけて、湯たんぽや発酵器を使いながらじっくり育てていくのが良いのです。

温度管理に便利なヨーグルトメーカー

こちらは、ヨーグルトメーカーでレーズンエキスを抽出するときにとっても便利です。レーズンエキスを起こすときは、長時間27℃前後で保つ必要があります。それを湯たんぽやこたつで維持するのは、なかなか面倒です。
温度が安定していないと、上手く発酵せず時間が余分にかかってしまいます。
以前は、そういう調整も色々と試行錯誤していましたが、ヨーグルトメーカーを教えてもらってからはずっとこれで起こしています。

パンの発酵時間くらいは湯たんぽなどでも十分可能ですが、頻繁にパンを作られる場合は発酵器を検討されるのも良いと思います。

小麦粉依存症について

パンは、小麦粉でできています。
最近では米粉を使ったパンもよく見かけますが、小麦のグルテンで膨らむのがパンなので、基本的には小麦粉で作られます。

この小麦粉のグルテンは、依存性が高いと言われています。
高揚感や中毒性をもたらし、食欲を増進させる作用があります。

『もっと食べたい!』
パンやパスタを食べないと落ち着かない
(1日1回はパンやパスタを食べてしまう)
イライラしやすい
パンはどれだけでも際限なく食べれてしまう

上記のような人は小麦粉(グルテン)依存症の可能性があります。
グルテンは、お菓子やアイスクリームにも含まれるため、気づかないうちに結構な量を摂取していますので一度自分を食習慣を振り返って、症状が当てはまらないか
考えてみるのも良いと思います。

グルテンフリーの食生活は非常に難しいです。
それでも、1ヶ月ほどグルテンフリーの生活を意識して実施すると、グルテンを摂取した時に怠さや眠気を強く感じたり、集中力の低下を感じたりすると思います。
そういった正常な状態を知ることが、依存症にはとても大切なことなので、パンやパスタ・麺類をお米に変えて、お菓子も洋菓子から和菓子に置き換え、グルテンフリーを実践してみてください。

天然酵母パンを作る利点

天然酵母パンの特徴

天然酵母パンは、イーストパンに比べて時間をかけて発酵させていく必要があります。発酵力がイーストほど強くはないからです。
そのため、きめが細かくしっとりしたパンに仕上がります。イーストパンに比べ、
翌日でも美味しく日持ちがすると言われています。揚げパンにしたときに油切れが良く、軽い仕上がりになるのも嬉しいです。
また、ゆっくり発酵させることでパンが熟成され、小麦の甘みや風味が引き出されます。さらに穀物や果物から数種類の酵母菌が抽出されるため、独特の風味と味わいが生まれます。

天然酵母パンを作ること

天然酵母パンは酵母を起こすのに1週間ほど、パン作りからでも1日半かかります。
そうやって、じっくりじんわり育てていくから、完成した時は嬉しさと達成感とでいっぱいになります。

レーズンエキス


それを、生活の中に盛り込むのは難しいこともあります。
それでも、パンを食べたいなと思ったときに頑張れること、そうやって育てて食べられることって、とても大切だと思うのです。
そうやって大切に作ったものを幸せを感じながら、食べること。
お店に並んでいるパンもすごく美味しいです。簡単に手に入るし、食欲を満たしてくれたり、ストレス発散にもなります。
だけど、本来の食べるという行為は、そういうことじゃなくて。
欲を満たしたり、快楽を得るための行動ではなくて。

心を充足させてくれることなのだと思います。
そのために、手をかけて作るという行為が、私は好きです。
作って食べていれば、依存症になるほどの頻度で食べてしまうこともありません。

もちろん、イーストパンでも問題ないです。
天然酵母ほどではないけれど、手をかけて作ることで、やっぱり暴食することは防ぐことが出来ます。

天然酵母パン作りの概要や所要時間についての記事は
こちらから→https://sanctuary1742.com/628/





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