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“ピダハン「言語本能」を超える文化と世界観” プロローグ編

今日のおすすめは!
D・L・エヴェレット “ピダハン 「言語本能」を超える文化と世界観”
屋代通子訳


*本との出逢い

堀元見さんと水野太貴さんのYouTubeチャンネル”ゆる言語ラジオ”で話題となったこちらの1冊。


イビピーオってなんだろう、水野さんが語らなかった箇所について自ら読みたいという想いで手に取りました。

学びがあった記述やピダハンの情報などを、これから各章毎に分けて読書記録を残そうと思います。

ゆる言語ラジオリスナー(ゆるげんがー?用例?)に楽しんで頂けたらと思います。
それではプロローグからどうぞ!

*プロローグ

ダニエル・エヴェレット先生


・ピダハンはブラジルの先住民

(詳しくは別章参照。
第5章では、ブラジルのマイシ川流域、南緯6度25分から7度10分の一帯を占領していると、クルト・エムエンダジュの論文を引用している。)

・スペルはPirahã(ピーダハン)で、「ハン」にアクセントを置く。
本書では便宜上ピダハンと記載。

・犬とも暮らしている。


☆原題について

・おやすみの挨拶として”寝るなよ、ヘビがいるから”という言い回しがある。

その理由は、
1.睡眠を少なくする事で自分達を強くする事ができると信じているから。
2.ジャングルには危険が危険が溢れているから。

・この教えには他の意味もある。
眠りを削られるほど人生は厳しく危険が溢れている。それでも楽しめ、人生は続くと。
エヴェレットは本の原題に採用している。

”寝るなよ、ヘビがいるから” 



・夜のピダハンは笑ったりおしゃべりをして過ごし、数時間以上連続して眠り続ける事はしないため、村が夜に静まることは滅多にない。

・タランチュラやサソリやムカデがいるので起床時は服の中に潜り込んでないか確認する。



☆各章の概要
*第1章:ピダハンの言語の特徴や思想の概要(詳しく知りたい方は別章参照)

*第2章:ピダハンの居住域や歴史

*第3章:エヴェレット一家のマラリア治療

*第4章:ピダハンに殺されかけるエヴェレット

*第5章:ピダハンの家、性生活、死人の埋葬、踊り、加工品
→ゆる言語学ラジオでの内容はこちらになります♩

*第6章:ピダハンの家族の認識、子育て、出産
→ゆる言語学ラジオでの内容はこちらになります♩

*第7章:イビピーオとは何か
→ゆる言語学ラジオでの内容はこちらになります♩

*第8章:ピダハンの殺人事件

*第9章:ピダハンを土地を守る為に奔走するエヴェレット

*第10章:ピダハンの隣にすむ民族カボロクとは

*第11章:ピダハン語の音
→第2章突入。言語学的考察がメインになってきます。

*第12章:ピダハン語の単語

*第13章:ピダハン語の文法



*次は第1章でお会いしましょう!

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