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コウケンテツさん食育講演会レポ

先週、食育研究会主催の講演会がありました。小学校を通じて配られたプリントをみてビックリ😲講師に「料理研究家のコウケンテツ氏」とある!!
抽選とのことで、すぐにFAXにて申込み。なにがなんでも予定を空ける気でいたら、みごと当選✨声をあげて喜びました!

なにせ、ファン歴10年以上♡

お母さまの手の込んだ料理や薬膳レシピで、ひ弱で病気がちだった体質を変えることができ、いつも四季を感じさせてくれたお母さまのお弁当🍱から、溢れんばかりの愛情を受けて育ったコウ氏。そのお弁当がいつしか評判となり、料理を教えてほしいという声におされ、料理教室を開くようになったお母さま。コウ氏が仕事を転々としていた頃、お母さまのアシスタントを経験。教室で、愛情溢れるレシピに涙ぐむ人々がいるのを目の当たりにし、自身も料理の世界を志すことを決意するように。

話を、わたしのことに戻します。

九州では、男性が台所に立つ姿は、まだまだ稀な存在。父も、義父も、台所へ立ったところを一度も見たことがありません。主人も、食器洗いこそしてくれますが、料理自体はまったくダメ。
だからでしょうか?! 台所に立つ男性というだけで、トキメいてしまうジブンがいます。子どもの頃、「ツヨシしっかりしなさい」というSMAPの森くんが主演をつとめるドラマがありましたが、あのドラマで森くんに、にわかにトキメいたことを思い出しました😜

コウケンテツ氏との出会いは、雑誌のLEEから。レシピを再現してみると、味覚がよく合い家族にも好評。いつの間にか、コウ氏のレシピをたくさんスクラップするように。盛り付けもセンス良く、在日韓国人2世のコウ氏の繰り出すレシピは、わたしをちょっとだけ違う世界へ連れ出してくれます。

場所は、給食センターとあるので、もしかしたら、料理をササッとつくって、試食くらいはさせてもらえるのかな?!と期待してましたが、ビシッとジャケットをはおった姿と、いかにも講演会らしい会場に足を踏み入れてみて、すぐにそれは、ないな、と理解できました。
それでも、魅惑的な90分。飽きることのない90分。あっという間の90分でしたよ♫

講演会の内容をまるごとここに書いてみたい衝動をおさえ、特に印象に残ったことを書いてみます。

今は、日韓関係があれですけど、コウ氏のご両親は大阪に根をおろし、コウ氏は日本で生まれ育った日系2世(基本、日本語しか話せないそうです)。ご両親は韓国の方(日本に根を下ろすのにいろいろなご苦労があったと思います)ですから、お母さまの手料理は、きほん、韓国料理です。

コウ氏は、まず韓国の料理を通じて、韓国の文化を知ってもらいたいと考えたのでしょう。スライドをつかい、日韓の時流に言及しつつ、わかりやすく、韓国文化について話してくださいました。

わたし以上に、韓国にきょうみのある長女は、日韓交流に小6で参加。韓国の家庭にホームステイし、ホストファミリーに手厚くもてなしていただいた経験が。わたしも、韓国のスタッフや学校関係者や子どもたちの美肌にびっくりした経験があるので、食文化には興味津々👀

そこで、特に印象に残ったのが、日本以上に、韓国の女性たちは、自国の文化を重んじ、料理に精力を注いでいるということ。
○大体の家庭では、冷蔵庫は大型で、キムチ専用の小さめの2台めをもつ家庭が多いこと。
○親戚が集まる昔からの風習を守り、その日のために3日3晩料理の仕込みに時間をかける。その頻度は、月に1回。もしくは2回。
○男性は、鳥をさばくのが専らの仕事で、あとは、朝から晩まで飲み明かすことが多い。
○昔から、野菜料理中心の韓国では、キムチを家庭で手作りし、乾物をつかった保存食を10種類以上ストックしている(昔は18種)
○医食同源、5味5色が基本(日本では旨味の部分が、韓国では、刺激である辛味が入るという違いがある)

なるほど。それだけ、女性がガンバって食文化を守り抜いているからこその美肌なのでしょうね〜。

ただ、コウケンテツ氏は、3番目のお子さんがまだ2歳。料理を仕事にし、マネージメントを一手に引き受けてくれている妻の姿を間近で見ていて、女性のシゴトが一日として休みがなく、終わりがないことに驚いているそうです。

そこでイクメンぶりを発揮するも、3児のパパとなって、破たん寸前なのだとか。

2歳のムスメは寝てくれず、朝も誰よりも早起き。
長男くんは、赤ちゃんのときから、コウケンテツ氏の手作りした渾身の離乳食をいっさい食べてくれません🤪(今でも野菜レシピは、ほとんど食べてくれないとのこと😅)

家事と育児と仕事を夫婦2人3脚で回さなければならないなか、夫婦でトコトン話し合い、省けるところは省き、効率化を図り、朝も4時台に起床するように。

思い通りにならない子どもたちから、たくさんのことを学び、逞しく進化し続けているコウ氏の話がほのぼのしていて、とっても癒されます♡

また、次回、続きをかきます。

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