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インド×社会問題 研修プログラム


インドでSAKURA Home Serviceを創業した頃から、インターン生のご紹介・講演などで協業させていただいている、TigerMovさんと日本の学生向けの研修プログラムを企画・実施した。

研修プログラムの目的はこんな感じ↓

社会起業家とともに課題大国インドの貧困・教育の関わる社会課題に立ち向かう
インドを舞台に、社会課題をビジネスで解決するために奮闘する社会起業家とともに、インドの社会視察、既存のソーシャルビジネスの課題解決、そしてゼロイチビジネス立案に挑戦する、社会課題解決を目指す方の登竜門プログラムです。

プログラム紹介ページより

私がこうした研修プログラムをやる理由は、
インドの社会問題を知ってもらい、一人でも多くの人に関心を持ってもらったり、社会問題の解決に関わってもらいたいから。

生まれた環境が原因で、努力する機会のない人たちを取り巻く社会問題は複雑で、自分一人にできることには限りがある。だから何らかの形で、インドの社会問題に関わる仲間が増えたらいいなと思っている。

研修プログラムは、計16日間、デリーとビハール州・ブッダガヤを舞台に、
スラム街・農村地域を見て社会問題を知り、ミッションにチームで取り組み、最後は社会問題を解決する新規事業を企画するという、心身ともにかなりタフな研修プログラム。(これに加えて、全力でホーリーも楽しむというw)

今回の研修プログラムの企画、現地でのアテンド・参加者のみんなへのフィードバックなどさせていただいた。

インドに到着後、インドを選ぶメンバーなだけあって、日本との違いに抵抗することなく、柔軟に受け入れて楽しんでいるのが印象的だった。

NGOの子どもたちと歌う、踊る、ゲームを楽しむ、日本語を教えるなど全力で楽しんだあと、

デリーのNGOスクールで子どもたちと交流

その子どもたちが生活をするスラム街の家庭訪問をして、その生活状況の過酷さに、みんな驚きで言葉を失っていた。

子どもたちが生活をするスラム街

目の前のあまりに過酷な光景に、感情と思考の整理が追いつかないながらも、社会問題を理解しようと、多くの質問が飛び交った。

そして、ビハール州のブッダガヤでは、ミッション型のグループワークに加えて、後半は各自が課題だと感じた社会問題を選び、社会問題・原因・解決策を現場に足を運んで情報を取りに行き、ゼロ→イチのソリューションを立案するというコンテンツ。

ビハール州の村でインタビューをする様子


そもそもどの社会問題に取り組むかテーマで悩んだり、
言語も文化も異なる相手に対し、どのようにヒアリングを進めるか苦戦したり、インタビューを通して仮説が崩れて途方に暮れたり・・・

加えて、慣れないインドの環境下で体調を崩してしまったり、
肉体的にも精神的にも相当タフなプログラムだったと思う。

それでも、プログラムの後半は、朝から夕方まで、物怖じせずインタビューで村をまわって、仮説検証をスピーディーに回せるようになっていた。

ゼロイチワークに奮闘する皆を見ていて、
答え探しをせず、とにかく仮説をぶつけて、早く行動し、素直にフィードバックを吸収できると、いいアウトプットが出せるということを再認識した。

この研修プログラムが終わっても、インドの社会活動に関わりたいと引き続き私たちの活動に関わっている子もいたり、改めて国際協力の道を志すことを決めた子もいたり、みんなの人生にとって意味のある時間になったらいいなと思う。

結び手スクールで英語を教える様子

先日、研修事後交流会があり、みんなの近況や研修での学びを聞いた。
それぞれ、就活や新社会人を頑張っていたり、休学してインドで社会問題に取り組む子、様々な社会問題への理解を深めるべく行動する子など、さすがこのタフな研修を乗り越えたメンバーだなぁと思う。

私も学生時代に、沢山の人たちに助けられながら社会問題を学んで、がむしゃらに動いていたので、皆の役に立てることがあれば全力でGiveしたいので、いつでも連絡ください。


そして、今年の8月にもまたインド×社会問題をテーマに、学生向け研修プログラムを実施します!

今回は、デリー・グルガオンを舞台に、経済成長と貧困問題と、様々な角度から現地を見て、最終的に事業プランを創るプログラム。

既に多くのお問い合わせや申し込みがきているようです!
社会問題のリアルを知りたい方、ぜひインドでお待ちしてます~!



応援したい!と思っていただけた方はぜひサポート頂けると嬉しいです:)