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道化とは何か

今度の舞台がサーカス団みたいな役どころなのもあって、結構日々考えている。

道化師(どうけし、中国語:小丑)または道化(どうけ)は、滑稽な格好や言動などをして他人を楽しませる者の総称。大道芸やサーカスのクラウン(英: clown)かピエロ(フランス語: pierrotから派生)、中世ヨーロッパの宮廷道化師(英: jester)、歌舞伎の道化方、幇間など、世界各地にさまざまな形がある。
Wikipediaより


マクドナルドのキャラクターやジョーカーのような所謂赤鼻のクラウンのイメージも強いけれど。

そう、このイメージ。(ちなみにこの写真は今回の稽古じゃなくて忍翔さんのクラウンワークショップでの一枚です。笑)

私の中で道化って歴史的な所謂フリークスと言われた人たちや奴隷とされた人たち、田舎から出てきた人たちへの差別のことがやはり頭をよぎって。切っても切れないものがあると感じる。

最終的には「生きるとは」なんていうところにも行き着いたりする。

今回はなんだか、そこを探求する旅になりそうだなぁ。なんて思う。

でも道化/笑われるものたちには歴史的に「権力者に唯一自由にものが言えた」とか「紛争の仲介者」とかの側面もあって。なんかそういうところも役作りに活かせたらなぁと思っている。

このとぼけた顔のパーツだからこそ伝わるものもある。(この写真も忍翔さんのワークショップのときの。)

まぁまだ脚本の全貌が明かされてないので、まずは素材集めでありますが。笑

このところゆっくり読書に費やす時間が取りにくくて余計に読むスピード遅くなっての悪循環なので、どうしても映像作品を先に当たりがち。

先日来とりあえずパッと思いついた4作品をひとまず一気見してみました。

■ とりあえず見てみた映画たち

■ グレイテスト・ショーマン(2017)

今回、自分の中で一番方向性というか根底に流れるものが類似してるなと思っている作品。

■ ダンボ(2019)

生まれてから結構序盤に目にするサーカス関連のキャラクターだと思うのに、意外としっかり物語知らないなぁと見てみました。まぁ役作りうんぬんよりダンボ可愛いに終始してしまいましたが。笑

■ フリークス(1932)

『グレイテスト・ショーマン』からの流れで知って見てみた作品。「1人が怒りを感じたら全員で怒りを共有する」っていう台詞が結構ハッとさせられました。今度の舞台での自分たちでもそういう一体感、家族感出していけたらいいなぁ。

■ アリス・イン・ワンダーランド(2010)

サーカス関係ないけど、世界観とかなんか参考になるかなーと改めて見てみたら・・特にヤマネや三月うさぎは方向性的にもいいなーと感じました。
マッドハッター的な動きや視線なんかも・・できたらね、素敵だし。笑
トゥイードゥルディー&ダムみたいな動きや喋り方も可愛いな。
今回、チームの中で年齢高めな方なので、チェシャ猫やアブソレム的な立ち位置も本によってはありかも?とか。

個性的でお茶目なキャラクターたちがどれも参考になりました(*´꒳`*)

■ アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅(2016)

併せてこちらも。
普通に楽しんじゃいましたが。笑
本当アリスってそれぞれがいいキャラしてるなぁ。

■ リア王(2018)

これは道化が出てるから見たわけじゃないのですが、日本上映の版権切れるギリギリに間に合ったので。

そういえばこの作品も道化出るのかーと思って見ておりました。

結局イアン・マッケランに釘付けだったのは言うまでもありませんが、意識していると情報って普段より入るのかも?と思った次第です。

■ これから見たい映画

■ サーカス(1928)

チャップリンの映画らしく、気になるのですが、オンラインで映像配信されていないようで。。DVD結構いい値段するのでどうしようか迷い中。

(ちなみにAmazonの欲しいものリストにも入れてみました。もし作品見たことあって是非オススメするよ!なんて方とか、もしもいらしたら、お心許せば・・というお試し掲載です。笑)

■ オススメ募集

なんかこの流れで「こんなの参考になるかも?」な映画や本、漫画、絵とかあれば是非知りたいです!『ダンボ』みたいに単に楽しむだけで終わる可能性もあるけれど、コメント寄せていただけたら嬉しいです(*´꒳`*)

■ フランスに寄せてみる

あと実は今回、若干フランス語のフレーズなんかも出てくるので、フランスのサーカスとかフランスの子どもたちの遊び(日本でいう「はないちもんめ」みたいな?)なんかも調べたら面白いかなぁなんて思っていて。

空中ブランコ発祥の地なのとか初めて知りました!

パリって公園にメリーゴーランドあるの!?すごい!
稽古でよくサーカス団メンバーで回ったりもしているけれど、メリーゴーランドごっことかも楽しそう!?

何が採用されたか是非劇場に見届けにいらしてくださいませ╰(*´︶`*)╯

■そして、告知!

そんなこんなで役作りを進めている公演、是非その完成形をご一緒に劇場で(オンラインという手もあるのですができれば是非とも生で)見届けていただけたら嬉しいです!

劇団Q+8回本公演
「ワルプルギスの夜」

【日程】
9月29日(木)A.19:00
9月30日(金)A.13:30/B.19:00
10月1日(土)B.13:00/A.17:00
10月2日(日)B.13:00
西嶋は全回同じ役で出演します

【会場】
萬劇場(東京都豊島区北大塚2-32-22 大塚駅徒歩4分)

【チケット】
前売4500円 当日4800円
※8月29日(月) 予約開始

【上演時間】
約1時間50分

【あらすじ】
待ちわびた報せがやって来た。 人類が地球を脱して千年。宇宙に散り散りになった同胞たちが月面へと集う。それは、新たな黎明の兆し―。 
劇団Q+、池袋演劇祭初参加。 太古と未来が融け合う夜宴の物語が幕を開ける!

もしお心許しましたら、サポートという形でお力添えいただけますと本当に嬉しいです。よろしくお願いいたします(*´꒳`*)