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<植物図鑑>拾ったのは、料理上手な彼でした

こんにちは。こうのさきです。

今回は先日読んだ「植物図鑑 / 有川浩」について綴ってゆきます。有川ひろさんの作品の中でも特にベタ甘で、キュンキュンが止まらない一冊になっています🌼

映画化もされており、ご存知の方も多い作品ではないでしょうか。それでは、好きなセリフ、そして料理を紹介していきます。

まずはあらすじ。

お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか。噛みません。躾のできた良い子です――。思わず拾ってしまったイケメンは、家事万能のスーパー家政夫のうえ、重度の植物オタクだった。樹という名前しか知らされぬまま、週末ごとにご近所を「狩り」する、風変わりな同棲生活が始まった。とびきり美味しい(ちょっぴりほろ苦)“道草"恋愛小説。レシピ付き。(Amazonより引用)

とある映画では、空から美少女が降ってくるように、女の子の前にもイケメンが落ちてくるのです(笑)

そしてその拾った彼が、かっこよくて料理も得意で、一緒に食材を狩りに行くような、少し変わっていて、でも素敵な男性だったのです。


「でも不思議と美味しいんだよね、イツキのごはん」以前は野菜と言えばマヨネーズやドレッシングをかけずには済まさなかったものだが、今はあまり使わない。

イツキが作るご飯は、薄味で食材の味を生かしたものばかりでした。付け合わせのレタスも、おかずと食べることでそれぞれの良さが引き立つ、と改めて感じました。


「春が遅い年は悪くないよ。ゆっくり春を楽しめるから。」

これはイツキのセリフです。こう呟いた彼は、きっと春の楽しみ方を知っていたのでしょう。確かに彼は春の草花をよく知っており、楽しんでいるようでした🍀


「大人が花かんむりを作っちゃ駄目って法律はないよ」

この言葉に諭されて、さやかは幼いころ憧れていた花かんむりを編み始めます。シロツメクサの白だけでなく、ハルジオンやヒメジョオンも混ぜて豪華な力作が完成していました💐 私も久々に花かんむりを編んでみたいなぁ、そう感じたシーンです。


ノイチゴのサンドウィッチは残しておいて最後に食べた。体がすっきりするような甘酸っぱさ。まるで恋してるような味って言ったら、けっこうあたし恥ずかしい?

さやか可愛い!と純粋に思いました🤤 それにイツキのついばむようなキスもあって、彼女の心持ちがよく伝わってきます。


他にも印象的なシーンはたくさんあります。ぜひ、お気に入りの場面を見つけてみてください。


そしてこの本にはたくさんの山菜料理が登場します。


フキノトウと使った甘味噌、ばっけ味噌。

フキと塩だけの単純で、でも飽きが来ないフキの混ぜご飯。

カリッとした食感がアクセントのノビルのパスタ。

フワッと花が開いた、タンポポの天ぷら。

山菜をフィリングにした、オープンサンド。

あっさりとした甘さのノイチゴのジャム。

庭で育てたハーブを使ったミントティー。



どれも本当に美味しそうで、いつか作ってみたいと考えています。また、この植物図鑑でイツキが味噌汁にレタスを入れているシーンがあります。中学生のころ、この本を読んで挑戦した記憶があります🥬 「美味しい!イツキってすごい!」って思ったのを覚えています。

それでは今日はこの辺りで。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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