推し、燃ゆ
推しは私の背骨だ。私の人生は推しを解釈するためにある。
以前から話題になっており、気になっていたこの本。衝撃的でした、
どうしようもないドロドロとした感情が文字として表現されていました。誰が悪いのでもない、けれど推しを推すことでしか救われない。現代の心の闇まで描いた作品でした。今日読んだのはそんな本です🍂
推し、燃ゆ / 宇佐見りん
推しのライブやグッズに使うために働き、これまでの映像や音声から推しを解釈する日々を送る高校生のあかり。推しを推すことが生活の中心、というよりも背骨でした。
現実の恋人や友達のように、お互いがお互いを支え合う関係ではありません。見返りなんて必要ない。推しの存在を愛でること自体が幸せなのでした。
しかし普通の生活が送れなくなってゆく…その苦しみと葛藤が描かれていました。
推しとファンの距離感、渦巻く感情、時間の流れ、理解してもらえない苦しみ。どれをとっても言葉として私の胸に響いてきました。圧倒されました。
じっくり目を通し、落とし込むように読んでいきました。じわじわとこの本に綴れれた感情が体に広がってゆくのでした。
ぜひ、様々な感情に囚われがちになったとき、読んでいただきたいです😌
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