過眠症を患う私から見た、うたた寝を笑うユニクロCMについて思うこと

CM自体は凄く好きです。
このシリーズすべて。
綾瀬はるかさんのうたた寝のシーンも凄く可愛いと思います。

このシーンは必要だったのか？

ただ、最後の最後の、このうたた寝を笑う4人のシーンには過眠症を持つ私としてはガッカリしました。（笑っているのは、激しく舟をこいでいる様子に対してだと思いますが）

笑うのではなく、心配するとかなら良かったのに⋯⋯。

寝てしまう病気もある

１月に、過眠症（ナルコレプシー）が取り上げてもらえたばかりなのに残念です。

因みに、私が睡眠発作を起こすと正にあんな感じです。（もう、首がぐら～んぐら～んしてます）

実際、過去に何度スープやラーメンに顔を突っ込んだかわかりません。
そして、あんな感じに毎回他人様に笑われてます。

いやね、私は最悪いいんです。もう、笑われるのも変な目で見られるのも慣れましたので。
ただね、一緒にいてくれている人（家族や友人等）まで同じような目で見られてしまっているのが辛いです。

正直、普通の方々からしたら「こんな些細なことにクレーム？」と思われますよね。

「何でもかんでも病気に結びつけるな！」
「被害妄想だろっ！」
「表現の自由」

と、言われる方もいるかもしれません。しかし、実際こういうシーンを見て

居眠り＝笑っていい対象

と、刷り込まれていくんじゃないかなぁ？

啓発を進めていく大切さ

ただ今回、天下のユニクロさんのような大企業でも、まだまだこのような認識なんだと啓発の壁の高さを感じました。（社内でもこんな感じなのかな？と疑ってしまいました）

笑うなら笑うで、最後に出てくるのが天使設定ではなく普通の子供で、一言

「お姉ちゃん、大丈夫？」

だったら、最高の CMだったなぁ。

笑ってしまった大人も「あっ！」って恥じる？気づける？だろうし。

うたた寝してる人は、何もみんなポカポカとリラックスしてる人ばかりじゃないですしね。

疲れてる人もいれば、私のような “過眠症” を持った病気の人もいるんだから。

寝てたことを否定してしまうシーンも、

寝る＝ダメな人、恥ずかしいこと

と、いうのが世の中の常識として、依然定着してるんだなぁって感じました。

悪気がないのも、あくまで商品の宣伝の一つの表現だというのはわかっちゃいるんですけどね。

何でもかんでも、いちゃもんつけるつもりなんてありません。

しかし、一患者として譲れないところは譲れません。

万人に受けて、誰も傷つけない表現ってなかなか難しいですね。

因みに、過眠症ってなに？

って方は、私の体験談をフィクションでですが綴ってますので、一度目を通してもらえたら嬉しいです。　（最後は宣伝っていうね⋯⋯）
https://novelup.plus/story/235863069