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複数の蔵でおりなす味、チームで醸す日本酒の魅力

「日本酒を、もっと身近に」という理念をかかげながら活動している日本酒メディア・コミュニティ『酒小町』。今回は「チームで醸す日本酒/チームを組む酒蔵」についてご紹介していきます。 

このマガジンでは、日本酒の豆知識をわかりやすく、ちょっと飲んでみたくなるようなコラムを書いています。

日本酒が好きという人はもちろん、日本酒がはじめてな方、好きで飲んでいるけど専門用語まではちょっと…という方、これから日本酒を勉強してみたい!という方、ぜひお酒を片手に読んでいただけると嬉しいです。

ただ飲むだけでもお酒は美味しいですが、少し知識をいれるだけで普段飲む日本酒が更に美味しく、楽しくなりますよ! 


チームで醸す日本酒がある!

今回のゆるゆる日本酒教室は、【チームで醸す日本酒/チームを組む酒蔵】についてです。

日本酒は基本的には一つの酒蔵で、すべての作業を完結させて醸造しています。 しかしその枠を飛び越えたものもあることは、ご存じですか?

技術交流、情報交換を目的に、いくつかの蔵がチームを組んで一つのお酒を作ったり、同じテーマをもってそれぞれの蔵がお酒を造ったりする場合があります!

一部閉鎖的な部分はあれど、徐々にオープンに、横につながることもふえてきたお酒業界。 今回はチームで醸す日本酒/チームを組む酒蔵をみてみましょう!

チームで醸す日本酒の代表例

●NEXT 5(ネクストファイブ) 
新政酒造/新政
山本酒造店/山本
栗林酒造店/春霞
福禄寿酒造/一白水成
秋田醸造/ゆきの美人

秋田県の5蔵によって成り立つユニット。
毎年一つの蔵がホスト蔵となり、その年のテーマに沿ってお酒の材料(お水や米の提供)や仕込み作業などを分担して製造しています。 かなり実験的なスペックであったり、何かしらとのコラボをしていたりするので、知名度や値段がお高めです。


●DATE SEVEN(ダテセブン)
仙台伊澤家勝山酒造/勝山
墨廼江酒造/墨廼江(すみのえ)
新澤醸造店/伯楽星・あたごのまつ
山和酒造店/山和(やまわ)
萩野酒造/萩の鶴 
川敬商店/黄金澤
寒梅酒造/宮寒梅(SEASON Iのみ)
株式会社佐浦/浦霞(SEASONⅡから)

宮城県の7蔵によって成り立つユニット。
毎年リーダー蔵を決め、醸造しています。2015年に結成し、7シーズン過ごしたのち、一度解散。 2022年からは、寒梅酒造と株式会社佐浦が入れ替わり、「SEASON Ⅱ」として再スタートしています。 なお、販売日は毎年七夕の7月7日です。 

●山川光男 
水戸部酒造/山形正宗
楯の川酒造/楯野川
小嶋総本店/東光
男山酒造/羽陽男山

山形県の4蔵によって成り立つユニット。
それぞれの代表銘柄の文字をとった酒銘になっており、ラベルに登場する同名のキャラクターに心惹かれるファン多数。

59醸(ゴクジョウ)
角口酒造店/北光
丸世酒造店/勢正宗
西飯田酒造店/積善
東飯田酒造店/本老の松
沓掛酒造/福無量

共通点は、「酒蔵の跡取り5人が、昭和59年度生まれである」ということ。 毎年テーマを変えたオリジナル日本酒を、それぞれの蔵での解釈をもって造っています。 その味はゴクジョウ(極上)のものなのか。 ぜひとも出逢えた際にはお試しあれ。

アク千葉
藤平酒造/福祝
木戸泉酒造/木戸泉
東灘酒造/東灘・鳴海
飯沼本家/甲子
鍋店(なべなだ)株式会社/仁勇・不動

千葉のお酒をもっと知ってもらいたい、日本酒を通じて千葉を元気にしたい、という思いから生まれたプロジェクトチーム。 千葉の米、千葉の米でつくる「千産千消」をモットーにテーマを決め、各蔵でお酒を造っています。

飲み比べてお気に入りの共同醸造酒を見つけよう!

みなさまご存じのところはありましたか? 共同醸造のお酒を飲むときには、酒蔵それぞれの代表銘柄も準備して、飲み比べてみるのも、面白そうですね! 色々な日本酒を飲み比べて、お気に入りを見つけてみてくださいね。

それでは今回はここまで!
ではでは!

日本酒コラム『ゆるゆる日本酒教室』


日本酒コミュニティ「酒小町」

20代から30代の「お酒の場と、交流が好き」な人たちが集まる日本酒コミュニティ『酒小町』。「日本酒好きのあそび場」をコンセプトに、年齢も職業もバラバラの個性豊かなメンバーが乾杯するだけでなく、自分たちであそびを企画したり、日本酒について学んだり......誰もがホッと一息ついて自分らしくたのしめるようなサードプレイスをつくっています。

酒小町』は、毎月1日〜10日の期間にメンバー募集をしています。
募集開始時にはLINEアカウントでお知らせをしているので、ぜひ登録して続報をお待ちください!

コミュニティ内にはこのnoteのように、講義の形でない日本酒の知識を唎酒師さんがゆるゆる共有してくれるコラムがあります。美味しく、楽しくをメインにしていますが、こんな風に日本酒の知識を身につけながら飲むお酒もまた格別ですよね。

今回コラムを書いてくれた社会福祉士×日本酒学講師のダイゴさんのnoteはここから読めます。日本酒以外の話題も含め、優しくてわかりやすい文章が特徴です。

酒小町制作メンバー

執筆:ダイゴ|社会福祉士×唎酒師・日本酒学講師=Sake Social Worker(note
編集:すず(X / Instagram / note
ディレクション:編集:sion(X
企画:卯月りん(XInstagramnote

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