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ただ好きなだけじゃダメ? 日本酒に対するハードルの正体

「日本酒を、もっと身近に」という理念をかかげながら活動している日本酒メディア・コミュニティ『酒小町』。今回は「日本酒へのハードル」について考察していきます。 

このマガジンでは、日本酒の豆知識をわかりやすく、ちょっと飲んでみたくなるようなコラムを書いています。

日本酒が好きという人はもちろん、日本酒がはじめてな方、好きで飲んでいるけど専門用語まではちょっと…という方、これから日本酒を勉強してみたい!という方、ぜひお酒を片手に読んでいただけると嬉しいです。

ただ飲むだけでもお酒は美味しいですが、少し知識をいれるだけで普段飲む日本酒が更に美味しく、楽しくなりますよ! 


「日本酒が好き!」って言いづらい……

今回のゆるゆる日本酒教室は日本酒へのハードルについてです。

みなさんは、「私は日本酒が好きです!」と胸を張って、言えますか?
今でこそ僕はそれを堂々と言えます。
…が、日本酒に興味を持ち始めてすぐくらいの頃は、言うことを躊躇していました。

なぜなら、「好きです」と言うと、相手から、

  • 『お、何の銘柄が好きなの?』『お、これは知っている?』『飲んだことあるよね、これ?』
    →うっ、実はそんな知らないんだけど…。

  • 『じゃあ詳しいんだよね!〇〇ってどういう意味か知っている?知らないから教えてほしい!』
    →いや、そんなこと言われても困る…なんとなく用語を聞いたことがあるくらいで…。 

というやりとりがあったからです。

しかも、このようなやりとりは一回ではありませんでした。
その度に、なんだかもやもやしてため息をついていました。

日本酒へのハードルの正体は?

いわゆるマウントをとられているような感じと、うまいこと対応できない自分へのちょっと悔しさを覚えたからです。
その影響があり、負けず嫌いというか、反骨精神がある僕は、数多くの種類を飲んでそれを記録したり、勉強して知識を得るに至ります。

「好き」という感情からの言葉に、「質問」という理屈が返ってくる、コールアンドレスポンス。 好き、と言ったらとやかく返されるかもしれない、という(無意識の)抵抗感。

このようなすれ違いが温度差を生み、日本酒へのハードルの高さにつながってしまうのではないでしょうか。

ただ、皆が皆、悪気があるわけではないのかもしれません。
会話のきっかけとして好きな/知っている銘柄名を聞いたりすることや、日本酒の経験を探るのは、別に変なことではありませんしね。

自分なりに日本酒を楽しめばOK!

ここで大事なのは、日本酒が好きなことと、日本酒について詳しいこと・知っていること、は別物であるということ。

「日本酒が好きだから、詳しくないといけない」
そんなことはありません!

また、日本酒について別に全知全能である必要もありません!
自分なりの日本酒の楽しみ方のために、「もっと知りたいな」と感じれば、ぜひとも勉強してみてください。

本で読んでみるのもよし、人から話を聞いてみるのもよし、です。いろいろな手段があります。
楽しみ方を見つけることに協力してくれる人はたくさんいます!

個人的には「銘柄一つ知っていれば、日本酒が好き」、くらいでいいと考えています。
例えるなら、流行りの曲ひとつだけ好きでも音楽を聴くのが好き、と言ったり、メジャーな作品一つしか知らなくても、そのコンテンツを好きと言うようなものです。

それで十分じゃないですか。
もちろん、幅広く知っていることの楽しさもまたありますよ!

それでは今回はここまで。ではでは!

日本酒コラム『ゆるゆる日本酒教室』

日本酒コミュニティ「酒小町」

酒小町』ではこのような形で、講義の形でない日本酒の知識を唎酒師さんがゆるゆる共有してくれるコラムがあります。美味しく、楽しくをメインにしていますが、こんな風に日本酒の知識を身につけながら飲むお酒もまた格別ですよね。

今回コラムを書いてくれた社会福祉士×日本酒学講師のダイゴさんのnoteはここから読めます。日本酒以外の話題も含め、優しくてわかりやすい文章が特徴です。

20代から30代の「お酒の場と、交流が好き」な人たちが集まる日本酒コミュニティ『酒小町』。「日本酒好きのあそび場」をコンセプトに、年齢も職業もバラバラの個性豊かなメンバーが乾杯するだけでなく、自分たちであそびを企画したり、日本酒について学んだり......誰もがホッと一息ついて自分らしくたのしめるようなサードプレイスをつくっています。

お酒のコミュニティですが、日本酒に詳しくなくても飲んだことがない人でも大歓迎です!
「日本酒のイベントに参加してみたい」「友達を作りたい」「美味しいお店やお酒の情報交換をしたい」など、理由はなんでもOK。
オンライン・オフラインともに、たくさんのイベントをご用意してお待ちしております!もちろん見る専もOKです。

募集時にはLINEアカウントにてお知らせをしているので、ぜひ登録いただき続報をお待ちください!
初月は無料なので、お気軽に遊びにきてくださいね。
あなたと乾杯できるのを、心から楽しみにしています!

酒小町制作メンバー

執筆:ダイゴ|社会福祉士×唎酒師・日本酒学講師=Sake Social Worker(note
編集:sion(X
ディレクション:べーさん(XBlog
企画:卯月りん(XInstagramnote

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