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走れ

マラソン、走り続けて、なんだか足の感覚なくなったよう。
むり、とか、むりじゃないとか、そういう話でなくて、ただ、進まなくちゃいけなくて、見えない力に背中をおされて、ひたすらにまえと思う方向へ進んでる。
きっと、僕がその先をまえと思ったから。
まえであるのだとひたすらに信じ込んだからいま、こんなにもわき目も降らずに走れているのだろう。とおもう。

流れる汗が風で散っていく。
涙なのか、汗なのか、それとも他の何かなのか、分からない水滴が迸る。
向かい風、結構。
追い風、上等。
ひた走ったその先に、見える景色を想像して。
走る、走る。ひたひた走る、ひた走る。

転んだって構わない、不恰好で構わないから、あの空の下、駆け出していく。

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