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【暴論4】最近続出するマスコミの悪事(怒)

黒川検事長と産経、朝日新聞社員の賭け麻雀は世間にマスコミの信頼性を揺らがせる事件であった。しかしその割には報道の割合が少ないように思う。マスコミは自称権力の防波堤、ジャーナリズムの正義などと言っているが、実際には世論を惑わす黒い組織であるように思う。なにしろ彼らを公然と批判できる勢力はなかなかない。なぜなら報道こそが世間の口だからだ。批判な危険力は必ず腐敗する。

新型コロナによってそれが炙り出された感がある。コロナとは関係ないもののあるが、ここ半年ほどの記事をまとめた。政権批判でなく、こういう事件に著名人や芸能人は批判してほしいもんだが、無理だろうな。何しろテレビ局様は彼らの最大のお客様だから。

1.黒川検事長との賭け麻雀

安倍政権に近い次期検事総長と目された黒川氏が賭け麻雀をしていたと発覚し、辞任した。安倍総理の監督責任も問われたこの事件だが、私には相手が新聞記者であったことの方が問題であったと思う。あれだけ安倍総理と検察の癒着と批判をしておいて、実際にはマスコミと検察の方がはるかにずぶずぶの関係であったわけだ。

それよりも気になるのは、事件が発覚した後の周囲の反応である。安倍総理と黒川氏に対しては非常に厳しい批判がされたにもかかわらず、もう一方の関係者である産経新聞と朝日新聞はほとんど沈黙に近い。

黒川氏が辞任し、安倍総理にも退陣を要求するなら、新聞社も相応の処分を検討してしかるべきではないだろうか?当該社員はクビ、社長もクビかなんらかの処分があっても良さそうだが、社員の名前すら公開されていない。黒川氏とでは社会的責任が違うという理屈もあるが、マスコミも第三だか第四の権力ではなかっただろうか?

橋下さんが検察庁、産経、朝日新聞を非難しているが、超同感である。

まったくもって他人には厳しく、自分には甘い組織である。


2.プロレスラー木村花さんの死

プロレスラー木村花さんが亡くなった。詳細は明らかではないが、SNSの中傷を苦に自殺したと思われる。これについてインターネット上で匿名の人物たちに非難が集まっているが、原因となった番組テラスハウスの運営と制作について非難する声はあまり聞かれない。

テラスハウスは恋愛リアリティーショーということだが、制作の手が入っているのは間違いない。しかし視聴者は出演者の姿をリアルなものとして捉える。木村さんのキャラクターもある程度は作られた偶像であるはずだ。そしてそのようなキャラクター像ならSNSなどで批判されることは想像できるはずだ。それが20代前半の若い女性にとってどれほど厳しいことであることも。

むしろ製作者からすれば炎上した方が美味しいとすら思っていたのではないかと邪推してしまう。若い人がこのような社会の闇によって傷つけられることは残念でならない。木村さんのご冥福をお祈りします。

3.コロナの外出状況の捏造報道

テレビ番組のバイキングとモーニングショーでコロナ自粛状況下での人手の多さを特集する記事が報道されたが、これがまったくの捏造だった。両者ともに5月の街の様子を撮影したと言っているが、実は3月のものだった。おそらく今でも外出要請が全然守られていないということを強調したかったのだろうが、両者ともに視聴者にあっさりと見抜かれるという間抜けな結末に終わる。

正直目的が意味不明である。政府の規制の強制力が足りないと言いたかったのか?それとも日本人のモラルが低下したと言いたかったのか?いずれにせよその目論見は大失敗に終わった。

恥ずかしい。


4.PCR検査 専門家意見の恣意的編集

グッド!モーニングにて澁谷医師にインタビューしたところ、番組ではPCR検査をもっと増やすべきという論調がされていた。しかし澁谷医師によると、彼の意見は全く逆で、恣意的な編集がされていたという。これが事実なら完全に捏造である。

PCR検査の必要性は専門家の間も意見が分かれており、明確な結論は出ていない。しかし日本政府は必要以上に増やさない方針であるため、PCR検査を多くすべきという論調の方が政権批判になってウケると思ったのだろうか?

こんなすぐにバレることを、大丈夫と思ったのだろうか?

5.ダレノガレ明美さんの麻薬の虚偽報道

ダレノガレ明美さんがAREAdotにて麻薬使用の虚偽報道がされたとしてとして抗議した。近年芸能人にとって薬物は非常に神経質になるワードであるだけに、ダレノガレ明美さんが憤慨するのも当然であろう。

ところが当該記事を載せたニュースサイトは小さく訂正文を載っけただけですましたという。おそらく虚偽報道を見た人の方が、訂正文を見た人より遥かに多く、いくらかの人は彼女が薬物をやっていたと思ったままかもしれない。

ニュースを取り扱う、新聞でも報道番組でも、誤報を出したら訂正と謝罪の記事は原文よりもはるかに大きな取り扱いにするべきである。新聞なら一面に一週間載せっぱなし、報道番組なら冒頭に一週間言及し続けるべきである。

処分が厳しすぎると思うだろうか?しかし製造業なら不具合が見つかった時点でリコールをして全品回収しなければならない。それにかかる費用と手間とブランド力低下に比べればたいしたことない。

6.佐賀新聞の押し紙判決

佐賀新聞が販売店に押し紙をしていたとして、販売店が訴えたところ、販売店側が勝訴した。地味な記事ではあるが、これはものすごくでかい社会問題だと思っている。下請けいじめであり、経営の粉飾行為、品質偽装であり、統計操作であり、環境汚染行為である。ほとんどの新聞社が押し紙をしていると思われる。

「押し紙」とは、新聞社が発行部数を水増しするため、販売店に注文以上の部数を押しつけたり、注文させたりする行為のことである。独占禁止法で禁じられているうえ、部数水増しは広告主に対する詐欺行為にあたるとして問題視されてきた。2016年の朝日新聞の内部告発によると、20〜30%は水増しされていたと言われている。

ただでさえ経営が苦しいのに、販売店側からすれば不必要な新聞を押し付けらるわけだからたまらない。しかし販売店は断ることもできない。広告主にとっては30%も広告効果を水増しされているから詐欺行為である。売れない新聞はゴミでしかないから、膨大な紙ゴミも毎日作られる。

全新聞社に今すぐ押し紙の実態を報告するよう、監督省庁に命令してほしい。







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