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【ワーホリ】オーペアとデミペアの違いは?向いてるのはどんな人?

こんにちは!サカナです!

オーストラリアでのワーホリ中、1ヵ月間パースでデミペアをしていた経験があります。
いい経験にはなりましたが、私には合っていなかったなと思います。

今回はそんなオーペアやデミペアについて、またどんな人に向いているのか経験者目線で解説していきますよ!

オーペアとデミペアの違い

まずはオーペアとデミペアの違いを説明していきます。
あまり区別せず使っている方もたまに見かけますが、応募する際は内容が全く違ってくるので事前に違いを把握しておきましょう!

オーペア(Au Pair)とは
現地の家庭にホームステイをしながら、住み込みでその家の家事や子供の面倒を見るというもの。
その報酬として、住み込みにかかる家賃(レント)や食費を負担してくれるもの。
加えてお小遣いがもらえるというのがオーペアの特徴です。

勤務時間は週30~40時間ほどで、お小遣いは週$180~300が相場です。
土日は基本的にフリーであることが多いですが、家族のイベントがあればお手伝いをお願いされることがあります。
その場合は代わりに平日のどこかでお休みが貰えたり、その週の勤務時間を調整してもらえます。

デミペア(Demi Pair)とは
デミペアの「デミ」はフランス語で「半分」という意味。
オーペアの仕事量の半分という解釈です。

デミペアもオーペアと同じように、現地の家庭に住み込みで家事や子供の世話をします。
デミペアの報酬は、家賃(レント)と食費を家族が負担してくれるというもの。

勤務時間は週15-20時間で、お小遣いは支給されません。

デミペアはオーペアに比べて勤務時間が短く、拘束時間が少ないのが特徴です。

オーペアとデミペアの条件比較
オーペアとデミペアを比較するとこのような感じですね。

      オーペア     デミペア
勤務時間  30-40時間/週   15-20時間/週
お小遣い    〇        ×
土日休み    〇        〇
家賃     無料       無料
食費     無料       無料
期間     3ヵ月~      1ヵ月~

与えられる仕事の内容はどちらも変わらず、家事や子供の世話。
あなただけの一人部屋を与えられて、家賃を払う必要はありません。
食事も基本的に3食出ますし、食材も自由に使っていいと言われることがほとんどです。
場合によっては、自分で調理して準備する必要もありますが、そこにかかる食費は家族が負担してくれます。
ただし、土日休みや個人の用事で外出した先での食費は自己負担となります。

オーペアやデミペアで働くメリットは?

オーペアやデミペアは現地の家庭に入り、家族の一員となって生活ができます。
毎日が英語環境になるので、英語を向上させたい方や子供の世話が好きな方には人気なお仕事でもあります。

具体的にオーペアやデミペアで働く場合のメリットをご紹介します。

オーペアのメリット
オーペアのメリットの一番は、家族の一員として英語環境に浸れることはもちろん、お小遣いがもらえることです。

土日休みに観光したり外食する際はお金がかかります。
お小遣いをもらえることで、自分のご褒美として頑張れますし、モチベーションにもなりますね!

オーペアのデメリット
オーペアのデメリットは何といっても拘束時間が長いことです。

週に30-40時間が目安ですが、一緒に生活している以上その時間以上に働く時間が増える可能性は十分あります。
土日休みがあるので土日は自由に過ごせるとしても、平日は家族のために時間を費やすことがメインになるので外出等は厳しいですね。

拘束時間が長いと必然的に家族と一緒に過ごす時間が増えるということ。
他人の家庭に居候している身分ですので、気を遣うことも多いです。

本当に家事や子供の世話が大好きな方でないと、長期間のオーペアは大変だと思います。

デミペアのメリット
デミペアのメリットは、週15-20時間のお手伝いだけで、家賃と食費代が浮くというところです。

家族から依頼されるスケジュールにもよりますが、語学学校に通いながら、アルバイトしながらでもデミペアをすることは可能です。
自分の予定も組むことができるので、オーペアに比べて自由度が高いです。

デミペアのメリット
オーペアより勤務時間は少ないですが、どのようなスケジュールになるかは家庭によって異なります。

午前中3時間ほど家事をしてもらってそれ以降はずっとフリーなのか、朝食と夕飯の時間帯とを併せて3時間勤務なのか、夕方から夕食にかけての3時間なのかは、家族の要望によって変わってきます。
そのスケジュールに合わせてあなたの自由にできる時間が変わってくるので、学校に通ったりやアルバイトをしたい方は、事前に家族とのスケジュールを打ち合わせた上で決めていく必要があります。

オーペアとデミペア、どんな人に向いている?

では実際にオーペアやデミペアはどんな人に向いているのでしょうか?

実際に私がデミペアを経験してみて感じたことを元にご紹介します。
あくまで私の意見ですので、これに当てはまらないからといって諦める必要はないです。
参考程度にぜひ読んでください。

どんな家事も苦にならない
オーペア先やデミペア先で与えられる仕事は、その家庭によって様々です。
基本的には家事や子供の世話を頼まれることが多いですが、その割合は様々です。

私がデミペアをしていた時は、8割が家事で2割が子供の世話でした。
家事は掃除がほとんどで、掃除機掛けやモップ掛け、トイレやお風呂の掃除をしていました。
子供の世話をメインでしたい方にとっては少し物足りないかもしれませんね。

子供の世話が大好き
基本的に、オーペアやデミペアを受け入れる家族は小さなお子さんがいることがほとんどです。

生まれたての赤ちゃんがいる家庭、10歳くらいの子供がいる家庭。
お子さんの年齢は家庭によって様々です。
家庭の教育方針によっては、信頼関係を築くまでは子供の世話を任せない場合もあります。

私の場合、デミペア先には5歳の男の子と1歳の女の子がいました。
5歳の男の子は人見知りということで、マザーは最初少し気にかけていましたが、幸運にも初日で心を開いてくれて遊んでくれるようになりました。
家庭によっては、様子を見ながらお願いする仕事を増やしていくこともあるかもしれませんね。

私の場合、子供の世話は、マザーが夕食を作っている間に一緒に遊んであげるというものでした。
しかし拘束時間以外でも、子供に要望されれば一緒に遊ぶこともありますし、時間があれば自ら遊んであげることもあります。
子供の世話は拘束時間を超えて発生する可能性が一番高いです。

同じ家に住むということは子供たちと同じ空間にずっといるということです。
早朝、子供たちの声や赤ちゃんの泣き声で起きることもあります。
本当は一人になりたい時間も、子供にせがまれればそっちを優先しないといけない場合もあります。

私は子供が大好きで子供と遊ぶことは苦にならないと思っていました。
しかし、ずっと一緒に生活するというのは想像以上に体力がいることでした。

居候することに抵抗がない
オーペアやデミペアをするということは、その家庭に居候するということです。

しかし、大前提としてあなたがステイする家族は赤の他人です。
赤の他人と同じ家で生活するということは、少なからず気を遣いますし何かしらストレスを感じることもあります。
それでも契約している日数はそこで滞在しお仕事をしなくてはなりません。
そこをうまく割り切ってそのステイ先家族のために尽くせるかどうか、ここは大切なポイントです。

時間が拘束されても許せる
オーペアもデミペアも原則として週何時間働くかは契約時に決まっています。
しかし、家庭によっては契約時間を超えて依頼してくる場合もあります。

土日に家族のイベントがあれば手伝いをお願いされたり、留守番をお願いされることもあるかもしれません。
そのお家で住み込みで働くということは、どうしてもその家族の予定中心に合わせなければいけません。

急な予定変更などにはある程度柔軟に対応できる方がストレスが少ないですし好ましいですね。

コミュニケーション力がある
オーペアもデミペアも、高レベルの英語力が必要な仕事ではありません。
日常会話レベルで十分だと思っています。

ただし、日常会話でも意思疎通ができることが大前提です。
何度聞き返してもいいし、ゆっくり話してもらうようにお願いしてもいいです。
曖昧な理解でお仕事を進めると信頼関係の構築につながりません。
分からないことは分からない、教えてほしいことは教えてほしいとお願いする。
ここのコミュニケーションがとても大切です。

受け入れ先の家族は、あなたが外国人であることを理解しています。
あなたに求めているものは流ちょうな英語ではなく、家族の一員として家族を助けてほしいという思いだけです。

日本人の真面目さや誠実さは海外でも評価が高いです。
実際に私のデミペア先も親日家で日本人のみに絞って応募していました。

私たちにとっては当たり前に感じる行動も、海外から見ると「細かな気遣い」だと高評価を得られることも少なくありません。
日本人としての素質にコミュニケーション力をプラスできれば、もう怖いものなしですね。

何でも相談できる
先ほどのコミュニケーション力とも被るところがありますが、言いにくいと思うこともきちんと相談することが大切になります。

外せない予定がある場合は事前に家族に相談すれば融通を聞かせてくれます。
何も相談しなければ家族の予定に従うだけです。
仕事は仕事で大切ですが、あなたのプライベートも大切です。

特にオーペアの場合は契約期間が長いので、ストレスを溜め込んでしまうとお仕事にも支障がでます。
何か不満なことや、モヤモヤがあればその都度解消していくことが大切です。

日本では何も言わなくても空気を読んで分かってもらえるます。
しかし、海外では何も言わなければ何も不満に思っていない、問題ないと思われるだけです。
ここは日本ではないと割り切って、時には話し合うことも必要であることを覚えておきましょう。

自分の家族との関係が良好
これは、私が実際にデミペアをやってみて感じたことですが、自分の家族との関係が良い人の方がオーペアやデミペアなどの住み込みの仕事は向いていると思います。

当然ですが、住み込みということはその家族とずっと同じ空間にいることになります。
家族間の仲が良ければ、親戚や祖父母、兄弟も頻繁にお家を訪れます。
イベントが大好きな家族であれば、ホームパーティーも開催するでしょう。

私は、デミペア先の家族がまさにこれで、家族が本当に仲が良くて、祖父母や兄弟と頻繁に集まって食事や買い物に出かけていました。
子供の誕生日には盛大なホームパーティーを開催して、兄弟家族も揃って家族の仲良しさがいつも垣間見えていました。

素敵な家族だなぁ~と思う反面、私は少しジェラシーを感じていました。
私の両親は兄弟と仲が悪く、いとことはもう何年も会っていません。
両親は仲が悪いわけではありませんが、仲睦まじい感じでもありません。

デミペア先の家族と一緒に過ごしていると、自分のことが惨めに思えてきたんです。
これが私がデミペアしていた時のストレスの一つでした。

ほとんどの人には当てはまらないと思いますが、私の経験上では家族との関係が良好な人の方が上手く家族に溶け込めると思っています。

さいごに

いかがでしたか?

オーペアもデミペアも、現地の家庭に住み込みで働けるという英語を学ぶ環境としては素晴らしいです。
家賃と食費の負担もなく、貯金が減っていく心配もありません。

やってみたいけど不安があるという方はデミペアで1ヵ月などの短期案件に応募することをおススメします。
何事も実際にやってみないと分かりませんからね。

この記事が参考になれば嬉しいです!

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