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サカナ月報(2023年4月)

さてさて本業では組織改正があり激動の1カ月ももう終わり。
今月は全体的には体調イマイチ+多忙+出張でゲ制はやや不調、
その分頑張ろうと思いインプットだけは充実の1か月でした。
5月はGWからぶっ飛ばしていきますよ!!

1.ゲーム制作

ゲーム制作に関する記事は基本的にCi-enにお引越ししました。
ご興味ある方は以下をどうぞ!できればフォローもよろしくお願いします!
開設以来、サボることなく毎週更新してます。継続の鬼!
本格ゲ制時期になってきたので進捗情報も徐々に増えてます!


2.ゲームプレイ

今月はジャンル問わずほぼゲームを遊ばない1か月でした。
その中で以下が面白いと思ったゲームです!
来月が余力あればもう少しは遊びたいところ。

クリスマス・ロッジからの脱出
脱出ゲームといえば!な作者さんの有料短編脱出ゲーム。50分

輪状スターゲイザー
TGF受賞歴多数の作者さん渾身の星の巡りを感じる長編作。3時間


3.note活動

今月の投稿回数は本記事含めて7回でした!内容はかなり雑多。
以下、並べていきたいと思います。

・ティラノスクリプト系の記事は今後も精力的にアップします!
 とはいえ取り急ぎネタとしてあと3つくらいしかないので、
 Digitallのゲームを遊んで気になる部分がある人は是非質問してください!

・映画に関してはWBC見たさにAmazonプライムと契約した結果、
 たくさん面白そうな映画がサブスクで観られるのでまんまと継続中。
 ド素人として無責任に今後も感想を上げていきます!
 映画ファンが1人でも自作ゲーに流れてくれれば御の字ということで。

映画の他にも「好きな~」の続きモノもそこそこネタのストックがあるので、制作が追い込み時期に入ってもnoteでの苦労はしなさそうです。やったぜ。というかもうそろそろ追い込まないとという気もしないでもない。
GW前にTGF2022総決算記事を作成予定だったのですが、時間切れで間に合いませんでした。残念。GW明けたら早めにまとめ記事出します!!


4.読書

今月は11冊。ゲ制やらゲームやらSNSやらをやってると月で均すと大体月8冊が最多ペースというイメージだったので確実に出張効果です。長男が起きている時間はほぼ読書しているような重度な本の虫なのでちょっと見習ってしまったかも。ちょっと多すぎな気もするので来月からは意識的にペース落とそうかな。

厭魅の如き憑くもの 三津田 信三
コマンド選択式のミステリーADVゲームを作りたい!という話をしていた際に、ホラー風味を加えたいならとおススメされた小説。村の因襲モノど真ん中な設定が濃密過ぎるが、おどろおどろしい言い伝え溢れる村と濃密な人間関係の描写だけで250ページあるので序盤がやや苦行気味。でもそこからは勢いがあって、ラストはそれまでの描写が活かされまくる気持ち良い終わり方。著者は知っていたものの「刀城言耶シリーズ」は知らなかった。次作以降も評判が良いのでとりあえず3冊発注。

果しない流れの果てに 小松左京
当時や同時期の他の作品を知るわけではないが、1965年のSF作と考えれば出色のデキなのは間違いないはず。次から次へと目くるめく時空を飛び越える展開の数々。冒頭で登場する人物たちと提示されるオーパーツや建造物をめぐる大きな謎については綺麗に解き明かされているとは言えず、場面や人物が頻繁に入れ替わるので人間ドラマとしてもイマイチではあるが、壮大なスケールやSF的アイデアの数々だけでも読む価値があった。

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 完全版 幸せの背景は不幸 入間人間
名作ラノベのランキングに必ず入ってくる有名作。書店でたまたまリメイク版が目に付き、すぐ読めそうだったので購入して1日で読了。恐らくテイストが決定的に合わなかったのと、煽るわけでもけなすわけでもなく中高生のうちに読むべき作品だと感じた。ストーリーに入り込めずに『支離滅裂なキャラの言動を隠れ蓑に何か仕掛けているんだろうな』と冷めた目で読み進め、そんな感情のまま結末を迎えてしまった。ストーリーの筋は好きなタイプなはずなのにテキストで作風って本当に変わるんだなと勉強にもなった。

岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。 ほぼ日刊イトイ新聞
MOTHER2が縁で盟友となった糸井重里氏監修の、若くして亡くなった任天堂元社長の岩田聡氏に関する本。スルスルと人物像や優れた功績の数々、仕事観や経営者としての資質などが伝わってくるのは、岩田氏のゲーム業界に与えた功績を理解しているからこそもあるが、岩田氏本人の人柄・能力、そして編集の力も大きいと感じた。彼の思想や仕事観を通じて、彼がいかに優れた経営者かが良く分かるビジネス書としてもためになる良書。理系の超優秀な方の典型かつ最高峰と感じた。自らの感情で判断を鈍らせることは一切なく物事を合理的に捉え、一方で自身は特定の対象を理屈抜きで愛していて感情の持つプラスにもマイナスにもなる力をよく理解しているので、結果として他人の感情はできるだけ尊重する形で組織を円滑に動かすといったことを体現している。

海から来たチフス 畑 正憲
訃報を聞いて直ぐに再読。数十年ぶりに読んだがとても楽しめた。東大院で研究に没頭したリアルな専門的知識と中学生主人公のジュベナイルSF小説ということで大切な分かりやすさが同居した設定および展開であると感じた。文体やセリフなどに多少の時代性を感じるものの、電話交換手が出てくるほど古い話だとは思わず驚いた。当時としては画期的な真新しいお話だったと思われる。登場人物はみな個性的だが、主人公一家とヒロインの従妹が特に魅力的だと感じた。一般的な意味合いのSFというよりは、真の意味でのScience Fictionだなぁと。

凶鳥の如き忌むもの 三津田 信三
これは面白かった。長編二作目も前作同様に超長ったらしい舞台設定の説明が延々と続き、特に何の事件も起きないまま200ページ以上が経過。正直割と辛いが、最後まで読むとこの部分は必要なのだと理解できる。世界観がきちんと描かれていなければ説得力は半減どころか皆無だし、振り返ればかなりの量の伏線が散りばめられてもいたし、情報の出し方の加減が上手すぎ。ちなみに一度事件が始まってからは久々の大熱中で全く本が手離せなくなり一気読み。個人的には非常に好き。いい作家と巡り合えて嬉しい。

ホケツ! 小野寺 史宜
著者の作品はまち、ひとに続き3作目。大ヒット前の作品でどうかと思ったが非常に素晴らしい。本作の主人公は自分とは正反対で無自覚に優しくて心根から優しい人物。自分にはない人としての魅力を持つ主人公の言動や心情を観て、存在しない娘を嫁にやるならこういう相手が良いよな、翻って自分は打算的だな、と少し凹みつつそれ以上に温かい気持ちになれた。人がバンバン殺される作品ばかり好んで読むが、たまにはこういう本を読んでバランスを取らないと、とも感じた。

体育館の殺人 青崎 有吾
舞台は高校の体育館と誰もがイメージできる場所であり、文体もテンポも分量も抜群に読みやすい。一方でトリックやその解決に向けた探偵の動きはミステリ好きも納得の硬派なもの。解決編の前に読者への挑戦状があるのも頷ける本格ミステリの一面もある。ライト層からコア層まで満足できるであろう一作だった。探偵役がアニオタという設定でネタを投下しまくるので、アニメ好きならより楽しめるかも。本作は著者が大学在学中に執筆したということで驚いた。

スター 朝井 リョウ
著者はやはり腕がある。冒頭から非常に面白くて読む手がどんどん進んだ。自分自身がゲームを作って公開しているという作り手目線があるからよりのめり込んだということもありそうだが、いつもそう評されるように今という時代を上手く切り取りつつそこに葛藤しながら生きる人間を描かせたら当代一だと感じられた。至言とも言えるようなセリフがいくつかあり、珍しく読み返したいと思えた。ただ、個人的に残念だったのは終わり方。もっと二人の行く末を見たかった。To be continued感があった。結末が上手くまとまっていたら本屋大賞レベルの一作なはず。

ぼくたちのリメイク12 木緒 なち
文字通り人生をやり直して仲間たちとゲーム開発に邁進するシリーズが7年かけて完結。最後は原点回帰のゲーム制作話にスポットを当てつつ、登場キャラに丁寧にスポットも当てながら、コレシカナイだろうという大団円。ラノベはあまり読まないが、魅力的な女性が複数出てくるお話はゲームの方が表現がしっくりくると感じた。一本道だと主人公が真人間だとよほどの離れ業をしないとヒロイン1人としか結ばれないため。マルチエンドって実は結構合理的なんだな、と。
なお、私は伝説のサークル「半端マニアソフト」を敬愛しており、ファッキン渡辺遼一氏と二大看板(まさおがメインという説もあり)だった著者は戯画、ねこねこ、コットンソフトで活躍した業界人。大芸大時代の自身の経験も投影されているのかな、などと空想したため、ゲーム制作が趣味&元エロゲ好きということとも相まって本作は一般比200%くらい満喫できた。

名探偵のはらわた 白井 智之
評判の高い姉妹作がまだ文庫化されていないので先にこちらを。著者の作品は初めてだがエログロスプラッタ系がお得意のようで、本作も名もなき人物も含めれば数百人単位で死者が出る過激な作品。昭和の猟奇殺人事件の犯人と稀代の名探偵がともに現代に現れて・・・というオカルト要素の強い一風変わった特殊設定ミステリ。連続殺人かつ連作短編かつ多重解決モノなので、事件編も解決編もスピード感が凄い。速過ぎてついていけないレベル。ネタバレは避けるが解決編も結構変わっているものが多い。個性は基本的に長所だと思うタイプなので全く問題なく楽しめたが、純粋なミステリファンは許せないと思う部分だらけかもしれない。


5.映画

映画はしばらくそれなりに鑑賞することにしました!
ちょっとした感想やおススメ度は別記事でまとめ(て)ます!
上段のリンクは今月まとめた記事。下段は今月観た映画です。

今月観た映画は以下です!★は自分の評価です!ご参考までに!
■ショーシャンクの空に(Amazonプライム) ★★★★★
■プリディスティネーション(Amazonプライム) ★★★★☆
■パラドクス(Amazonプライム) ★★★☆☆
■世界を変えたビデオゲーム戦争(Amazonプライム) ★★★★★
■ハッピー・デス・デイ(Amazonプライム) ★★★★☆
■リピーテッド(Amazonプライム) ★☆☆☆☆
■LOFT -完全なる嘘-(Amazonプライム) ★★★☆☆


6.運動・その他

ランニング
仕事やゲーム制作に集中できる根底にあるのは体力!落合も一番大事なのは体力だって言ってた!ということで気合で走りました!

1日(土)   19km
3日(月)   15km
9日(土)   15km
12日(水) 15km
16日(日) 15km
23日(日) 28km
30日(日) 15km(雨でもジムで確実に走る)

計  122km

出張やら会食やらが入ると平日に帰宅ランができなくなるのが痛い。
特に今月は体調不良もあったので低調。23日がなければ酷いもんでした。
目標が特にないので月間250kmとかは走れなくても良いのですが、
最低でも150kmくらいは走っておかないと走力は下がっていく感じです。
フルマラソン3時間半くらいまでは走力戻したいところです。
走力よりも減量した方が早いような気もしますが!


というわけで今月もお疲れ様でした。

以上、富井サカナでした。
来月、来年も頑張っていきましょーい!!

👇今月作成したリンクまとめです!見やすいです!👇


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