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サカナ月報(2024年3月)

2023年度が今日でおしまい!2024年度新たなスタートです!
最近割と仕事が忙しくなってきていて朝へばって起きれないこともあり、
心機一転、改めてゲーム制作に注力するぞ!と心に誓うのでした。


1.ゲーム制作

ゲーム制作に関する記事は基本的にCi-enにお引越ししました。
ご興味ある方は以下をどうぞ!できればフォローもよろしくお願いします!
月報くらいしか記事を上げられていませんが、
情報を出せる感じのタイミングになったらもう少し情報充実させます!

ちなみに現状最新作が公開中です!(次作が出るまで言うことに決めた)
プレイ時間はアンケート結果を見ると2時間弱くらいという感じです!

なお、TGF2023ではグランプリ、準グランプリに次ぐ
「特別優秀賞」という新設された賞を受賞しました!おめでたい!

何この画像!超嬉しいんですけど!


2.ゲームプレイ

祝!TGF2023フィナーレ!!

というわけで無事にフィナーレと結果発表を迎えました。

公開後に受賞作を中心にもう少し遊ぶと決めたので、
今月のゲームプレイは控えめです。(結果発表前2作、結果発表後7作)

あと20作くらい遊んでから自分なりのTGF2023のおススメ作をまとめます。
ゲ制優先で進めるため6月くらいにはなりそう。

なお、ゲ制の参考にも、と思いつつノベコレ作以外もそこそこ触りました。
主にSteamのゲームです。こちらはちょいちょいnoteで記事上げます。


3.note活動

今月の投稿回数は本記事含めて8回でした!
以下、並べていきたいと思います。

TGF2023閉幕に関連した記事と、観すぎな映画まとめ記事が多め。
後にも書いてますがちょっと今月は映画を観すぎました。
疲労度高めの1か月だったのでエネルギー的に能動的な活動が控えめに。

来月以降は週1+月末+αで5~6回更新となる見込みです!
いい加減ゲーム制作的なあれやこれやの記事もちゃんとまとめます!


4.読書

今月は9冊!割とバラエティに富んだラインナップな気がします!
いつも言ってますが来月はいったん積読をそこそこやっつけたい!

■一発屋芸人列伝 山田ルイ53世
ジャーナリズムの賞を受賞しただけあり読み応えが抜群だった。自身も一発屋であり、かつ文才があるからこそ成立する一冊。幼い頃からお笑い好きなおかげで本著に登場する芸人はいずれも最大瞬間風速もその後もよく認識しており、おかげで余計楽しめた気がする。分量がかなり短めかつ、ユーモアたっぷり悲壮感少な目でお届けしているので楽しく読める。オールドファンがかつて光輝いた芸人たちを愛でるもよし、新参ファンが一発屋芸人の系譜を学ぶもよしと感じた。

■恐怖の緑魔帝王 芦原 すなお
少年探偵シリーズ読破後に江戸川乱歩作ではない様々なトリビュート作を読んだが、唯一全く楽しめなかった。オリジナルの設定をドラマチックになるよう改変するのは特に気にならなかったが、本作の場合はキャラ造形や話し方、地の文の文体などの全てがオリジナルとかけ離れていて、コレジャナイ感のカタマリのような1冊だった。登場キャラ全員に違和感を覚えるなんて逆に凄い。著者の著作をこれだけ読んで最悪な印象を持ったままなのも申し訳なく感じたので、直木賞を受賞した過去の有名作を今後読んでみたい。

■法廷遊戯 五十嵐 律人
弁護士の肩書を持つ著者の法律を全面に押し出したメフィスト賞受賞作。評判も高く、映画化もされた作品。期待以上に非常に面白かった。まずストーリーの真相部分の着想が非常に素晴らしいと感じた。そこに至るまでの過程の伏線配置や構成のいずれも上手く、デビュー作ながら法律知識という確固たる武器と確かな実力のある完成度の高い書き手という印象。例えるなら横山秀夫氏の半落ちくらい面白かった。私はなんちゃって法学部法律学科出身なのでスルスルと読めたが、それなりに説明してくれるものの割と難しい領域に触れているので、予備知識がない状態でどの程度楽しめるかは多少気になるかも。今後の活動も注目したい。

■変な家 雨穴
2023年最も売れた小説らしく、文庫化した瞬間に購入したら妻も長男に買ってて被ってしまったくらい。「間取り図」を全面に押し出した作品でバズるのも納得のキャッチーさ。冗談のような推理が徐々に真実味を帯びていき、複数の変な家を巡りながら超ホラー度の高い真相に近づいていく展開が楽しめる。一人称のルポ形式はゴシップ的に読み手の興味を煽るのにも、真相が判明して心がスッキリすることも許さずに心の中にじっとりした後味を残すにも効果的だと感じた。見せ方もアプローチも語り口もお上手。但し、どう考えても小学生に率先して読ませる本ではない。

■神々の山嶺 上 夢枕 獏
ゲーム制作者の方のnoteで人生を変える転機となったとまで書かれていたので興味を持って即読んでみたが、なるほど山に人生を賭けた男たちの熱すぎる生き様が書かれた魂の一冊だった。時間的にも空間的にもスケールの大きな作品で、雑多なネパールの雰囲気や山の脅威などの描写の質感が素晴らしい。男臭さ溢れるが凄いのでそこが合わないことはありうべしだが間違いなく傑作。あくまでストーリーとしては後半に向けての導入・展開部分ではあると思うが、溢れだそうとする強烈なエネルギーを感じた上巻。

■神々の山嶺 下 夢枕 獏
山に全てを懸けた男の生き様とそれを見届ける人たちの物語が完結。死生観やどう生きるかなどにも強く踏み込んだ作品。煮えたぎるような情熱を感じる文章1つ1つも素晴らしいが、伏線や対比の表現なども素晴らしい。思わず一気読みする小説は数あれど、読み終えるのが惜しくて敢えてゆっくり読むことは自分にとっては非常に珍しかった。読後には非常に満たされた気持ちになった。著者が自ら全てを出し尽くした、これ以上の登山小説はない、と自負するだけのことはあった。著者の名声は以前より聞き及んでいたもののなかなか読む機会を持てないでいたが、ちょこちょこ気になったものから読んでいこうと思った。

■invert 城塚翡翠倒叙集 相沢 沙呼
2022年に読んだ小説の中で個人的には1番楽しめたmediumの続編短編集。どうやって続編やるんだろと思ったらまさかの倒叙モノ。世代的に倒叙モノと言えば古畑任三郎な自分も大満足の傑作短編3編が楽しめる。城塚翡翠のキャラクターをどう活かすのかと思ったが、このやり方は悪い意味でのラノベっぽさを打ち消す意味でも確かに上手い。シチュエーションも犯人造形も三者三様の3編とも面白かったが、やはり3編目が一番唸った。これは素晴らしい。シリーズ次作も文庫化が待ち遠しい。

参考:note記事

■人生で大切なことは、ほぼほぼ子どもが教えてくれた。 おおたとしまさ
妻からの勧めで読んだ、子育てを通じて自身の価値観と向き合って生活が一変した父親による子育て本。子どもたちとの接し方は常識や世間体よりもより本質的なことや自身の価値観を大事にしようという点が一貫している。つまらない大人よりもこういう大人に育てられた方が、逞しく人間味豊かに育つだろうな、と感じた。共感できる部分とできない部分は7:3くらい?でもいずれにせよ個性的な考え方なので読んでいて面白い。著者が過去を振り返ってのコメントは確かに父親としての成長を感じた。

■武道館 朝井 リョウ
全部読むと決めた著者の未読本を見つけたので即購入。主人公はグループ活動を行うアイドル。武道館コンサートを目標とするアイドルグループが売れない段階からとうとう目標を達成するまでの物語。単純なサクセスストーリーではなく、アイドルとして消費されることに対する苦悩や葛藤をよく描いていると感じたが、それも含めてちょっと良くあるテーマに見えてしまった。さすがに表現力があり展開も面白く一気読みはしたが、そもそも「アイドル」に大した興味がないためそこまで刺さらず。芸能活動を夢見ていた人やアイドルファンや関連する仕事に携わっているような人には大いに刺さる可能性はある。


5.映画

当月中に観た中で一番良かったものの予告編を今後は貼ることにします。
というわけで今月はこちら!今更かよ!という声も聞こえてきそうですが。

名作というのは当然知っていたのですが、上映時間3時間超えなのでなかなか観るタイミングが掴めずにようやくタイミングができて鑑賞できました。

近年の様々な世界情勢を見ていてもナチスの愚行は決して他人事ではなく、
後世に亘って観られ続けるべき映画だと今更観た身のくせに思いました。
その一方でただ戦争の悲惨さを訴えたいという映画では決してなく、
悲惨な戦地における極限の人間ドラマが堪能できる作品で素晴らしかった。
シンドラーが本当にもう魅力的過ぎてそりゃ周りも感化されますわ。

ちょっとした感想やおススメ度は別記事でまとめ(て)ます!
上段のリンクは今月まとめた記事。下段は今月観た映画です。

今月観た映画は以下です!★は自分の評価です!ご参考までに!
■プラットフォーム(Amazonプライム) ★★★☆☆
■きみがぼくを見つけた日(Amazonプライム) ★★★★☆
■フォレスト・ガンプ/一期一会(Amazonプライム) ★★★★☆
■RED/レッド(Amazonプライム) ★★★☆☆
■シックス・センス(Amazonプライム) ★★☆☆☆
■ファイナル・デスティネーション(Amazonプライム) ★★★☆☆
■マリグナント 凶暴な悪夢(Amazonプライム) ★★★★☆
■ベイビーわるきゅーれ(Amazonプライム) ★★☆☆☆
■ブロークバック・マウンテン(Amazonプライム) ★★★☆☆
■コーダ あいのうた(Amazonプライム) ★★★★☆
■草原の実験(Amazonプライム) ★★★★☆
■シンドラーのリスト(Amazonプライム) ★★★★★
■映画ドラえもん のび太の地球交響楽(映画館) ★★★☆☆
■UDON(Amazonプライム) ★★★☆☆
■ペンタゴン・ペーパーズ(Amazonプライム) ★★★☆☆
■ファースト・マン(Amazonプライム) ★★★★☆

今月観たのは全16本でした。もはやあたおか!
「オススメ度」という定義での5段階評価の限界が見えてきましたが、Filmarksスコアのようにコンマ1刻みで評価するなんて無理だし仕方ない。
★2はつまらなかったに近いのでおススメできない扱いですが、
★3と★4はだいぶそれぞれ意味合いが異なるのであくまでご参考で。
振り返って考えるとコーダはやっぱり★5で良かった気がしてきました。

意識的に過去の名作を少しずつ鑑賞していますが、
ヒューマンドラマは色褪せない一方でどんでん返し系は色褪せる印象です。
(カイザー・ソゼもあんまりでしたし)

今月はたまたま他のことができないような時間の空き方が多かったですが、
来月以降はそんなことはないはずなのでペースを落とすつもりです。
ゲーム作ってる時間の方が長いのに映画見てるおじさんにしか見えない。。


6.運動

ランニング
今月は花粉が怖かった、宴席多め、出張・外出多めということで相当控えめな距離となりました。一方で満腹な宴席が何度かあったせいで目に見えて体重は増えました。4月からはかなり温かくなりそうなので完全にランニングの季節は終わってしまいましたが、やはり150kmくらいは走らないとデブる一方だと再確認しました。食事量減らせれば良いんですけども、自分にはそれが一番難しいです。

3日(日)   28km
9日(土)   17km
10日(日) 15km
16日(土) 15km
23日(土) 19km
28日(木) 15km
30日(日) 29km

計  138km

というわけで今月もお疲れ様でした。

以上、富井サカナでした。
来月も頑張っていきましょーい!!


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