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日々の雑感を綴ります。
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2019年1月の記事一覧

1年の長さ

1年の長さ

寒い。

年が明けるとぐぐぐと寒さ深まるのは毎年のことのような気がするのだけれど、「冬ってばこんなに寒かったっけか…」とげんなりするのもまた、毎年のことのような気がするもので。

1年という時間は大人になってからはとくにあっという間ではあるけれど、冬の寒さを身体が忘れる程度には十分な長さなのであって、人間にとって実に「ちょうどいい」時間単位なんじゃなかろうかと思うこれもまた、毎年のこと。

「今年

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「神の子」から人間になった鬼束ちひろ

「神の子」から人間になった鬼束ちひろ

先日の兄との対話の記事でも少し触れたのだけど、好きな音楽は何かと問われれば日本のHIPHOPで。

とはいってもまったく詳しいわけでもなくて、ゼロ年代前半ごろに聴いていた日本語ラップを延々と聴き続けているようなところがあって、MURO、TWIGY、BuddhaBrand、NITRO MICROPHONE UNDERGROUND、RHYMESTER、といった面々がプレイリストで無限のごとくリピートさ

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映画『きょうのできごと a day on the planet』のこと

映画『きょうのできごと a day on the planet』のこと

今日は映画の話。

友人に勧められてDVDで。

映画、久々。実は映画を観るの自体が久々で、前回がいつの何だっかもよく思い出せないレベルなのだけど。

そのくせ映画の批評は割と読んでいて、RealSound映画部の「宮台真司の月刊映画時評」とか、ゲンロンβでの渡邉大輔氏の「ポスト・シネマ・クリティーク」とか、津田大介氏のメルマガ「メディアの現場」に連載あった「中原昌也×岸川真「最後にはだれかをブチ

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兄との対話-他者としての作品

兄との対話-他者としての作品

昨日、実家の兄とのメッセージのやりとりで思いがけず考えごとが発生してしまったので、備忘録的に残しておくことにしました。

兄、その人物と、関係性1つ歳上の兄は、数年前から実家の家業を手伝っていて。
20代の前半まで博多でレゲエをやっていた彼。いわゆる「夏だレゲエだ!」という類のものよりは、クラシックなスタイル(←この表現が適切かどうかはまったくわからない)の芸風だったようなのだけど、中学高校時代か

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