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なぜ、今、日本の伝統文化を通じて美意識や哲学を学ぶ必要があるのか?


国連防災機関(UNDRR)は一昨年公表した「自然災害の世界評価報告書」で以下のように警鐘を鳴らした。

統計によると、2030年までに自然災害の発生は世界全体で1日当たり1.5回、年間で560回に達する見通しで、人類は温暖化助長やリスク無視を通じて「自己破壊の連鎖」に陥り、貧困層を何百万人も増やし続けている。

自然災害とそれに伴う飢餓、さらに戦争も難民を増やし、貧困層は増えるばかりだ。現在、イスラエルとパレスチナ問題がまた再燃し、戦争状態になり多くの避難民が逃げ場を失っている。

これから、世界が必要とするのは日本の伝統的美意識や哲学だ。

かつて日本は、第二次世界大戦で2発も原爆を落とされ、大都市は焼け野原にされ、悲惨この上ない状況の敗戦国となった。

日本の状況と与えられた条件からして日本は現在、最貧国でもおかしくない国なのだ。

しかし現実は?
なぜ、日本人は戦後急速に復興し、しかも経済大国になれたのか?

マネージメントの父と呼ばれ、世界のビジネスマンに影響を与えたあのピーター・ドラッカーは「このような奇跡を起こせる国は日本以外にあり得ない」と断言している。

日本人が奇跡を起こす要因の一つが「超ポジティブシンキング」だ。

日本人は特にそのようには思っていないのだが、外国から見たらそうとしか思いえない。

例えば、震災などの自然災害で家や財産や家族を失い食糧や水も手元にない場合、多くの国では略奪や暴動が起こる。

場合によったら食料を奪い合い、傷つけあう。

それに対して日本人は、行儀良く並び配給の順番を待ち、お互いに助け合う。

この違いは、日本人の特質、つまり超ポジティブシンキングに起因している。

日本人の特質とは、身に起こったこと全てを「良くも悪くも」ありのまま受け入れ、ネガティブな思いを引きずらず、起こったことを教訓とし、より良い未来を助け合いながら実現しようとする思考に至る資質だ。

例えば、江戸時代、江戸の街は何度も大火に見舞われたが(260年間で大火だけで約90回)、その度に、あっという間に復興したことは、皆様ご存じの通りだ。

特筆すべきは、江戸の街は大火から復興する度に大きくなり、人口が増えていったことだ。

これは外国から見たら奇跡と言うほかない。

則、日本人にしか起こせない奇跡を何度も起こしてきた国なのだ。

それらのことに着目した優秀な外国人は日本の伝統的美意識や哲学、そして伝統的思想が自国や世界の未来に必要だと確信し、学び始めている。

ピーター・ドラッカーが言うように、日本は奇跡を起こせる唯一の国で、それは人類を救える唯一の国だと言っても過言ではない。

ただし、残念なことに戦後、連合国軍(GHQ)の「日本弱体化計画」のおかげでそのことを学ぶ機会を減らされ、大切なことに気づかず、忘れ始めている日本人が増えている。

だから、まずは日本人が学ぶ必要がある。

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