自分自身が楽しむ
東京ディズニーリゾート、四年に一度くらい行っている。
遠くから旅行の予定を組んでいくので、準備に余念はない。
どうしたら子どもが喜んでくれるだろう、母や祖母も楽しめるだろうと、
乗るアトラクションを決め、ショーやレストランを予約する。
当日土砂降りだろうが台風だろうが、旅行をキャンセルすることはない。
今回初めて、全く予定を立てずにディズニーランドへ行った。
とても楽しかった。
息子のところへ引っ越しの手伝いに行き、合間に関東にいるお友達を誘って、遊びに行ったのだ。
どうすれば子どもが喜ぶかな?ということを考えなくていい。
気ままな女二人でディズニーランド。
せっかく来たから一応アトラクションに乗っとく?というノリなので、最新や人気のアトラクションに並ぶことなく、イッツアスモールワールドで癒され、ジャングルクルーズで笑う。
トムソーヤ島に渡ったことない、という話から、40女二人でトムソーヤ島に渡り、子どもに混じって遊ぶ。
なんか、もっと映え写真が欲しいのにっと言いながら、地図を片手にインディアンのテントと記念撮影する私達…。
自由でいいなあ!
ゆっくり座って話したいねっと言ってレストランを探すのだが、アプリでの予約の仕方がわからない。
店の前でキャストのお姉さんに、「予約してないんですけど…」と話しかけ「二名様ですか?今ならあいてますよ」と入れてもらう。
なんだ、アプリ使えなくても何とかなるじゃないかっ、この歳になると”とりあえず聞いてみる”ということが躊躇なくできるようになって、大人になったと感じる。(おばさん化とも言うが…。)
何のお店かわからなくて入ったら、提示された金額にびっくり!ブッフェ形式のレストランだったのか…。
「まあいいじゃん、いっぱい食べよ~」
と、お友達が言ってくれたので
「行き当たりばったりもいいねえ」
と、充分楽しんだ。
ブッフェ形式でいくらかかると、金額調べてたら入らなかったかもしれない。おかげで、美味しくてかわいい、ディズニーらしい食事にありつけた。
家族で旅行に行くと、子ども達喜んでるかな、おばあちゃん疲れてないかな、と色々気を回して自分は楽しめないものだった。
家族が喜んでるとうれしいのでそれでいいのだが、ものすごく久しぶりに自分自身が楽しんだ。
旅行に限らず、これからはそんな時間と、気を遣わないお友達作りを楽しんでいきたいと思う。
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