介護施設で働きたい人が、他業界に「たくさん」いた話。

ども。プラスロボ代表取締役の鈴木亮平です。スケッターというサービスを運営しています。

スケッターは簡単に説明すると、介護施設のスポット業務と隙間ワーカーをマッチングするサービスです。最大のポイントは「介護をしない」ということです。

具体的には三大介助ですね。それ以外であれば、なんでも募集できます。例えば、最近では「髪をドライヤーで乾かすスケッター」「演劇をやるスケッター」とかニーズがあるようで、問い合わせが来てます。あとは施設で行う季節行事の手伝いですね。

あ、一緒に昼飯食べるスケッターも募集してますよ!

介護施設でのお仕事って、介助以外にもやることがたくさんあるんです。その仕事を全て介護職員がやっているわけなので、大変です。もちろん、「お話し相手を素人が簡単にできると思うな!!全ての業務にプロの知見が必要なのだ!」(傾聴で相手の体調の変化を見ていたりするので)という方もいますが、そもそも論点が違くて。

スケッターサービスの目的は完璧な業務遂行というよりも、この世界に関心がある人たちとの「出会い」の提供です。

このスケッターの登録者、500人のうち8割が異業種なんです。20代の女性会社員が一番多く、あとは介護士、元介護士、学生です。

(「学校帰りはスケッター!」みたいな学生も増えてます)

スクリーンショット 2019-09-10 23.43.59

福祉の世界に関心はあるけど、いきなり転職、就職、面接はハードルが高すぎて、結果としてアクションの起こしようがなかったという人がたくさんいました。雇用契約を結ぶパートアルバイトも「覚悟」が必要で、やっぱりハードルが高い。

「まずはスケッターとしてならやってみたい!」という人が多いですね。その後、「この施設いいな」「この世界でやってみたいかも」というスケッターがどんどん介護施設に転職してます。スケッターを通じて、この世界に関わる人が増えていくこと。これを目指しているのであります。(もう!行政も手伝ってよ!)

スクリーンショット 2019-09-10 23.42.54

ちなみに、弊社は採用手数料もマッチング手数料もゼロ(サイト使用料のみ)なので、施設からも結果として「採用コストが激減した」と報告をいただいています。このへんの狙いについては、どこかでまた書きますね。

介護業界は人材確保に苦労しているとのことですが、「介護施設で働きたい若者がたくさんいる」事実を、伝えていきたいと思います。

#スケッター





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?