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治療家が推薦! おすすめ健康本シリーズ①「名医は虫歯を削らない」

世の中には健康本がたくさんあって、良い本なのかは読んでみないと分からない。僕は昔から本が好きで、健康本はあらゆるジャンルを今まで沢山読んできたから知識だけは人並み以上に増えた。
夢は自宅に図書館を作る事。笑

健康本を読んで新たな視点に感動したこともあれば、残念ながら買って後悔するような事もあった。
僕の独断と偏見になるけど、おすすめの健康本をこれから色々紹介してみようと思う。何かの不調や病気で苦しんでいる人のヒントや手助けになればいいな。


「名医は虫歯を削らない」 小峰一雄

2016年11月15日 初版


「虫歯は削らずとも、自然治癒させる事ができる!」と主張されている。
人には自然治癒力が備わっており、皮膚にできた傷が自然と治るように、歯も自然に治るものだと。
そのためにはいくつか条件を整える必要があり、僕が注目したのは、虫歯は2通りの経路から起こると言われていた事。

1つ目は、砂糖などの取りすぎで口内細菌が繁殖する事で、歯の外側から虫歯になる経路。
2つ目は、体の中(腸など)から歯に細菌が侵入する事で、歯の内側から虫歯になる経路がある事。

レントゲンを撮ると、歯の表面には穴が空いていないのに、歯の中がスカスカになっている事があり、虫歯が歯の表面から進んでいくという今までの考え方だけでは説明できない現象を発見したそう。

アメリカのラルフ・スタイマン博士が「体を流れている物質はやがて歯の神経を通り、歯の表面に出てくる」事を実証した論文がある。
そこには虫歯ができる原因として、象牙質の液体移送システムが大きく関与していると書かれている。

象牙質の液体移送システムとは、体内の物質が歯を通って口の中に流れ込むこともあり、口の中の物質や細菌が歯の表面を溶かすことなく体内に流れ込むこともあるというシステムの事。
内分泌系の機能低下や、偏った食生活、ストレスなどでこの液体の流れは逆流したり、滞ったりするらしい。


という事は、どれだけ歯磨きを頑張っていても、
砂糖やお菓子、加工食品や体に悪いものなどを大量に摂取していると、やがて体内から異物や細菌が歯の内側に侵入し、虫歯を起こしてしまう。

歯を削らない治療法は、
殺菌作用のある複数のミネラルが含まれたドックベストセメントを虫歯の穴に詰めることで、虫歯菌を死滅させ、再石灰化を促す安全な方法であるらしい。


予防歯科”に力を入れていて、虫歯予防には歯磨きも大事だけど、食べ物に気をつける事が一番だという。虫歯になってアタフタするよりも、予防できるならその方が良いよね。
予防のために、
「こんな食事をしよう!こんな物は食べないで!こんな物を食べるようにして!」などが書かれてある。
酸性体質をアルカリ性体質に変える食事にする事で、虫歯やガンになりにくくなると言う事も書かれている。

ドックベストセメント療法については、全国に学んだ歯科医師がいるそうだからネットで検索してみてもいいし、本の巻末には実践している全国の歯科クリニックを紹介してくれてるから、そこから探してもいいと思う。

「定期的に通って歯の状態をチェックしてもらう。」と言うのが予防だと思いがちだけど、本当の予防は、自分自身で虫歯にならないような食生活を行う事や、ストレスを溜めない事だと教えてくれている。素晴らしいなって思った。


僕も一応、”予防整体”というのを掲げていて、病気になってからアタフタするよりも、「日頃から病気や不調にならない身体を作っておく方が良い」と言う理念で治療やアドバイスを行なっているから、通じるものがあって面白い本だった。

僕もいずれ本を出したいって夢があるから、
タイトルは、
「名整体師は体をバキボキしない」とか、
「名整体師は痛みを取らない」とかにしようかな。笑


「〇〇を自分で治す方法はありますか?」
「〇〇のような症状の場合はどんな治療法が良いですか?」
「〇〇のような病気はどのようにすれば良くなりますか?」

などを知りたい方は、コメントに書いて頂くか、プロフィールに貼ってあるホームページから、メッセージを送って頂けたら、それに関する記事を書きますので教えて下さい。


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