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共感しかない!!~1人から始めるユーザエクスペリエンス~

はじめに

今日は書籍『一人から始めるユーザーエクスペリエンス』について、分かりみ(共感)しかなかったので、経験談と自分の振り返り交えながら書いていこうと思います。UXデザイン学び始めて読んだときは全然理解できず、難しい本だなと思っていました。久しぶりに読んだら、共感の嵐、同志がいることに嬉しさを感じた@i09sakaiです。
ネガティブな話に見えるかもしれませんが、とてもポジティブです!事実としてネガティブなものもあるけど、モチベーションを維持しつつ、それをどう変えていこうか!という、未来に向けた話です。

前提「UXデザイナーとは?」

前提となる名言。

UXデザイナーは、ほぼクロスオーバーズ(領域横断者)である。

まさに、そうだなと思いました。元々別の領域で仕事(モノ作り)をする中で「ユーザのこと考えないとダメじゃない?」と気付いた人たちなんですね。その気付きからユーザ(人間)中心デザイン(HCD)やUXデザインが必要だと発見して、その道を切り開こうとしている人たちが多くを占めています。例えば、ビジュアルデザイナー、PM、エンジニア、データアナリストなど。
私もエンジニアです。高専ではC言語をがっつりやって、会社ではJava、JavaScript、Pythonを少々使っています。小さいころからモノ作りが好きでした。「わくわくさん」の真似事をしてオリジナル工作を編み出し、年下の子ども達に教えるくらいに…。これからはパソコンでモノ作りする時代だ!と高専に入学しました。

道を切り開こうとしたら何が起きるか

色んな悩みが発生します。大きく下記4つです。

1.器用貧乏な気がする
UXデザインって調査~検討~開発~評価と対象範囲が広く、やることも多いです。少しずつ摘まんでいくと浅くなってしまうけど、誰もやれる人がいないからと全範囲やることになり、何でも屋になったような気持ちになります。専門家にはまだ成れていない状態なので、これでいいのか?と自問自答することばかりです。

2.啓蒙活動をする必要がある
UXデザインについて理解していない組織だと、社内への啓蒙活動が必要となります。UXデザインはUI・見た目でしょ?と勘違いされたり、必要ないと反発されたり、どうやってビジネスにするの?と詰められたり、道のりは長いです。定期的に啓蒙活動として、研修やプレゼン、提案活動、資料作成など教育を行い、仲間を集めて行く必要があります。会社の理解があって、お金は出してくれるかもしれませんが、実践しようとはしないでしょう。粘り強く定期的に啓蒙活動を続けるしかないです。

3.限られたリソースの中で働かないといけない
新しく始めることなので仲間も揃っていないし、クロスオーバーズなので本業務もこなしながら、UXデザインの知識を貯め実践してみて効果があればPJに活用したり、啓蒙活動の検討・企画~調整~作成・準備~実施まで全て自分でやるしかないのです。まだ成功するか分からないから全稼働を割けないのも理解できるんです、仲間増やせないのも自分の啓蒙活動が上手くできていないからだし、、、と思っても、しんどいときもあります。同じレベルで話せる仲間が欲しい。

4.自分で道を切り開くしかない
クロスオーバーズなので、自分で勉強したり、やってみたりして、最適解を見つけていくしかありません。周りに専門家も実践者もいないので、ガイド・マニュアルもありません。全て1から自分でやるしかないのです。すごいプレッシャーですよね。

※UXデザインのコンサル会社、デザイン会社だとほぼ全社員がUXデザインを知っている、実践している、専門家である状態なので、同じような悩みは出ないと思います。

クロスオーバーズのUXデザイナーにはどんなスキルが必要なの?

必要なスキル・素質について自分の振り返り含めて記載していきます。啓蒙活動も含めたスキル、素質です。ただ、お客様先で実践するときもメンバーを巻き込むという意味では社内外限らず、必要になってくると思います。

必要なスキル
・ファシリテーション力
 ⇒経験を増やして、少しついてきたかな?
・柔軟性
 ⇒頭でっかちタイプなので、まだまだ足りない。
・自己主張
 ⇒諦めがち、譲れないところだけ主張強い。
・説得力
 ⇒ない。人前で話すのも苦手だけど、緊張はしなくなった。魅力的な話し方ができるようになりたい。

必要な素質
・存在感
 ⇒良くも悪くもこれだけはある。
・いつでも相談できる
 ⇒話しかけづらいと学生時代から言われてきた。人見知り。会社で愛嬌振りまくのを数年前にやめたため更に話しかけづらい存在かも。とがっている自分に酔っているのか?
・印象が良い
 ⇒第一印象だけは◎
・公平性
 ⇒偏りがち、自分と同じ性格・タイプを偏愛する傾向にある。
・みんな良い意見を持っていて、みんなの考えを見ようとしている
 ⇒みんな、とは思えていない。信頼している相手のみ。

こんな感じで全くスキルも素質も足りていない状態ですが、少しずつ変わろうとしているところです。
皆さんはどうですか?当てはまりましたか?

導入するときの原則

プロセスにこだわり過ぎず、「原則(マインドセット)」が重要

原則
1.メンバーを招き入れよう
デスクワークではなく、チームコミュニケーションが必要です。そのために、チームメンバーが会話できるように努力したり、理解できるよう助けることが必要です。ここでUXの世界に引き込めると◎!!

2.みんなで一緒にやろう
議論で対立⇒可視化して共有が大事。なるべく、他の部門や職種の人まで巻き込んでいきましょう。

3.耳を傾けよう
ファシリテーターをすることも多いと思います。メンバの意見を真摯に受け止め、積極的に意見の意図を理解しましょう。問うべきことをしっかり問う必要があります。ちょうどよいバランスを保ちながらチームを導きましょう。

4.潮時を知る
完ぺきなんてないので、基本アイディアを伝える、アイディアの意見を交わす、コードを書き始める潮時を知って、上手く立ち回りましょう。

モチベーションの保ち方

1.反論=いい機会、脅威ではないとポジティブに捉えよう
興味・関心を持ってくれているというだけなので、しっかり話し合いましょう。もしかしたら、すごい仲間が増えることに繋がるかもしれません。
⇒私は、最初はいちいち傷付いてたんですが強くなったのか、捉え方を変えたからか全く気にならなくなりました。

2.コミュニティに入る
UXデザインに対して同じ情熱をもってやっている人が社内にいなければ、社外に作ればいいんです。色んなコミュニティがあるので、勇気を出して入りましょう。メンターが見つかるかもしれません。
⇒私はまだ入れていないのですが、、、HCD-NetのSlackとかもっと活発に発言して仲間を見つけたいところです。

じゃあ、どうしたらいいのか?

書籍では、自分一人でも簡単に実践できること、周りを巻き込んでやっていけること、認知度上げるために仲間を増やすためにできる手法が27個紹介されています。完ぺきに取り入れなくていいからできることからやれそう!って思えるレベルのものが多いです。

次の記事で5つくらい紹介しようと思います。

終わりに

私は今は1人ではないのですが、数人のチームでも組織に導入となると大変かと思います。ただ、確実に価値があると信じているので、突き進むだけです。皆さんも一緒に頑張りましょう。

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