初めての小説を書こう!〜スマホとパソコン、執筆するならどっち?編〜
小説を書くために必要な事前準備って、そんなに多くないんですよ。
極端な話、百均でペンと紙を買ってくれば200円+税で始められますし。
ところでこの記事を読んでいるということは、あなたはスマホをお持ちかと思います。
あるいはパソコンで読んでいるかもしれませんね。
どっちでもOKです。それがあれば小説は書けます。
もはや紙とペンすら必要ないんですね。わあ便利な時代。
とまぁ、そんなことは恐らくあなたもわかっていることでしょう。
あなたが知りたいのはその先、例えば『スマホとパソコン、執筆するならどっちの方がいいの?』というような一歩踏み込んだ話ですよね。
ということで、今回はそんなお話です。
1.スマホ or パソコン!執筆するならどっちがいいの?
さて、あなたの前にふたつの選択肢があるのは既にご存知の通りかと思います。
スマホかパソコン。
一体どっちで執筆すればいいのでしょう。
なんとなくキーボードをカタカタして執筆するイメージはありますが、できることならスマホよりもパソコンで執筆した方が望ましいのでしょうか?
結論から言うと、そんなことはありません。
完全に好みの範疇かと思います。
サクッとふたつのメリットをまとめましたので、参考にしていただけると嬉しいです。
ちなみに私はスマホで執筆していますが、理由としては長時間デスクに座って執筆をすると首や腰に負荷がかかってしまうからです。
今このnoteもベッドでゴロゴロしながら書いてます。なんて楽なんだ。
ところで、互いのメリットをサクッとまとめつつも、しれっとめちゃくちゃ大事なことを書きました。
どこかと申しますと、パソコン側のメリットとして書いたコレです。
なぜこれが大事になってくるかというと、その理由はズバリ『新人賞の応募規約』にあります。
自作を新人賞に送り付ける際には当然指定のデータ形式なんかがあるのですが、中には「Wordファイルで送ってね〜」と定めているところもあります。
プロが出版社に原稿を渡す時も、基本のデータ形式はWordのdocxファイルということがほとんどらしく。
プロ志望の方は最初からパソコンでの執筆に慣れておくのも手かなと思います。
じゃあスマホで執筆している方は新人賞に送ることはできないのかと問われれば、別にそんなこともないのでご安心を。
『指定の書式(○字×○行、縦書き等)を満たしたpdfファイル』であれば受け付けてくれるところがほとんどです。
数は少ないですが、縦書きでpdf出力が可能なスマホアプリも存在するので無問題。
パソコンがないとプロになれないというわけではありません。
さて、次はデメリットのお話です。
まずはスマホのデメリットから。
とにかく目が疲れます。
画面が小さいのと、そのせいで画面との距離が近いので、モロに眼球に負荷がかかります。
暗闇で執筆した日には終わりです。それが習慣化すると慢性的な寝不足に悩まされることになります。私みたいに。
それと、フリック入力。
これに関してはまぁ、現代では既に慣れきった方も多いと思いますので、そんなに大きなデメリットにも感じないですね。
慣れればキーボードで執筆している方とも遜色ないスピードで書けるようになります。
どっちも極めたらさすがにタイピングの方が早そうですが。
アルファベットの入力速度で言ったら、さすがにキーボードに軍配があがります。
こればっかりは太刀打ちできません。
ですが日本語で小説を書く以上、そこまでアルファベットを多用する機会もない(ジャンルやスタイルによるとは思いますが)ので、これもそこまで気になっていませんね。
次にパソコンのデメリットについて。
お金がかかります。
そもそもパソコンを購入するにもそこそこの大金が必要です。
それを言い始めたらスマホだって同じことではありますが、現代ではパソコンよりスマホの普及率の方が高いですからね。
『小説を書くためにパソコンを買いたい!』って人には、かなりの出費と言えるでしょう。
さらに先述した通り、パソコンで執筆する大きなメリットとして『Wordが使える』というものがありますが、Wordは有料ソフト。
月額1,200円、年額12,900円、もしくは買い切りで17,000円が必要経費となります。
(正確には無料版のWordもありますが、執筆ツールとして必須の縦書き機能がオミットされてるため除外)
最初からOffice搭載のPCを買えばいいってのもありますが、個人的には謎メーカーの低スペックPCを買って買い切り版のWordをぶち込むというのが高コスパかなとは思います。執筆だけならそんなにスペックもいりませんし。
それにしても金かかるけど……。
さらに、身体に負担がかかります。
これは私の環境にも問題があったのかもしれませんが、腰は痛いわ手首は痛いわ肩はこるわで散々でした。
一応この辺の問題は軽減可能で、デスク用のアームレスト、長時間座っても負荷がかかりづらい椅子、クッションなんかを購入すればマシにはなります。
ハイ、そのぶんお金はかかります。
さらに、執筆の環境が固定化されるという点。
早い話、デスクでしか執筆できません。
毎日同じ場所、同じ向きでしか作業できないので、リフレッシュや気分転換が難しかったりします。
ノートPCであれば解消可能。
ですが、なんだかんだノートPCでもかさばります。
「今日は気分転換に近場のカフェで執筆しようかな〜」となったとき、ノートPCを持ち運ぶくらいならスマホで執筆した方が楽じゃね?なんて思ってしまったり。
2.第三の選択肢、『どっちも使う』
結局どっちがいいのさ。
自分は出先でも気軽に書きながら、家に帰ったら腰を据えてじっくり書きたいんだよ。
両方のメリットを総取りできる方法ないの?
A.あります。
どっちも使えばいいんです。
世の中とは便利なもので、『執筆したデータを同期して別の端末から続きを書けるアプリ』があるんですよ。
朝、通勤中にスマホで執筆して。
夜、家に帰ったらその続きをパソコンで書く。
そんな書き方ができるアプリやサイトを利用すれば、スマホとパソコンの良いとこ取りができちゃいます。
調べればいくらでも出てくるので具体的な紹介は省きますが、いくつか例を挙げるなら『Googleドキュメント』『Nola』『各小説投稿サイトの下書き機能』なんかがそれにあたります。
スマホでもパソコンでも快適に執筆したいという欲張りさんは、この方法を試してみてください。
3.さいごに
別にどっちが優れているって話ではないと思うんです。
いやもちろん、それぞれの長所短所はありますけど。
ケースバイケースというか、あなたに一番合ったツールで小説を書くのがいいですよね。
ぶっちゃけスマホしか持ってない方はスマホで書けばいいですし。
両方持ってる方は両方使えばいいですし。
両方持ってるけど腰痛ぇよ。っていう私みたいな方はスマホだけ使えばいいですし。
あぁ、元も子もないこと言ってしまいそうです。
別にどっちでもいいよ。
それからきっと、こういう記事を漁りにきている方は「スマホしか持ってないんだけど、小説を書くとなったらやっぱりパソコンあった方がいいのかな……?」って考えている方が多いと思うんです。
そんな方に、私からひとこと言わせてください。
別にスマホでいいよ。
いくらでもスマホ向けの執筆アプリありますから。
ハイ。
じゃあ次は『プロット』についてお話しようと思います。
また次回。
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