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#12 ワープするなら

こんにちは。sacaikumiです。

昼夜逆転の生活に浸りすぎて、早い時間帯に眠れず困りました。最近は仕事を多く頂いて有難い反面、なかなか深呼吸が出来ない毎日です。

忙しなく過ごしているから、毎日少しずつ寒くなっていく今の季節を味わうことなく冬を迎えてしまいそうで、少しだけ淋しいな。

もうすぐ空も明るくなる時間。

今、もし私が横たわっているベッドごとどこか別の場所にワープ出来るとしたら、北欧の、どこかの森の中の二階建ての暖かい小屋に行きたい気分です。

朝、目を覚ましたら、まずは重たくて分厚いカーテンを開ける。コーヒーマシンのスイッチを押す。

外では深い木々がひっそりと息をしていて、もちろん電波なんて入らなくて、少し歩いたらすでに凍ってしまった湖がある。空気は澄んでいて、シンとして、空はずっしり曇っていて欲しい。

そこでは、朝がきたことを受け入れるためだけの純粋な朝に出会える。だから、朝早く目が覚めてしまう。

何時に起きなくちゃ、とか、家賃の振込まだだった、とか、あの人にこの間あんな風に言われたけど云々、とか、日常にふりかかるこまかな情報のノイズはひとつ残らず思い出せなくていい。

目が覚めたら、前日の夕飯の残りもの(ラタトゥイユがいい)と、パンとチーズとヨーグルト、あとベーコンと目玉焼きで朝食を取る。チーズもヨーグルトもすごく美味しいに決まってる。あったかいコーヒーに少しだけミルクを入れて飲む。

さて、今日は一日何をして過ごそうかなって、そこではじめて考える。まずは家の近くをのんびり散歩することにする。耳まで巻いたマフラーに顔を埋めて、手袋越しに手を繋いで歩く。その先のことは、また後で考えればいい。

きっとそこには何もないがあって、寒いけど暖かくて、ゆったりとした時間が流れてる。

観光とかお土産とか、現実に紐付く一切を忘れるための旅がしたいです。

私にとっての夢の国、いつか訪れる日が来たら今日の眠れない夜を思い出すんだろうな。

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