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死を理解する動物たち

「今回はココちゃんの物語や」
『ふと書く気になったのさ』
この話は、知らんかったで」
『皆さんどうなんだろう?』

「心に響く物語ではあるな」
『生徒には伝えてきたよ』
「受験勉強で扱うんか」
『この間も入試に出てね』

♡♡♡

こんにちは!
フジミドリです☆

詩絵しえ物語】シーズン1です。
今回は【ゴリラの理解する死】でした。
素朴な疑問が浮かんだのです。

(人間は動物より優れてる?)

道術家どうじゅつかである私は、まず中真ちゅうしん仙骨せんこつを意識します。頭脳じょうしきとは別の回路みちすじを使うのです。

スッと浮かぶ観覚が👇道術用語ですございます。

この観覚から物語と詩を創り、朔川揺さくかわようさんの描いて下さる柴絵しばえに添えました。

♡♡♡

「ココちゃんの話が入試問題に出たんや」

『英語や現代文の読解問題だよ。題材として扱っている教科書もあってさ』

「フジさん、これまで書かんかったな」
『うーん。浮かんだことなかったよ』
「ほな、今回は神のお告げいうか」
『あはは~そう。正にそんな感じだね』

♡♡♡

普段から中真にある仙骨を意識しておりますと、観覚で知らせてくれるのです。

ある時ふと、ココのエピソードを思い出し、フレーズが浮かんで参りました。

何も思わず考えない。ゼロの境地です。道術で「一体感が取れた」と申します。

そのあと、頭脳を使って検索したり、心で感じるままに直したり、なのです。

私は、気に入るまで推敲するいじりまくるタイプなので、かなりの時間と労力を使ってしまいます。

♡♡♡

「一体感なぁ。何と一つになるんや」
『もちろん霊魂たましいの自分とだよ』

「わたしもな、頭の考えやら心の思いやらが本当の自分かいうたら、ちょっと怪しいんやけど、霊魂うても漠然としとるやろ」

『あはは~そりゃ漠然ぼんやりとしてるでしょうよ。ハッキリ形があるわけじゃない。まぁ死ねば誰でもズバッとわかるけど』

「ほな、死んでからでええんやないの」
『それでいいって人も多いだろうね』

♡♡♡

私が長年おります塾業界では準備講座がございます。小学校を卒業した春休みに、中学1年の内容を先取り学習するのです。

昨今このところ、小学校で英語の授業はうまく機能しておりません。そのため、以前より英語嫌いの小学生が増えたと感じておりました。

実はこの二か月ほど、小学校で習った英語が「わけわかんなくて大嫌いだ」とおっしゃる少年君を担当しているのです。

そこはまぁ手慣れた仕事で、先週のテストは無事に満点が取れました。やれやれ──

♡♡♡

「ほほう、さすがやな。大したもんやで」
『学校の授業が下手へたやってくれるから』
「批判を始めたらキリなさそうやな」
『お蔭で商売しごとが成り立ってるわけ』

「小学生だけやあれへんやろ。中学校を卒業したら、みんなお気楽に遊ぶんやないの」

『今のオレは個別塾だからさ。カリキュラムも生徒に合わせてオレが作るの。春期講習で高校1年の内容は終わらせちゃうよ』

「そらまた、入学後がラクや」
『学校の授業は復習になるのさ』

「ははぁ。フジさんがやっとるんは、この世であの世の先取り学習する準備講座か」

幽界ゆうかいったらマジ後悔するのよ。オレはやり直したくて生まれ変わってきたわけ』

♡♡♡

この地球という惑星には、さまざまな設定の霊魂が混在しているようです。

生きることが楽しくてたまらない、充実している、そう設定する場合もございます。

苦しくツラい、耐え難き人生に悩み迷う人生を乗り切って、理解が深まる設定の方も。

いずれの人生であっても、私たちが自由自在に設定できる仕組みなのです。設定した時の記憶は生まれる前に削除して参ります。

死後の世界では、どのような人生であったかの記憶が消えていき、何も残りません。ただ理解した深さだけが力となるのです。

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『イラストありがとね。癒された』
「今回は無邪気さが微笑ましくてな」
『うーん。オレもそうありたいね~』
「動物は死んだらどないなる。道術的に」

『ペットとして飼われる動物は、人のかたわらで学んでいてね。他界すると類魂るいこんという種族の集合体グループに戻って理解を共有するのさ』

「おやまあ。せやったんか。わたしの飼っておった柴犬たち、理解してくれたんやろか。フジさんに霊視れいししてもろたことあったな」

『ああ。そうだったね。嬉しそうに揺さんの足元で行ったり来たり走り回ってたよ』

「ほなよかったわ……涙がでるで」

♡♡♡

お読み頂きありがとうございます!

次の【癒し絵物語】は6月9日です。こちら西遊記が13日となります。

是非、いらして下さい☆


ではまた💚



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