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【25卒】2月1日時点の就職意識調査〜キャリタス就活〜

就活生の皆さん、就活お疲れ様です。
採用担当Aです。

DISCOが2月1日時点の就活状況のレポートを発表したので見ていきましょう。

2月1日時点の就職意識調査  ~キャリタス就活 学生モニター2025(2024年2月)

DISCOより

就活解禁 1 カ月前の不安

売手市場ということもあり不安に感じている方は昨年よりも減っているようだ。

  • 最も多かった不安は「希望する企業から内定をもらえるか」で、76.0%の学生がその不安を抱えている。

  • 次いで「内定をもらえるか」が続き、内定獲得への不安が上位に位置している。

  • 過去2年で「内定をもらえるか」に関する不安は約10ポイント低下し、61.3%になっている。

  • 2月時点で内定を得ている学生が増加しており、内定獲得自体への不安よりも、希望する会社の内定が取れるかどうかが主な不安となっている。

  • 選考試験への不安も見られ、特に「面接」が59.6%の学生にとって主な不安要因となっている。

  • 他にも「エントリーシート」や「筆記試験」への不安もあり、前年調査よりもポイントが減少している。

すでに当たり前のように就活をされている方が多いですが、本来は就職活動解禁は3月です。
皆さん不安があるのは当たり前ですが、しっかりと自身と向き合い眼の前の内定ではなく少し先の社会人としての未来を想像しながら活動しよう。

インターンシップ等の参加状況

1dayやオンラインでの参加が普通となりかなりハードルが下がった。
いわゆる職業体験のインターンシップではなく説明会に近いカジュアルなものが多くなっている。
その中でインターンシップ→早期選考と進まれる方が多くなっており、選考を早く受けるためにインターンシップに参加している方も少なくない。

  • 「1日以内のプログラム」に参加経験を持つ学生は90.9%であり、前年調査と比較して大きな変化はない。

  • 「2〜4日間」のプログラムへの参加率は約59.2%で、前年調査と比べても大きな変動はない。

  • 一方で、「5日間以上のプログラム」に参加する学生は前年よりも10ポイント以上上昇し、約38.8%に増加した(28.5%→38.8%)。

  • インターンシップの定義変更があり、実施企業や受け入れ枠が増えている可能性がうかがえる。

  • 「5日間以上のプログラム」の参加社数もここ3年で伸びが見られ、平均1.4社→1.5社→1.7社と増加している。

  • ただし、単日開催が中心であり、「1日以内のプログラム」の参加社数が圧倒的に多く、平均で9.2社となっている。

  • プログラム日数を問わず、学生たちに参加した結果、就職したいと思う企業があったかどうか尋ねると、88.1%が「あった」と回答した。

  • 平均参加社数は11.5社で、そのうち就職したいと思った企業は3.6社に達し、参加企業の31.3%に相当する。

  • この割合は年々少しずつ上昇しており、学生たちはインターンシップ等に参加した企業の中から、自分に合う企業を選ぶ意向が強まっている様子がうかがえる。

インターンシップ等に参加した企業から選ぶ意向が強まっている理由としては、早期選考ルートがあるからではないだろうか。

2 月の行動予定

ほとんどの方がすでに動き出しており、説明会などではなく本選考へ焦点を当てていることがうかがえる。
対策というキーワードが気になる。
明確な答えがありそれを事前に入手してその通りにすれば有利になると思っている方がいるのではないだろうか?
就活には答えはないしゴールではないことをもう一度頭に入れて活動しよう。

  • 今年も最も多い就職活動の準備行動は「企業の本選考を受ける」で、前年よりさらに増加し、65.7%がこの行動を選択している(前年は63.2%)。

  • 続いて「自己分析や選考試験対策をする」が53.9%であり、また「インターンシップ等のプログラムに参加する」も50.5%で過半数を占める。

  • 本選考を受けながらも、就職活動が本格化する前に選考対策を進める学生が多いことがわかる。

  • また、3月の解禁直前まで、インターンシップ等のプログラムに参加して、就職先の候補となる新たな企業と出会ったり、業界や企業への理解を深めたりするために積極的な学生も少なくないようだ。

就職先候補として判断するために知りたい情報

働きがいよりも働きやすさが上位に気ている傾向だ。
福利厚生では住宅補助や保養所と書かれているが何を求めているのだろう。
保養所があったとしても年に何回使うというのだろうか。
それよりも大半の時間を過ごす会社の環境や仕事内容、周りの同僚や上司のほうが自身に与える影響は大きい。

  • 就職活動で重要視される要素について調査した結果、最も多かったのは「福利厚生」で、63.8%がこの要素を選択している。

  • それに続いて僅差で「仕事内容・職種」が62.4%であり、他にも「勤務地」(54.9%)、「社風・職場の雰囲気」(52.0%)、そして「勤務時間、残業や休日出勤状況」(51.9%)までが半数以上の割合で重要視されている。

  • 文理男女別に見ると、女性は全体的に数値が高く、多くの項目を選択している。異なる角度から企業を評価しようとしていることが読み取れる。ただし、「知名度・人気度」については男性の方が高い。

  • また、文系の学生は「企業理念・スローガン・ビジョン」が理系に比べて高いなど、属性により特徴が見られる。

2 月 1 日時点の本選考受験状況と内定状況

本選考を受けたという回答が7割を超えているがここで頭打ちであろう。
そして85%の人がインターンシップからの選考である。
今後もインターンシップ→早期選考ルートは続く。

また内定状況については早期化も伴い33.8%が内定を持っており、昨年よりも10ポイントも高くなっている。
昨年の3月と同水準ということで1ヶ月前倒しになっている。
終活も1ヶ月前倒しになるかは不明だが(恐らく終了は大きく変わらないと思う)、企業はここに対応しないと置いて行かれてしまう。

本選考受験状況

  • ES提出や筆記試験、面接など「本選考を受けた」と回答した学生は7割を超えており、具体的には71.3%が本選考に参加した経験がある。

  • この割合は前年同期調査(68.2%)を3.1ポイント上回っている。

  • 本選考受験者を対象にした受験社数の平均は4.5社であり、前年(3.5社)より1社多い。

  • 本選考を受験した学生のうち、85.2%が受験企業の中にインターンシップ等に参加した企業があると回答しており、就職活動とインターンシップ経験が密接に関連していることが分かる。

内定状況

  • 内定状況に関して、「内定を得た」と回答した学生は全体の33.8%で、前年調査(23.8%)を10ポイント上回り、早期化の傾向が顕著に表れている。

  • 先月調査に引き続き、内定獲得が前年よりも早いペースで進行している。前年の内定率が3割を超えたのは3月調査であり(3月1日時点、32.4%)、今回の調査ではそれよりも1カ月前倒しで進んでいる計算になる。

  • ただし、内定を得ても大半の学生が就職活動を継続しており、調査時点で就活を終了した学生は全体の5.7%に過ぎない。

  • 属性別に見ると、本選考受験率・内定率ともに理系が文系よりも高く、特に理系男子は40.8%が内定を手にしている。

志望企業の選考スケジュールの認知状況

就活の早期化が学生にとってありがたいのかというとそうではないようだ。
確かに早期で来る学生の質はここ数年で大きく変わった。
周りに引っ張られるように就活を始めた人が増えている。
その分準備不足感は否めないだろう。
とはいえ周りが始めていたら焦ってなにかに飛びつくのはわからなくもない。
今の時期にたくさん失敗し、自分と向き合い自分に合った会社と巡り合って欲しい。

  • 現在の企業の動きや選考時期について尋ねた結果、「早すぎる(もっと遅い時期に選考してほしい)」という回答が前年調査(46.2%)よりも上昇し、過半数に達している(55.1%)。

  • 企業の選考が想像以上に早期化が進んでおり、学生たちが十分な準備をすることなく選考に臨まざるを得ないと感じている学生が増加している。

  • また、学校の試験期間に早期選考が多いことで学業に支障が出ているという声も多く、企業には学生の状況への一層の配慮が求められている。

  • 現時点での第1志望企業について、選考スケジュールを知っているか尋ねた結果、「明確に知っている」と答えた学生は30.9%である。

  • また、「なんとなくイメージできる」を合わせると、約70.3%が第1志望企業の選考スケジュールを認識している。

  • これらの学生に対して、内定が出る場合にいつ頃をイメージしているか尋ねた結果、「3月後半」が最も多く20.6%を占めている。

  • 「3月後半」のイメージが年々上昇しており、一方で選考解禁時期の「6月前半」は減少傾向が顕著。

  • 3月後半までを合計すると44.1%に達し、順調に内定を得られれば、昨年よりも早期に就職活動を終える学生が増加する可能性が考えられる。

Uターン就職の希望状況

最近は地元思考の方も増えている。
個人的には転勤をしてキャリアを作ってきた人間であり、住めば京都でどこに行っても楽しめるしいい経験になると思う。
地元から離れたくない気持ちもわかるが、人生の大半を過ごし成長するチャンスのある仕事で、やりたくない仕事を選択してほしくない。

  • 出身地・地元を離れて進学している学生(地元外進学者、モニター全体の36.9%)に対して、Uターン就職を希望しているか否かを尋ねた結果、「ぜひ出身地・地元で就職したい」(11.9%)と「どちらかというと出身地・地元で就職したい」(17.9%)を合わせたUターン就職希望者は約3割(計29.8%)となった。

  • 出身地・地元に就職したくない学生は42.9%であり、Uターン希望者を大きく下回っている。

  • 地元の大学に進学した学生にも同様の質問をした結果、約6割強(計67.5%)が地元での就職を希望しており、出身地への希望と地元外進学者との間で差異が見られる。

  • 出身地別に見ると、Uターン希望者が多い地域は、「関⻄出身」が約4割強(計43.2%)で、これに続いて「関東出身」(計30.2%)と「中部出身」(計28.5%)が3割前後となっており、これらの地域が大都市圏に相当する。

  • Uターン就職を希望する学生の理由で最も多いのは、「出身地・地元が好き/暮らしやすい」で、56.3%がこの理由を選択している。

  • これに次いで、「出身地・地元に貢献したい」と「親の近くで暮らしたい」が同率で続き、それぞれ46.1%がこれらの理由を挙げている。

  • 地元への愛着や実家に近い場所での生活を希望することから、Uターン就職を通じて地元に戻りたいと考える学生が多いようだ。

  • Uターン就職を希望しない学生に理由を尋ねると、「出身地・地元に魅力的な企業がない」が半数を超えて最も多く、54.9%がこの理由を挙げている。

  • また、「出身地・地元に希望する業種・職種がない」も比較的多く、35.3%がこの理由を選択している。

  • 地元に戻りたい気持ちがある場合でも、地元に就職したいと思える企業や仕事が見つからないことがUターン就職に二の足を踏ませている学生も一定数いるようだ。

  • 企業側からのより一層の情報発信や魅力の訴求が求められていると言えそうだ。

働き方についての考え

会社に入って感じることは、”市場価値”と”社内価値”は必ずしも一致しないということ。
人事で仕事をしているが社内価値は営業の方が高い。
しかし市場価値でみると人事の方が潰しが効く。
専門性を高めるということは他でそのまま能力を発揮することが難しくなる(ニッチな分野になっていく)ということでもある。

  • 働き方に関する4つの指標について、学生たちには対照的な項目を選択してもらった。まず、「1つの分野で専門性を高めたい」と考える学生は合わせて43.2%であり、「幅広い業務を経験したい」という学生の方がやや多い(計56.8%)。

  • 文理男女別では、理系の学生が「1つの分野で専門性を高めたい」という傾向が高い。また、「キャリアパスは自分で主導権をもちたい」は8割近くで(計78.0%)、これに対して「会社に任せたい」は22.0%と大きく上回っている。自律的にキャリアを形成していきたい学生が多いようだ。

  • 出世意欲については、「仕事が多少忙しくても早く出世したい」が41.6%であり、「出世するより自分のペースで仕事がしたい」が15ポイント以上上回り、ワークライフバランスを意識する学生の方が多いようだ。

  • 転勤意向については、「転勤したい」は2割程度にとどまり(計23.8%)、転勤に対する意欲はそれほど高くないようだ。


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