子供が望んでいる事
1人目の子がまだ小さい時、コミュニティセンター(当時は公民館と呼んでいた場所)で「子育てに役に立つから」と誘われ講演会へ出かけました。
お話の中でたくさんのポイントがあったと思うのですが、私の頭に残ったのはたった一つ。
「ご飯をいつも最後まで食べず、必ず半分残す子供になんと声をかけますか⁉️」
「また残したの⁉️」
「ちゃんと最後まで食べないとダメでしょ!」
私の頭に浮かんだのは、そんなものでした。
ところが先生のお勧めは
「よく頑張って食べたね❣️」
でした。
理由は、親に褒めてもらえた事で、もう少し頑張ってみようと子供が思うから。
ただしその後に、
「明日はもっと食べられるかな」
と言うと、一言余計になるそうです。
我が子のダメなところには目が行きがちだけど、良いところはなかなか気づけない親が多いそうです。私もその1人でした。
「お子さんの良いところを10見つけてください」と言われ、私は半分も思い浮かばなかったのです。それはそれで、ショックでした😨
自分がご飯を残して叱られると思っていた子は、食べた事を褒めてもらったら、「明日はもう少し食べたら、お母さんに喜んでもらえるかもしれない」と考えるんだとか。
先生の話のお子さんは、褒めてもらった事で更にお母さんを喜ばせたいと考えて、少しづつ食べる量が増え、次第に残さずご飯を食べるようになり、次には「何かする事ない?」と、お母さんの後をついて回るようになったそうです。
子供は親に喜んでもらいたいと思っている、笑っていてほしいと思っている。
そう学ばせていただいてから、
「できた事を喜び、親の勝手な期待はしない」という私なりの指針が出来ました。
たくさんの出会いで、子育てをさせてもらっていると、改めて感謝です。
私一人の知識では、今の我が子はありませんでした。
先日「うちの家族は仲が良いって、友達に言われた」と子供が伝えてくれました。
素直に嬉しいと思います。
きっと私を見て、反面教師として育ったのでしょう。
「親はなくても子は育つ」とは、
「親は完璧でなくても、子はそこから学んで育つ」
と言う事かな、と今は思っています。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました😊
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