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【ノルレボ】緊急避妊薬が薬局で購入可能に｜これから起きること

さいとりお｜汗かき薬剤師

はい！汗かき薬剤師saitorioと申します(*'ω'*)！

今回は、「緊急避妊薬」について『【ノルレボ】緊急避妊薬が薬局で購入可能に｜これから起きること』のテーマで記事作成していきます。

日本の性教育の現状は、知識に乏しい部分が散見される。例えば、避妊方法と言えば、コンドームの着用がメインであったり、膣外射精すれば大丈夫など。

このような状況より、望まない妊娠が後を絶たずに人工中絶を選択を余儀なくすることが少なくない。

また、経口避妊薬での避妊方法がまだ浸透しておらず、コンドーム法が84.2%に対してピルによる避妊法は3.7％に留まる。

なので、緊急避妊薬の知識から避妊について解説していきたいと思います(*'ω'*)

この記事で得られること

✅緊急避妊薬ってなに？
✅使い方や副作用
✅これからどうなるか？

10月7日に緊急避妊薬が薬局で購入可能にという情報が入ってきました。この内容についてちょっと見て行きたいんです。

この内容を抜粋すると

・性交直後に服用で妊娠を防ぐ緊急避妊薬が、医師の処方箋なしで薬局で購入できるように2021年にも導入する方針を固めた。
・女性の望まない妊娠を防ぐ狙いがあるのと、性犯罪の被害者や若者を支援する団体などから、処方箋を不要とし緊急時に簡単に購入できるように求める要望があったため。


緊急避妊薬ってなに？

緊急避妊薬は避妊に失敗した時の最終手段として、性交後72時間以内に服用することで妊娠を高確率で避けられる避妊法です。

現在では原則、医師の診察を受けて処方箋が無いと入手できません。しかし、海外では医師の診察なしに購入できるため、日本は国際的な遅れが指摘されている。

❑ポイント
✅緊急避妊薬は、性交後72時間以内に服用することで妊娠を高確率で避けられる避妊法。


使い方や副作用

緊急避妊薬として使われる『ノルレボ錠 1.5mg』の使い方は、性交後72時間以内に1回1錠を飲みます。

72時間以内の服用で8割、120時間以内であれば、6割の確率で妊娠を防ぐことができます。

つまり、緊急避妊薬を飲んだからといって、完全に妊娠を防げるわけではないってことになります。

副作用面ではどうでしょうか？他の経口避妊薬に比べ、副作用はほとんどないと言われますが結構あります。

例えば、5%以上の確率で頭痛や傾眠、出血傾向、倦怠感を訴える方がいらっしゃいます。

❑ポイント
✅緊急避妊薬を飲んだからといって、完全に妊娠を防げるわけではない。副作用面では、5%以上の確率で頭痛や傾眠、出血傾向、倦怠感を訴える。


飲み合わせ

あと、飲み合わせに関してなんですけども基本的には、この薬は飲み合わせを気にすることはないです。

けれども、抗けいれん薬とか後は、よく食品とかに含まれているような西洋オトギリソウとかは注意が必要ですね。

一緒に飲んでしまうと、この緊急避妊薬であるノルレボの作用が弱くなってしまう可能性があるために、もしかすると避妊に対する成功率が下がってしまうのではないかなと思われております。

心配の方は一度、相談してみるといいでしょう。

❑ポイント
✅緊急避妊薬と飲み合わせは基本的には気にしなくて大丈夫。

これからの予想

では、緊急避妊薬がこれから薬局で買えるとなるとどのようなことが起きるのか予想をしていきます。

実際に海外で起きてることは、コンドームの不使用による感染症の増加や緊急避妊薬の頻回使用。

コンドームの使用は、今でも避妊道具として使用されてます。しかし、誤った使用方法や不備等から妊娠してしまう可能性があり不安定なものです。

その一方で、感染症予防にも効果がある。つまり、緊急避妊薬が直ぐに使えるから妊娠しないから安心だからという認識でコンドームの不使用では感染症へのリスクを高めてしまう。

次に、緊急避妊薬の頻回使用の問題について。これも、乏しい知識から起こる現象です。中には、この緊急避妊薬を月2回以上使用する方もおられるそうです。

冒頭でも申し上げてるように、緊急避妊薬は避妊法に対する『最終手段』である認識からズレている結果だと考えられます。

72時間以内に服用しても、２割の確率で妊娠の可能性があるってことを知って欲しいですね。

なので。こういった海外で起きている問題も、また新たに日本で起こってくるかなと思っております。

性への正しい知識が広まって、望まない妊娠で悲しむ人が一人でも少なくなるようになれば良いですね。

❑ポイント
✅性への正しい知識が乏しいために、性感染症患者の増加や緊急避妊薬の頻回使用など起こりうる。

まとめ

✅緊急避妊薬は、性交後72時間以内に服用することで妊娠を高確率で避けられる避妊法。

✅緊急避妊薬を飲んだからといって、完全に妊娠を防げるわけではない。副作用面では、5%以上の確率で頭痛や傾眠、出血傾向、倦怠感を訴える。

✅緊急避妊薬と飲み合わせは基本的には気にしなくて大丈夫。

✅性への正しい知識が乏しいために、性感染症患者の増加や緊急避妊薬の頻回使用など起こりうる。

でした(*'▽')

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