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#20【インターン生が斬る】製造業ってセンス必要なの?

こんにちは!斉藤光学製作所でインターンをして感じたことを、徒然なるままに記す【インターン生が会社を斬る】第20弾です!

今週で20回目!切りがいいので少し記念の匂いがしますね。分析を発信したり書くことを続けたりすることが苦手な私としては、このように20回目を迎えることができて、奇跡のように感じます。これもこのブログを読んでくださって、応援してくださる方がいるからです。改めて愛読者の皆様、いつもサポートしてくださりありがとうございます。これからも何卒よろしくお願いします。

さて、以前の私は、製造業の現場など手を使う作業には、単純にセンスのような生まれつきの能力や性格って必要なんだろうなーと感じていました。だから私は製造業には向かないと決め付けていました。でも実際体験してみると、別の視点が生まれてきたりして。それぞれの仕事への向き不向きを能力やセンスで測ることが多いと思いますが、私は結局どの職業にもセンスはいらないと考えました。その代わり、「やりたい」「学びたい」という気持ちがあるかどうかだと考えました。今回は、そこのところを私になりに文章に起こしてみました。
*ただ、専門性の高い一般的に職人と呼ばれる仕事は私知識がないので、保留です。

1. 製造業こそ、センス!?

製造業の採用面接の時に、必ず聞く言葉であろう「小さい頃からものづくりが好きでした」「手先が器用で...」。決まり文句のようにこの2つを理由に、自分は製造業に向いていると主張します。逆に、製造業に勤めていない人からは、「手先が不器用だから製造業は無理だと思った」「センスないし...」と聞きます。これらに共通しているのは、製造業の現場にはある一定のセンスが必要だと認識されていることです。おそらく製造業だけではなく、他の種類の仕事でも、話すのが得意だから営業へ、忍耐力があるから開発へ...などなど、仕事に対して向き不向きが生じると考える人は多いと思います。でもそれって正しい判断なのでしょうか?

本当に、製造業の現場に従事するにはセンスが必要なのでしょうか?

2. センスは後付けでいい!

結論、別にセンスは必要ないと思います。私には、製造業の採用面接を受ける人が言う、ものづくりへの好きも手先の器用さもなかったです。でも現場で可もなく不可もなく作業ができました。大きな失敗はなかったはずです。センスがなくたって、自分がやりたければなんだって克服できる(物理的なものは除く)。

実際、仕事に対して一定の向き不向きはあると思います。でもそれはセンスや能力だけで測ることではない。自分の純粋な気持ち「やりたい・やりたくない」で判断すべきこと。個人的に私は、自分の感じたセンスで向き不向きを測ってしまったら、やれることがどんどん狭まってしまう、それで自分への機会を自分で失ってしまうのは、もったいないと感じます。

なので、必要なのは「やりたい気持ち」なのではないでしょうか。あれば、必然的に学びたい気持ちは出てくる。センスの不足とかは、そういう気持ちで克服できるはず。

時に人はセンスや能力を、「選択をしなかったこと」や「その選択を成し遂げれなかったこと」の言い訳に使うことがあります。これらの本当の原因は、センスや能力がなかったことではなく、やりたい気持ちが足りなかったことや努力をしなかったことかもしれません。でもセンスや能力を言い訳に使えば、そこで自分のやりたい気持ちを殺す・諦めることになります。それは、もったいないことではないでしょうか。

それでは...他者に対しての見方はどうでしょうか?

3. 他者への見方

人を見る時、その人のセンスや能力で測りがちではないでしょうか。それらは外面に出てて、簡単に人を判断できる基準だからです。その人の情報を十分に把握せずに判断すれば、それは精度の高い判断とは言えません。むしろ間違って判断して、それこそ本人のチャンスを減らすことになります。私は、人の内面(センスや能力で測り得ない「やりたい気持ち」)を感じて、人を見て欲しいなと思います。

と言うわけで、今回は仕事の向き不向き、物事の選択、そして他人をセンスや能力で判断して欲しくないというところを書かせていただきました。これは学生などの勉強面でも言えることで。数字に弱いから数学・理科は避けたい、本読むの苦手だから国語は嫌いなど、勉強への向き不向きを自分で判断しがち。もしかしたら興味を持てる勉強を自分で手放しているかもしれない。こういう判断に気をつけなければいけないなと改めて自分でも感じました。
(文責:荒武)

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