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1/フリーランス1年生へ「青色申告」のすすめ

フリーランス(個人事業主)として仕事をしている友人、知人には「組織に縛られるのが嫌だし、気が楽だからフリーランスをやっている」という人が多いんです。要するにみんな面倒くさがり屋なんです。だからなのか、何なのか「お金」に対しても結構雑な人が多い。

私は事情がちょっと違っていて、職業柄フリーランスとしてしか仕事を取れないわけで、そこまで面倒くさがり屋ではないので、別に会社員として構成作家業が続けられるならその方がいいとも思っているわけです。実を言えば、作家デビューして20年は構成作家の会社(チーム)の会社員として、稼いだギャラを会社に入れ、そこから給料をもらう生活をしていました。

ただ、お金に対して雑なのは確かです。そもそも、多くのフリーランスなんて基本的に「その日暮らし」の延長にいるわけですから、雑でも仕方ないんですよね。むしろ計画的にお金を勘定していたら生きていけない。

そのせいにするのも良くないけれども、10年前までは税金もたっぷり滞納していたし、それによって税務署から届く追徴課税にゲンナリしたりと、かなりのストレスになっていたこともありました。とはいえ、確定申告はやってきます。当初は毎年、毎年、心細い気持ちでなれない確定申告の書類を書いて、やり過ごしてきました。
幾許かの還付金が帰ってくると「これで本当に大丈夫なのかな?」「もしかして税務署から怒られないだろうか?」など不安を抱えたまま数年間。とにかくお金の計算をするのに苦手意識を持っていたのです。
素直に、税金の入門書でも読めばいいと思ったのですが、実際に目を通してみると「貸方(かしかた)」とか「借方(かりかた)」と言ったこれまで耳にしたことのない単語が出てきて「その使い分けが重要である!」と書かれていて翻弄されてしまいました。ややこしくて意味がわからない!!

もともと数字や経理に強いわけでもなく、帳簿とにらめっこなんて苦手に決まってるのです。税理士を雇う金銭的余裕がわけでもなく、仕事の合間に個人で対応しなくてはいけない。とにかく簡単に済ませたい、という理由と引き換えに、毎年「おそるおそる」の確定申告をしてきたわけです。

いつまでもこれじゃあいけないと思い始めたのが数年前。少しづつ勉強をしようと思っていたところに、ちょうどコロナ家で仕事のスケジュールがガバッと開いてしまいました。そこで「この機会に!」と一念発起し本を読んだり税理士の人に話を聞いたりしながら独学でノウハウをまとめはじめました。確定申告(青色申告)の仕組みを少しずつ調べ、ここ数年でなんとか基礎知識を身につけたつもりです。聞きかじったことだけでやっているわけで本格的な税金の仕組みなどを学んだわけではありませんが、なんとかフリーランスとしての税金対策が身につきました。ここ5年は確定申告も青色申告に変更し、特に問題を起こさずになんとか日々を凌いでいます

ここでテキストにまとめておこうと思ったのは私以上にフリーランスの友人達がめんどくさがり屋だからです。特に、今年からクリエイターとして独立した、ライターとして一本立ちした、なんて境遇の人に関しては、税金の入門書を読む気もしないでしょうし、税理士に相談するのもめんどくさい、そもそも実感がない、と思ってしまうでしょう。そんな方々がたくさんいるはずなんですよ。でも私のテキストをこうやって読んでくれるぐらいには「なんとかしておきたい」「出来るなら損したくない」という気持ちも持っているはず。

だから、ここで「青色申告」の手続きをやろうぜ!ということを書くわけです。社会人1年生……いや、社会に入らなかった人1年生のみなさんは「青色?」「なにそれ?」だと思います。でも、ここははっきり書いておきますね。これから続くテキストは「青色申告のススメ」です。損しないためにはそれしかないんですよ!

と、いうわけで、めんどくさがり屋のライター、クリエイターなど、フリーランスの皆さんが税金対策を行い、ストレスのない日々を送るためのサンプルとして私が学んできた これまでの過程を披露します。
ちょっと面倒だけど、そこそこカンタンな青色申告で、損することなく、フリーランスとしてのお仕事をがんばっていきましょう。

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