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8/フリーランス1年生!家賃の半分は「経費」に出来ますよ!

●家賃を経費に出来るなんて知らなかった

収入の中で一番大きな割合を占める出費って何でしょうか?都市部で生活している人にとっては家賃は食費より何より一番お金がかかるはず。
個人事業主に関して言えば「家賃」は経費として申請して節税に使うことができるのです。

会社員の人に話すと驚かれることがあるんです。
「家賃って生活費じゃないの?」と。
もちろん生活費ですし、生活費は事業に係る経費とは別のものです。だからこそ、その一部でも経費として落とすことができれば大きな節税になるわけです。

個人事業主やフリーランスの場合、賃貸住宅に住んで、自宅を仕事場にしている方が多いと思うのですが、その場合、家賃は生活費でありながら事業の経費でもあるわけです。 実は白色申告を始めた1年目、私はそのことを知りませんでした。なぜなら誰も教えてくれなかったからです。フリーランス1年生であれば、それを知らないまま確定申告になだれ込んでいる人も多いのではないでしょうか。

もちろん、経費になるからと言って、家賃がタダになるわけではありません。高い賃貸物件に住むなら、その分の家賃は支払わなくてはなりませんので誤解なきよう。でも、仮に家賃8万円のマンションで暮らしている人なら、年間約100万円の家賃が必要になります。そのうち、半分でも経費になれば50万円の控除が適用されます。金額が大きいだけに、フリーランスの節税対策として「地代家賃」はとても大きなものなのです。

●家賃のどこまでが経費になるのか?

では、家賃の中で経費に出来る割合はどのくらいなのか?これは実際はっきりとした基準はないようです。税理士の方に伺った話では「プライベートの部分と事業に使う部分が明確に分けられてば、その割合に応じて家賃を割り振って経費にする」というのが前提だということです。

例えば家賃10万円の1DKのマンションに住んでいる人がいたとします。仕事場に使っているのがデスク周りを含めた部屋の1/3程度だとした場合は3万3000円が建前上の経費ということになるわけです。
自宅とは別に仕事のためだけの事務所を借りているなら、事務所の家賃全てを経費として申請することもできるわけです。

ただフリーランス1年生の場合、多くが1Kや1DK に住んでいることが多いはず。その場合は仕事部屋とプライベートの区別がなかなかつかないということもあるでしょう。そもそもトイレだって仕事中に行くわけですし、リビングにあるテレビを使って仕事の情報収集をするケースもあるのです。我が家の場合で言えば寝室にも仕事に使う資料の本棚が置いてあります。そうなるとお風呂を除く自宅の8割以上は何らかの形で仕事に関わっているということになります。

●では実際にどうすればいいのか?


わたしが税理士さんに相談したところ「仕事とプライベートを明確に分けられないのであれば間違いのない目安は5割です」という答えをもらいました。もちろんこれは明確なルールがあるわけではないので非常に曖昧な目安です。
仮に家賃30万円のタワーマンションの4DKに住んでいて、仕事部屋はその中の一室という人がいたとします。この場合はさすがに家賃の5割を経費だと言い張るのは難しいでしょう。
逆に1Kの狭いアパートで生活しながら、そこを仕事場にも使っている場合は家賃の6割を経費にしても構わないと思います。
1階が事務所、店舗で2階が自宅といった形で 賃貸住宅を借りている場合まず事務所スペースで5割。さらに自宅(プライベート空間)に作業を持ち帰る場合がある場合、2割程度を上乗せして合計7割を経費にする、というケースもあるでしょう。

ざっくり言えば、自宅を仕事場としている人が勘定科目に地代家賃を入れる場合、特別な事情がない限り家賃の5割から6割を経費に当てて良いというわけです。また、2年に1回契約更新料が発生するなら、その年は更新料の5割から6割も経費として申請しましょう。

残念ながら、フリーランスの人でも親と同居していたり、持ち家に住んでいる場合は以上の条件には当てはまりません。 仮に新しく家を買うという場合は事業の経費ではなく住宅ローン控除の対象を受けた方が結果得するようです が、そんな境遇の方ならきっと税理士さんに相談したほうが早いでしょうね。

と、いうわけで、フリーランス1年生の皆さん、帳簿をつけるなら、まずはじめは「勘定科目」の一番目に「地代家賃」を堂々と書き、家賃の半額を記入しましょう!確定申告の書類には「自宅兼作業場なので半額相当」と書き添える欄もあります。もちろん、賃貸物件の住所な家賃も書く欄があるので、水増ししたりしてはいけませんよ!

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