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3/【フリーランス1年生】損しないための青色申告を決意しよう

●なぜ青色申告でないと損してしまうのか?

あるとき「税理士の知り合いから青色申告した方が得なんじゃない?」と言われ区で開催されている確定申告相談会に出かけました。(皆さんのお住いの地域でも、確定申告の相談会などが開かれていると思います)。そしたら税理士の人から「オススメは断然、青色申告です」と言われました。
「え?楽だから白色申告をしてきたのに……青色申告って個人じゃ大変なんじゃないですか?」と思ったんですが、話を聞いてみたら実はそこまで大変なこともなかったんです。
何しろ「法律が変わって、これから白色申告でも『簡単な帳簿』作成が義務になる」というのです。「どうせ帳簿をつけるなら、得なことの多い青色申告にしたほうがいいでしょ?」というお話でした。

実は、青色申告のメリットは税金控除だけに止まりません。

・30万円未満の固定資産を経費に出来る!
一件あたり30万円未満なら、固定資産を経費として扱うことが出来ます。フリーランスにとって「経費」はとても重要なのですが、パソコンやプリンタ、コピー機はじめとする「仕事で使うもの」であれば、経費にできます。仕事がCGアーティストだったら、パソコンだって30万じゃ足りないでしょうけど、通常の仕事なら30万円のパソコンって贅沢な部類ですよね。これが経費扱いになるんです。でも、これが白色申告だと10万円まで、になってしまいます。10万円以下のパソコンだとちょっと心もとない……、でしょ?実際に何百万も固定資産に使われる職種は少ないかと思いますが、総額で300万円まで利用できるため、白色申告にはない大きなメリットだと思います。

・家族へ払った給料が経費にできる
家族が事業を手伝っている場合、「青色事業専従者」として届けておくことが出来ます。そうすれば、家族に支払った給料を「経費」として精算することが出来るのです。もちろん、家族の給料が増えれば、今度はその家族に所得税がかけられますので忘れないように。

・赤字を翌年に繰り越せる
青色申告にしておくと赤字になった時に「損失の繰越」と言う仕組みが使えるようになります。その年の赤字を翌年以降、3年間は利益から差し引いていいですよと言う仕組みです。 だから収入に波のあるフリーランスにはありがたい制度なのです。

●なぜみんな青色申告を活用できないのか?

そんな利点を踏まえて、恐る恐る青色申告をすることになりました。ところが青色申告の入門書を読んでみるとまずは仕訳帳を作りましょう、と書かれているけど事業主借とか事業主貸とか、 ニュアンス的に何が「貸」で何が「借」なのかさっぱり分からないんですよ。しかもプライベートの財布と事業用の財布を分けて帳簿、いわゆる複式簿記をやりましょうと書いてある。それ、 私みたいなフリーランスにそれ不可能なんですよ。だって仕事のための交通費もプライベートの交通費も同じSuicaで使ってますし、銀行通帳だって、クレジットカードだってそもそも仕事とプライベートが混在してるわけです。 仕事用に Amazon で資料を買うときもプライベートでプラモデルを買うときもカードは全部一緒。銀行からの引き落としはもちろん一緒です。生活費と 事業用の出費を仕分けるところからしてまず困難なんですよ。

しかも事例が「仕入れて」「在庫」持ちながら「売って」という、いわゆる商売のものばかりで、わたしのような作家が、それをどう噛み砕くのかわからないんですよ。で、息詰まると「とにかく簿記を学べ」にたどり着いてしまう……。仕事しながら、簿記なんて学んでる余裕ないでしょ!

しかし、いわゆる仕訳帳を作る作業はできるわけです。このあたりは後々で詳しく書きますが、日々の取引を貸方と借方に分けて入ってきたお金と出ていくお金に分けて日付順に並べておく。まずはここから!!あとは6分類の勘定科目にふりわけていくわけですね(ここも後で詳しく書きます)。
不安材料はそれなりにありますけど……ここはひとつ「青色申告」というものを考えてみませんか?

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