嘘つき営業の厚遇、実直技術者の冷遇

少なくともこの国に於いては嘘つきの方が有利であり多くの営業は嘘つきであり口がうまいだけで中身はない。
またそれと同時に中身を作る技術者や研究者というものは常々蔑ろにされてきておりそれに耐えかねた有能な発明家を海外に流出させてすらいるがその事を社会は表沙汰で大々的な問題とはしていない。
そんな国が「失われた」三十年?
「失わせた」んだろ?
バブル世代の阿呆共が。

戦前世代が作り上げたものを現在進行形で毀損し続けている現代の責任者世代は総じて無能である。
彼らは無闇にリーダーシップを偏重し、オールラウンダーを求める。そして口がうまいだけの詐欺師を厚遇する。
営業が馬鹿みたいに無茶な契約をとってくることを止められないのはそのそういう営業が最終的に厚遇され、それを実現させた現場の人間たちは全く歯牙にもかけられないし声を上げる力も封じられているからだ。
また別の要因として契約を結ぶ担当者たちに知見が欠如していることも挙げられる。
先程便宜上オールラウンダーとは書いたがその実その中身に技術的なことは全く含まれていない。
もっと露骨に書くならば文系のアホどもが親の金が大学に行って親の金で旅行してそれを面接で評価されて上にいくわけだ。
面接という化かし合い、商談という化かし合い、そういう化かし合いの勝者だけが上へ行く。
その無知無能軽薄浅識な契約の尻拭いをしている実働隊には何ら正当な対価も評価も与えられない。

こんな国がよくなるわけない。
加えてゆとり世代は同調主義全開かつ個人の強度が極めて脆く、Z世代は薄情かつ残酷で虚無な性質を持ち、どちらも手を抜く事に余念がない。

上が変わらないから下も変わらない。
悪い文化を継承していく。
俺もやったんだからさ、という体育会系のノリがくだらない無意味な悪習を継承させ続ける。
果たして今管理職についている世代が全滅したあとに社会がよくなるだろうか?
いいえどうせ同調主義事なかれ主義刹那主義の思考停止な腰抜け阿呆共が加齢でそれを悪化させるだけなので益々凝り固まる。
過去の遺構を修繕し継続する事すらできないだろう。
緩やかに衰退していく。

技術者研究者冷遇が変えられなければどれだけ素晴らしい発明も他国にリードしたとてすぐにパクられて追い抜かれる。
国力は延々と減衰し続ける。
いい加減にしろ。

詐欺師を無闇矢鱈に厚遇するのをやめよ。
実力のあるものを専ら冷遇するのをやめよ。

まあ何を言っても日本という国は変わらない。
何もかもが他人事で今ここ自分達さえ良ければいいというノリの馬鹿共が現状維持という衰退の道を選び続ける。
思考停止で自己責任と断じ、原因の究明や改善の実施にはまるで興味がない。
物事の仕組みに興味がなく、人の関係性ゴシップばかり尻尾を振って涎を垂らして欲しがるノータリンが多数を占め、本来過ぎた力である影響力を持ってしまっている。

憂国するだけ無駄である。

───という学習性無力感も広く浸透している。

果たして自然にこんな具合になるだろうか?

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