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再生医療の効果

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第2回目のテーマは、「再生医療の効果」は?

再生医療学会は、【再生医療とは、機能障害や機能不全に陥った生体組織・臓器に対して、細胞を積極的に利用して、その機能の再生をはかるものである。】と明記されております。
つまり、受傷原因の部位に再生能力を持つ細胞の力を利用して治していく医療になります。

それでは、私が実際に聞いた再生医療をされた方の具体的な効果について言及したいと思います。

【症状の緩和・機能回復】
脳卒中であれば、麻痺の軽減・疼痛緩和・言語の改善。
脊髄損傷であれば、感覚機能の改善・膀胱直腸障害の緩和・麻痺の軽減。
などなど、当たり前ですが脳卒中も脊髄損傷も同じですが受傷したことで発生した機能不全に対して緩和・改善傾向を示したことが一番の効果といえます。

それでは、実際に再生医療を受けられた方のお話させて頂きます。

Aさん
・10年以上前にスポーツ事故により頚髄を損傷。
・手は、うまく動かすことができずに手を使ってコップに入った物を飲むこ
とができずストローで飲んでおりました。
・足は、力は弱いが多少足が動かせる程度。
・移動は、電動車いす。数メートルであれば歩行器があれば歩行可能の状態
でした。
・長年、手・足の痺れに悩まれていました。冬などは、時折眠れなくなるくらい強い痺れを発症しており、これが一番日常生活を苦しめているとのことでした。

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再生医療を実施。(再生医療の種類などは契約によりお話できないことになっております。申し訳ございません)

再生医療を行なった結果。
・一番、悩みであった手足の痺れの軽減を認め、冬でも痺れが強くならずにぐっすり眠れた。とのことでした。
・手の痺れが緩和したことで手が使いやすくなり、コップで飲み物が飲めるようになりました。
・足の痺れも緩和したことで多少歩行距離も伸ばすことができました。
Bさん
・7年以上前に交通事故により腰髄を損傷。
・へその上から足にかけての感覚は全くなし。
・足も全く動かすことができない

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再生医療を実施。
・へその上から、感覚がなかったがへその下まで感覚が戻ってきた。しかし、へその下から足にかけての感覚は全くなし。
・その他の変化は特になし。
Cさん
数年前に脳出血。
・片麻痺となる
・高次機能障害もいくつかある。
・言語障害も発症、うまく言葉が出てこない。
(昔はしゃべることが好きでした)

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再生医療を実施。
・片麻痺は、少し麻痺の程度が良くなる。しかし、完全に消えてはいない。
・高次脳機能障害は、程度が軽くなる
・言語障害は、少し残るが前と比べると改善を認めた。改善したことで、日常生活や社会に出るのにも消極的で関わりを持てなかった方が外に出るようになり、仕事も再開したとの話を聞きました。

再生医療の効果は、その他にも感覚の回復・痺れの緩和・疼痛の緩和・痙性の緩和。これらの改善により、筋力強化・歩行動作等の獲得・排尿排便管理の改善・生活の動作の改善が見受けられた方もいました。

しかし、ここで注意点があります。
現状の再生医療は、個人差がかなりあります。
再生医療は、魔法ではありません。

皆さんも、薬・化粧品などを使用した際に自分に合う・合わない。
効く・効かないといった事を経験したことがあるかと思います。

再生医療も同様に未だに、解明されていないことは多くあり、私の経験上人によって効く・効きにくいがあると思われます。

ただ、何によって効く・効かないが分かれるのか解明されておりません。
再生医療に使われる細胞の種類?状態?細胞投与の仕方?その他の要因?

現在、科学技術は目覚ましく進歩しております。
再生医療で用いられる細胞が次々と発見され。
検査技術の向上により、細胞の状態・再生医療を受けられる方の状態がより鮮明にわかるようになり。
投与の仕方も多くの方法が行われております。
その組み合わせは、計り知れずこれらの研究が今も進行しております。

しかし、脳卒中や脊髄損傷の方は悠長にしていられない。一刻も早くこの状態から脱したいと思われる方が大半だと思われます。
私の再生医療相談に来られた方からもよく耳にします。

その皆様の思いはしっかり、研究者や再生医療に携わっている先生方にも届いていると思います。
それはなぜか・・・
私は、再生医療の学会に多く参加させて頂いております。そこで発表されてる先生方から「早く再生医療を待っている方に届けたい」「一人でも多くの方を助けたい」との発言を多く聞かれ、テンプレートで話している様には捉えられないほど真剣に発表されていると感じました。

研究者の方々は、再生医療を望んでいる方に答えようと必死に研究を進めてくださっております。そのため、再生医療を待ち望んでいる方は正しい情報を正確に捉えて頂き自分に一番合った再生医療を選んで頂きたいと思います。

そのため、私も今以上に敏感に情報をキャッチして皆様にお伝えさせて頂きたいと思います。

そんな再生医療ですが、メリットが記載されている物は多くありますがデメリットはあまり書いていないのが現状です。
メリットがあれば、必ずデメリットも発生します。
正しい判断を行なうためには、デメリットも把握しておかなければならないため、次回デメリットに対してしっかり書いていきます。

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