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孟母三遷の教え:自分を変えたいなら「引っ越し」も選択肢の一つ


最近マンネリ、自分の成長をあまり実感できていない人も多いのではないでしょうか?

noteをはじめて、私ももうすぐ3か月。最近、住環境の変化や教育関係に携わることで、ある故事成語を思い出しました。

こちらで全文公開中。見てね〜:https://sairyu-sensei.com/moubosansen/

孟母三遷の教え 由来と意味

今回の主人公は「孟子」中国の思想家、性善説を唱えた偉人、の母親です。

紀元前372年に孟子が生まれたとされますので、母親は更に十五年以上前の生誕と考えられます。

孟母三遷の教え:由来

子供の成長を考えるのはどの親も同じ。孟子の母親も同様だったようです。

ただ、このお母さんの凄いとされるところは、行動力ではないでしょうか。

最初、墓地近くに住んでいた孟母と子。子供(のちの孟子)が、お葬式の真似をして遊んでいます。それを見た母親は、成長によくないと考え引っ越します。

次に住んだところは市場近く。すると、今度は商人の真似をして遊んでいます。

再度、このお母さん、引っ越しを決意。今度は学校(学問所)のそばに引っ越し、この子供は学問をするようになったとのことで、母親も一安心。

やがて、この子供は途中学問を止めるエピソード(孟母断機)を作りつつも、歴史に名を残す偉人となりました。

孟母三遷の教え:意味

孔子の流れを組む孟子。孔子の「仁」を発展させた「仁義」という考えを述べています。

孟子といえば、人間は生まれながらにして善である、という性善説を唱えた人物です。

さて、その母親の教育方針。住む環境によって、成長に影響が出るという考えです。

様々な解釈があると思いますが、子供がお葬式の真似、商人の真似をしていたこともプラスとして考えつつも、学校のそばに最終的に引っ越した。

最初から学校のそばに行かなかったのには、やはり世の中を見せる必要があったから。

親が子供に「勉強しなさい!」と押し付けるのではなく、住環境が影響し、自ら勉強する環境を用意しました。

このことから、親の子供に対する教育方針として、住環境が成長に重要な要素である、という故事成語となっています。

孟母三遷の教え:現代では

住むところ、環境というのはとても大切です。これは多くの人が認めている事実ではないでしょうか。

ただ、実際に成長するために引っ越しをする、というのはなかなか聞きません。

このブログを読んでいる皆様はもう自分で住むところなどを決められる世代かと思います。

自分で自分自身を高める、成長するためにも引っ越しはお勧めです。

朱に交われば赤くなる

子供の教育だけでなく、自分の成長、マンネリ打破の大きなきっかけとして、住環境を見直してはいかがでしょうか?

近所がうるさい、水はけが悪い、風が通らないというのは知らず知らずのうちに精神的な負担が積もってきます。

日本では、それほど治安云々ということは少ないですが、治安以外の要因でも人間は環境に影響されていきます。

暗い場所や負の気が多いところでは、自然と諍いやマイナスの感情が生まれやすいです。

逆に成功者が多い場や、風通し、日当たり、眺めの良い場所は環境が良くなり、運気だけでなく、自分自身の成長につながるような人たちの出会いが増えていきます。

環境によって自分が染まる。まさに「朱に交われば赤くなる」。

そのため、自分自身をその環境に置くことが自己投資の一つになります。

類は友を呼ぶ

新しい場所に住む以上、地域での出会いも無視できません。その際、自分の趣味や考え方、目標にに近い人の出会いも期待できます。

よく自己啓発本などに「メンターを探す・出会う」とありますが、その出会いも、環境を変えることで出会える確率が増えます。

良いセミナーなども最近はオンラインが増えたものの、やはりその場の空気はオンラインでは伝わってきません。

実際に参加することで空気を感じ、同志と出会うことができます。

風水では(北半球と南半球)

地相や家相で使われる「風水」。すべて完璧な条件をそろえるのは難しいですが、目安にするのは大切です。

東に清流
南に平地
西に大通りや線路
北に山

南半球は南北が逆になります。

まとめ

「孟母三遷の教え」について孟子母親の解説と、自分自身で引っ越しをするメリットについて書かせていただきました。

住む場所は自分の人間性や交友関係に影響します。

新年度を迎え、自分自身向上のために引っ越しを検討されてはいかがでしょうか?

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孟子の考え方が分かりやすく説明されています。

孟子の「道」、日本の事など説明されています。


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