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社長のひとりごと~企業文化~

皆さんこんにちは😊
今日は月曜日なので社長のひとりごとの日ですね~✨

今日の社長のひとりごとは

『企業文化』

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先日、動画配信サイトを運営するNetflixの創業者が書いた「No Rules(ノー・ルールズ)」という本を読みました。

企業の代表による独りよがりの話ではなく、外部の経営学者と共著となっており、創業者の話の後に、その話を裏付ける形で各地の社員へのインタビューによる実例が交互に挙げられている構成となっています。

本のタイトルに示されるように、この組織には社員の能力を抑制するような縛りはありません。それに代わる一番の方針は「自由と責任」。

優秀な、スーパースターのような人材ばかりを集めていくと、能力の低い人間にかける無駄な時間がなくなり、目的達成に向けてのスピードが飛躍的に上がるということ。

その上で、優秀な人材は自分のことをきちんと律することができるため、予算を際限なく使用できる権限を与えたり、休暇は何日取得してもいいとしたとしても、同時に「それが自社へ利益を供するかどうか」という判断基準を付け加えれば、自分自身で考えて動いていくということ。

この組織では、ルール(規則)よりもコンテキスト(前提条件)を大切にするということが繰り返し述べられていました。

「コンテキスト」という言葉は日本人にはあまり馴染みのない言葉ですが、実は我々日本人こそ「ハイ・コンテキスト文化」といえる社会の中で生きています。

単一民族として非言語的なコミュニケーションが発達した結果、「言わなくても分かるでしょ」という事柄が日本社会の中には沢山あります。

ところが、現在のように技能実習生を外国から受け入れ始めたり、「空気を読む」ということが生来得意でない人が入社されてくる環境では、「言わなくても分かるでしょ」というスタイルではもはや通用しなくなってきました。

ピーター・ドラッカーは、「企業文化は戦略に勝る」という有名な言葉を残しています。

この企業文化がルールに代わる最重要なテーマだとしたら、いかにしてこの企業文化を全体に落とし込んでいくか、いかにして伝え続けていくか、ということが企業にとっての命題となります。

人間の脳は、覚えた文字の羅列を4時間で50%忘れるといいます。また読んだ本の内容は翌日には70%以上覚えていないということです。

それを忘れないようにするには、読んだ本の内容を人に話すこと。文字を追わずに、自分の中にあるイメージを伝え続けることで、読んだ本の内容は自らの中にどんどん吸収されていきます。

企業のトップが、企業文化という「言語では伝わりにくい部分の背景」や「状況判断のための材料」を繰り返し伝え続けることはもちろん大切ですが、その話を受けた部下たちが、更に自分の言葉として他のメンバーに話していくということこそが企業文化をより深く浸透させていくことにつながるのだと思います。

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今日の社長のひとりごとはいかがでしたか?😉
来週もお楽しみに~✨

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