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母と、アル中と、ガンと。

2020年1月、わたしは出産を経験しました。

2020年3月、わたしは母の死を経験しました。


明日がある、明日がある、明日があるさ。

ポジティブな意味ではなく、わたしはその日まで、当たり前のようにそう思って生きてきました。それがごく普通の日常だと疑わず。

でも、決して当たり前ではない。明日が来ない日というものを産まれてはじめて経験しました。

幸いにも、30になるまで近しい人の死に直面したことがありませんでした。死んだ祖父2人はどちらも産まれたときにはもう亡くなっていたし、祖母も存命です。

漫画やドラマでしかみたことがなかった人の死は、きれいごとではありませんでした。

この経験はわたしにどんな変化をもたらしたのか、いまはまだ分かりません。

分からないから、書いていこうとおもいます。

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