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ミュトスの雨<神へ捧げるソネット>#9

佐佐木 政治

眠りの国への門扉には 何時も印の楔が打込まれたためしがない
「死」と同系の無意識の霧が 素手でぼくらを攫ってゆく
この世で機能するもののあらいざらいを 価値の埒外に放り出して
まこと無防備なベッドが 夜毎あなたが仕掛ける闇の中へ いとも易々と持込まれる

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亡父の詩集を改めて本にしてあげたいと思って色々やっています。楽しみながら、でも、私の活動が誰かの役に立つものでありたいと願って日々、奮闘しています。