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雨宿りのヒグラシが鳴く
もう夏も終わりか。
珍しく、ヒグラシがすぐ近くで鳴いていた。
(音声でとればいいものの、動画にしてしまった...)
激しかった雨もひと休み、
少し前は夜が明けぬうちからアブラゼミが大合唱していたというのに、
もうヒグラシの鳴く頃なのか。
雨上がりの曇天に君の声をきくと、
始まってもいなかった夏が終わるような気分。
「寒蝉鳴(ひぐらしなく)」は秋の季語。
どこかはかなく物悲しげな声は、終わりかけの夏にふさわしい。
夏休みが終わりかける、遠いあの頃を思い出す。
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