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フラスコの夢

目を開ければそこはフラスコの中だった
蒼い液体がゆらめき、泡が音を立てて消える

世界は液体の中に溶け込んで
浮遊する光の粒が踊り、星のように輝く

ガラスの壁越しに見える、もう一つの世界
そこには記憶のかけらが漂い、夢のかけらが揺れる

僕は透明な中で漂いながら
過去と未来の狭間に囚われている

手を伸ばせば届くと思ったが
その先には無限の空間が広がっていた

声を出しても誰にも届かず
ただ、無音の静寂が耳を塞ぐ

それでも、光は優しく僕を包み
希望の灯が揺らめき、心に響く

ここから何処へ行くべきか
夢の中の答えは、まだ見えないまま

目を閉じれば、また新しい夢が始まる
その時、フラスコの外へと旅立てるだろうか

終わりの見えないこの幻想の中で
僕はまた、目を開けて夢の続きを見つける

あとがき
透明なフラスコの中で漂う主人公が、外から差し込む青い光によって幻想的な世界を見つめる詩です。彼は透明な液体の中に浮かびながら、青い光が内部を照らし出すことで、内側の透明な世界と外側の蒼い光によって形成される幻想的な風景を視覚的に行き来しています。透明な部分は、自己認識や内省を象徴し、青い光は外部の経験や未知の可能性を示しています。この詩は、内なる意識と外の世界の対比を通して、存在の意味や自由の探求を考察する旅を描いています。

noteを続けて120日
詩は私と私の対話です
自分の好きなものや好きな世界観が
見えてきたように感じますね^^
こういう蒼い世界で彷徨う表現が
お気に入りです
それは潜在意識的にはどういう意味でしょうw

今日も一日頭痛と戦っていましたが
のんびりできた一日でした
明日からは頑張りたい(/ω\)
今日もお疲れさまでした!
また明日(*´▽`*)

儚く/美しく/繊細で/生きる/葛藤/幻想的で/勇敢な 詩や物語を作る糧となります