見出し画像

「歩きにくい歩道」が多い理由。

■最近のベトナムNEWS(2023年9月18日付)、「ホーチミン(HCM市)の道路や歩道、24年より使用料の徴収開始、年間収益49億円を見込む」。
・「2024年1月1日から、道路や歩道の一部を駐車スペースやビジネス用途の月額使用料1㎡あたり121円〜2130円と定める予定」。
・この方針は交通運輸省からホーチミン市人民委員会に提出され現在同市人民評議会の承認待ちとなる。
 
■収益は道路や歩道の維持、管理のため国家予算に加算される。
・HCM市には現在幅5m以上の道路が4869本あるがその中で歩道のない道路は2600本、というデータもある。
・「珍しく歩きやすい歩道だな」と気分よく散歩していても、その内歩道の真ん中に木々やバイクやゴミが鎮座する事多々有。
 
■時には障害物が完全に歩道を塞ぐので、仕方なく一旦車道に出てまた歩道に戻る。
・これは別に珍しい事ではなく日常の光景なのだ。
・ベトナムはバイク文化が根強く生活の重要な一部分を占めるため、近所の学校やスーパーの買出しは別にして、歩いてどこかに出かける、という感覚がほぼない。
・歩行者の視点や気持ちよりも「『バイク視点』が強い」事が、「歩きにくい歩道」が多く存在する理由のひとつ、と私は見ている。
 
 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?