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朝食は南国の果実

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「朝の果物は金」 ベトナムで朝食は南国の果物だけの生活を送る筆者が日々の朝の食卓にのぼるベトナムのフルーツを紹介する。
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2016年3月の記事一覧

赤身のドラゴンフルーツを食べるとどうなる?

赤身のドラゴンフルーツを食べるとどうなる?

ベトナムという国が日本でも知られるにつれ、ドラゴンフルーツもかなりふつうに知られるようになってきたような気がする。

イガイガだらけの真っ赤な外皮を真っ二つに割れば、中からは黒ゴマ粒を撒き散らしたかのような白い果肉が現れる。初めて見る人はきっとその色彩のコントラストに驚くだろう。

日本にはこんなに鮮明な色の対比を持つ果実はないから。

味はあっさりとしたキウイといったところか。あっさりして厭味が

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マンゴはこうやって食べろ〜〜これが今サイゴンで一番人気の食べ方だ!

マンゴはこうやって食べろ〜〜これが今サイゴンで一番人気の食べ方だ!

私の朝食のスタイルは新鮮なフルーツを買ってきて、ものによっては適当に熟すのを待って、冷やして切って食べるだけという極めて単純。

マンゴにしても、食べ方は同じ。

でも、このマンゴという果物はいろいろな食べ方があって、関心は尽きない。

ちょっとした中華レストランなどでの食後のデザートだったら、マンゴプリンを出すとたいてい誰からも喜ばれる。日本からのお客さんなら、まず間違いない。

でも、最近、サ

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見るからに南国の果実〜〜バンレイシの季節がやって来た

見るからに南国の果実〜〜バンレイシの季節がやって来た

3月に入ってバンレイシを市場で見かけるようになってきた。

バンレイシは漢字で書くと蕃茘枝だが、釈迦頭という異名も持つ。

釈迦頭という名は、果実の表面が仏像の頭部の螺髪に見えることから付けられた名前だというのは容易に想像できる。

ベトナム語では、南部と北部で呼び名が違う果実の代表だ。

南部ではふつう「Mãng cầu(マンカウ)」と呼ぶが、北部では「Na(ナー)」と呼ぶのが一般的らしい。

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