打つ前から副反応がほぼある状態の奴
差別と区別の違いとは。
差別は「不当」であり、区別は「配慮」であるという。
しかし現代においてこの2つは、ほぼ同化していると言える。
説教や体罰が全て暴力に分類されるように、配慮した区別は不当な差別にもなりうる。
そうすると、できない奴にいかに振らないようにするかしかなくなる。
向き合って叱るのではなく、黙って立ち去り、他を当たる。
パワハラに該当しないようになされた配慮が、社会的不利益を被ることもあるのだ。
ワクチン接種を受けた人と受けていない人とで、差別はしてはいけないとはいうが、接種証明書が存在する時点で配慮された差別が起きる世の中になると思った。
いっそのこと義務付けて欲しかったが、今の日本でそれが許されないのもわかる。
※このあたりの話は平場で深く言えないので、メンバー限定で話しています
なので打つことにした。
予約した時間に病院へ行き、いくつかの手続きを済ますと、さっそく接種室へ呼ばれた。
少し年上の女性看護師に、こう説明された。
「打ったあと、15分待合室で待機していてください。で、もしなにか異変を感じたら、すぐにお声がけください」
「異変ですか」
「ええ。副反応として、下痢、吐き気、目まいとかしびれ、発熱とか」
下痢。
高校生の頃から、いや、中学生の頃から僕は便がゆるい。
吐き気。
先月、胃酸過多で逆流性食道炎っぽかったから、吐き気もあるっちゃある。
※メンバー限定動画
目まい。
10年首コリと向き合ってきてる首コリ大将からすれば、目まいなんかしょっちゅうで、ひどいときは手足もしびれる。
発熱。
今日来る前体温測ったら、36.8だった。
ワクチン接種する前から、副反応が全部ある奴はどうすればいいのか。
そんな奴はもうやめちまえ
とでも言ってくれればスッキリもするが、言われるわけもなく。
なので、黙って注射してもらった。
検査とか注射が怖い人は、エロいことを考えればよいとかつて島田紳助さんが言っていた。
これは1つのプレイであると脳を騙す。
僕は注射への恐怖はないが、待っている15分間なにか突発的な発作が起きたらどうしよう、という恐怖はあった。
打つ前から全部自覚症状がある副反応につき、体内の記憶を全て呼び覚ませば、それらの自覚症状を錯覚することは容易い。
その恐怖から逃れるため、僕が取った方法は「タイマー」だ。
「これ、15分経ったらピーってなるので、これ持って出て、鳴ったら戻ってきてください」
手渡されたタイマー。
このタイマーを見ていることで、別の体内の記憶を呼び起こすことにしたのだ。
その記憶とはなにか。
デリヘルだ。
このタイマーは、デリヘル嬢が持ってくるそれと同じである。
なのでそのタイマーを眺めながら、下半身の記憶を呼び起こした。全集中。股間の呼吸。
15分はあっという間であった。身体に異変が起きるんではという不安より先にタイマーが鳴った。
病院の待合室で不安と向き合いながら待つだけの刻が、こんなに早く進むとは思わなかった。これを相対性理論というのかもしれない。
熱いストーブの上に1分間手を当ててみて下さい
まるで1時間位に感じられる
では可愛い女の子と一緒に1時間座っているとどうだろう
まるで1分間ぐらいにしか感じられない
アインシュタインは相対性理論をこのように説明している。ありがとうアインシュタイン。ありがとうデリヘル。恐るべき股間の呼吸。
なんの副反応もなく、車内に戻りこの模様をYouTube撮影していたら、左腕が重くなってきた。
「みなさん利き腕と反対に打つんですが、どうしますか」
「そんなに重くなるんですか」
「人によっては肩上がらなくなるのよ」
そりゃまずい。
壱の型 “手淫” ができなくなる。
「じゃあ左腕で」
といって、左腕に打ってもらったが、確かに左腕が重くなってきた。
翌日起きてみると、さらに重い。
肩も上がるし、動くには動くが、思ってたより重い。
体調は、少しダルくはなったが、そこまでではなかった。
そんなこんなでワクチン接種一回目を終えました。
みなさん、ワクチン接種は利き腕と反対にしましょう。
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