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6月に読んだ本まとめ

おつかれさまです、こーすけです!
あっという間に7月ですね~、みなさんいかがお過ごしですか?
上京して半年が過ぎようとしています。この半年で自分がどれだけ成長できたのかを自問しています。
ということで、6月に読んだ本をまとめていこうと思います。6月は3冊の本を読みました。

1.ディック「高い城の男」

第二次世界大戦で枢軸国が勝利し、西海岸を日本が、東海岸をナチスドイツに支配されたアメリカが舞台。サンフランシスコでは日本人が支配者階級として我が物顔で闊歩していた。ただ、日本とナチスドイツは半ば冷戦状態となっていた。そんなアメリカでひそかに流行となっているのが、「もし大戦で連合国が勝ったらどうなるか」という本で…

数年前に装丁のカッコよさにひかれて購入したものの、積読になっていたこの本をやっと読みました。
いわゆる歴史改変モノのSFで、虚構と事実(物語内では虚構)が絶妙なバランスで入り組んでおり、読みごたえがありました。
面白かったのが、物語の世界の人々が「易経」という古代中国の占いを用いて己の行動指針を立てている部分。易経に興味を持つきっかけになりました。
また、登場する日本人がどれも腹の底が読めない嫌味な人ばかりで「作者から見た日本人ってこんなイメージなんだな」と感じました。
難解なディック作品の中では比較的読みやすい部類に入ると思います。本棚にはまだたくさんのディック作品が眠っているので、いい加減読まないとな、と考えております。

2.ロフティング「ドリトル先生航海記」

不朽の名作だけど、そういえば読んだことなかったなと思い、読んでみました。動物の言葉を話せるドリトル先生、オウムのポリネシアやチンパンジーのチーチーなどの個性的な登場人物が多く、物語のテンポも丁度良いので読んでて飽きませんでした。
また、発刊当初の挿絵がそのまま使われており、物語を引き立てています。特にお気に入りなのが、アヒルのダブダブがろうそくを持って階段から降りてくるシーンの絵です。かわいくてたまらないんですよ。
この本が持つ純粋なワクワク感や高揚感は、他の小説ではなかなか味わえないと思います。読んでると無条件で童心に戻ることができます。大人こそ読んでほしい一冊です。

3.坂口謹一郎「日本の酒」

5月にタイトルにひかれて購入した本です。
日本酒の起源や製造工程、他のお酒にはない日本酒の特徴などを文献史料や科学の視点で説明しています。
内容的に少し古い部分がありますが、分かりやすくかみ砕いた説明がなされており、日本酒入門にはもってこいの一冊です。
今でこそ麹菌やもろみなど日本酒の成分を科学の力で解明できるようになりましたが、そんなものがなかった時代から日本酒がつくられていたことが凄いな~と感じました。
日本人に生まれたからには、日本独自の日本酒や焼酎文化を大切にしていきたいと読んでて改めて思いました。

以上が6月に読んだ本です!
7月はもっと読みたいな!!

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