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さがみこベリーガーデン グランドオープンの裏側

いよいよ6月10日にグランドオープンを迎えたさがみこベリーガーデン。遊休農地を活用し、太陽光発電とブルーベリーの栽培を行う他とは一味違う農業の形を目指してこれまで準備してきました。

準備期間はおよそ4年。いろいろな問題がありつつ何とかグランドオープンにこぎつけられほっとしつつ、ここからがスタートだと思っています。
農地の課題、エネルギーの課題、地域の課題、自然の課題、いろいろな課題に取り組み、来園者が楽しんでもらえる農園にしたいです。

今回は、グランドオープン直前までの準備の舞台裏をお伝えします。
特に一つの節目として、6月3日に行った関係者向けお披露目イベントの裏側について記載したいと思います。表側はコチラに記載がありますし、もうすぐまとまった報告ができると思いますのでそちらを参照ください。

ドラマとかでも小さな組織がみんなで知恵と力を出し合っておっきなものを作り上げるとか、そういうチームで作り上げる系のものが好きなんです。さがみこベリーガーデンはまさにそんな場所です。雰囲気をちょっとでも感じてもらえたらなと。

6月3日のイベントの準備は大変でした。
書いてみると大したことなさそうなんですが、それは文才がないせいで、準備はそれはそれは大変でした。

①大雨
当日は10:00~の開園でしたが、直前まで大雨。記憶に新しいあの大雨です。農園の道はぬかるみ、深く抉れている場所もありました。
何度も「こりゃ中止かな・・」とか議論はありました。ただ、忙しい中時間を割いてくれるトークイベントの登壇者の方、準備を手伝ってくれた関係者、そして参加者の皆さんの事を考えてベストな方法を考えつつ、天気予報とにらめっこです。

前日夜、見事な線状降水帯

まずは草刈りです。念入りに草刈りです。ちょっとでも足元が濡れないように、それはそれは念入りに草刈りです。2日前くらいから雨の隙間を縫っての草刈りです。農園は広いのでずーっと草刈りしてました。

そして最も大事な雨よけ。農園には基本的には雨宿りできる場所がないので、雨宿りできる方法としてタープテントをたくさん設置しました。全部で7基。今回はコーポ―レート会員として連携している生活クラブさんにもお借りしてたくさん立てました。設置はもちろん自分たちで当日の朝8時頃から突貫工事で立てました。

タープテントを立てるだけでなく、当日の朝、全員びしょびしょになりつつ最後の準備をしました。するとどうでしょう、開園30分前には雨も上がり、明るくなってきました。来園者の方々も濡れずに済んだようです。後半にはうそのような晴天に変わり日焼けしそうな天気になっていました。
いやはや、ほんとにギリギリでした。

こんな感じに良い天気に!

②ブルーベリー
せっかくのお披露目会、少しでもブルーベリーを食べてもらいたいと思っていましたが、お披露目会の前は梅雨のような天気が続き遅れがちです。こればっかりは何ともなりませんのでただただ祈っていました。

せっかく農園に来たのにブルーベリーが食べれないなんてとても残念です。
何としてもブルーベリーを食べてほしかったんです。来園者に食べてもらえると確信できたのは2日ほど前です。なんとか間に合いました。

何とか間に合いましたー 大粒!

③タルト
今後農園で提供するタルトも時間がかかっています。年の初めころからなじみのパン屋さんと試作に試作を重ねてきました。試作回数は10回ほど。納得がいくものができたのはイベント2週間前くらいです。我々の農園で本格的な食べ物を提供するのは初めてです。いろいろ勝手がわからず右往左往していました。思ったのは誰と一緒に仕事をするかですね。幸いにもありがたいパートナーの皆さんに出会えたことがポイントでした。

こんなイメージです。

④ニンニク
意外と厄介なのでニンニクでした。農園ではひっそりとニンニクを植えています。ちょうどニンニクの収穫期とイベントの準備期間がばっちり重なってしまいました。ニンニクは天気の良い日に収穫する必要があり、イベント前のせっかくの晴れ間におよそ1,000本のニンニクを収穫するハメに。。これが意外とダメージが大きかったです。(素晴らしいニンニクが沢山取れましたが)

軽トラ一杯分取るのに半日。。

結果としてとても良いイベントになったと思います。さがみこベリーガーデンに関わっていただいている方々がつながりあってもらうことは十分にできたかなと思います。いつか今回お呼びできなかった関係者の方々もお呼びして第二弾やってみたいなぁと思っています。(大変だったけど懲りない)

さて、裏方の苦労話はこのくらいにします。実はこういうみんなで苦労して一つのものを作り上げるのってとても面白いんです。大変だったと嘆きつつ今は笑い話です。至らないところがまだまだありますが、みんなでイチから作り上げた農園、裏方の苦労を想像してもらえるともっと楽しめるかもしれません。ぜひ遊びに来てください!

一緒に農園を作り上げたいという方も大募集です!

夏のイベント情報はこちら

(2023.06.10 小出 竜士)


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