見出し画像

"さがんもの"を食べて脱メタボ!

コロナ太りが病気のきっかけに?!

40歳以上の約4割の男性がメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群、いわゆるメタボ)という事実をご存じでしょうか?メタボとは、お腹回りが男性85cm以上、女性90cm以上であり、かつ高血圧、高血糖、血清脂質異常の2つに当てはまる方のことです。(ちなみにお腹回りのみメタボ基準を満たす人のことをメタボ予備軍と呼ぶそうです)”コロナ太り”という言葉を最近よく耳にするので屋外で活動する機会が減っている方は心当たりのある方もいるではないでしょうか。
メタボだからと言っても、体が以前と比べて少し重い程度で、ほかに何の症状もないから「少しくらい太っていたっていいじゃないか」と思っていませんか?
でも、メタボを放っておくと心臓病や糖尿病、ガンになりやすい体になります。また、そのような疾患はウイルスに感染した際に重症化のリスクにもなるとも言われています。メタボは、言わば、病気の予備群なのです!

佐賀県とメタボ

ところで、野菜や果物、魚をはじめとする野菜や魚介類が豊富な佐賀県ですが、メタボリックシンドローム該当者とその予備群の増加率(08年から17年の増加率)は全国ワースト2位なんです。しかも県民の1日の平均野菜摂取量が、男性278グラム、女性247グラムと、厚生労働省が目標とする350グラムから不足している(2016年国民健康・栄養調査)ので、佐賀県では”さが健康維新県民運動”として「1日の野菜摂取量+80g」を啓発する取り組みなどを強化されています。

身近にある”さがんもの”を食べてメタボ対策!

では、メタボにならないためにはどうすればいいでしょうか?体重をコントロールすればいいのですが、簡単な話ではないですよね。そこで私たちが提案するのが、意識して食生活を見直すということです。国の食生活指針(2016)では野菜、果物、牛乳・乳製品、豆類、魚などを毎日の食事に取り入れるよう推奨しています。ある調査では、野菜、果物を多く摂取する人は心臓病や糖尿病になりにくいことがわかっています。また、魚は血液中の脂肪を減らすことも報告されています。レンコン、アスパラガス、みかん、大豆、魚・・・スーパーの中を探せば、数えあげればきりがないほど”さがんもの”があります。脱メタボのために”さがんもの”を食べるから始めましょう。そのために、野菜は一日350グラム以上(どんぶり一杯程度)、魚は週2ないし3回の摂取が望まれます。冬であれば鍋料理で手軽にメタボ対策ができますね!

<お問い合わせ>
さがフード&コスメラボは”さがんもの”の中からメタボに効果のある農林水産物を見出す研究を行っています。この研究に興味・関心をお持ちの事業者様はこちらへお問い合わせください。
電話:0952-37-9182
メール:sagafc@mb.infosaga.or.jp

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?